アニメ「鬼滅の刃」観てますか?
異形の鬼「手鬼」の知られざる悲しい過去をはじめ、今回はかなり本気で泣かせにきてましたよ。
一緒に泣きましょう。
異形の鬼の悲しき過去と炭治郎の慈悲深さ
炭治郎に斬られた異形の鬼(手鬼)も、結局のところもともと人間だったんですよね。
兄を喰い殺し、鱗滝に生け捕りにされ、藤の花の檻に幽閉された。
そして鱗滝の弟子をはじめ50人以上の子供達を喰らい続け、気がつけば異形の鬼となっていた。
…恐ろしいまでの負の連鎖ですよね。
巡り巡って炭治郎が仕留めたわけなんですけど、この時の手鬼の過去描写がたまらなく悲しい。
『にいちゃん…どこだい?…俺の手を握ってくれよ、いつものように…
どうして…どうして俺、兄ちゃんを噛み殺しちゃったんだ…
あれ…にいちゃんって誰だっけ…?』(手鬼)
異形の鬼を異形たらしめる「手」の姿は、兄を喰い殺してしまった罪悪感と、兄に手を握って欲しいという寂しさの顕れだったのでしょうね。
もう人間だった頃の記憶さえないにも関わらず、お兄ちゃんを慕う気持ちが「手鬼」として具現化してしまう…この描写、ほんと悲しすぎる。
そんな手鬼から「悲しい匂い」を嗅ぎ取った炭治郎の行動があまりにも慈悲深すぎた。
鳥肌が立った。
手鬼は最後の最後で炭治郎に手を握られ涙を流し、人間の心を取り戻し、大好きな兄ちゃんに手を握ってもらうことができた…。
炭治郎の神様への祈りは優しく、最後の最後で手鬼の心を救った。
慈兄神・炭治郎の慈悲深さに合掌。
錆兎、真菰、厄除の面の子どもたち
手鬼を倒したあとは、錆兎、真菰をはじめとする厄除の面の子どもたちが全員集合。
『勝ったよ…もう安心していいよ』(炭治郎)
炭治郎のひと言により、長きに渡る彼らの無念は晴れ、魂は狭霧山へと還っていく…そして真菰はきっと大好きな鱗滝のところへ。
家で炭治郎を待つ鱗滝の姿が妙に泣けてしかたなかった。
慈悲深くも斬るべきときは斬る強さ
鬼にも情けをかけてしまう炭治郎の慈悲深さは、「この子はダメだ」と鱗滝に言われてしまうほどだった。
しかし、炭治郎は鬼達に慈悲をかけつつも、斬るべきときは斬る強さを手に入れた。
今の炭治郎は禰豆子のみならず、他の鬼たちさえも人間に戻そうとしているように見える。
炭治郎の強さの根幹はこの慈悲深さにこそあるのかもしれない。
きっと炭治郎はまだまだ強くなる…その期待感がたまらない。
最終選別、生き残りはたったの4人…いや5人?
20人以上いたにもかかわらず、最終選別を生き残ったのは炭治郎を入れてたったの4人。
ひとり死ぬ死ぬ言ってるOPの子。
メッチャ目つき悪いスカーフェイスのOPの子。
蝶と戯れる美少女なOPの子。
そして炭治郎というOPの子。
ひとりだけ鎹鴉(かすがいがらす)じゃなくて雀が来ちゃうのが草だったけど、双子ちゃんにキレるスカーフェイスの態度はよろしくなかった。
そんなスカーフェイスを握力だけでたしなめ、泰然とした態度を貫く炭治郎の実力って、このメンツの中ではどの程度の位置付けにあるんだろう…。
玉鋼を選ぶシーンで「全然わかんねえ」とつぶやくスカーフェイスには少し親近感が湧いた。
炭治郎は「匂い」であっさりと選んでたようだけど、他の子供たちはどのような基準で選んだのでしょうね?
最後に謎の男が「5人か」とつぶやいてたけど、残りの1人はどこにいるんだろうか…気になる。
天狗の目にも涙
ヘロヘロになりながらも、なんとか鱗滝の元へと帰ってきた炭治郎を迎えたのは、目を覚ました禰豆子だった。
禰豆子は何も言わずに駆け寄り兄を抱きしめ、炭治郎は安堵の涙を流す。
そんな二人を今度は鱗滝が優しく抱きしめる。
『よく…生きて戻った』(鱗滝)
鱗滝の優しさ止まらない。
面の横から流れる鱗滝の涙のがどちゃくそたまらんかった。
なんだ今回の話は…何度も泣かせにきやがる。(泣)
炭治郎、お前ならきっと大丈夫だ(鱗滝)
炭治郎から異形の鬼を討ったことを聞き、鱗滝も感慨でしばし沈黙。
『本当によく帰ってきた』(鱗滝)
と改めて炭治郎に言う姿がもうお父さんにしか見えない。
鱗滝は炭治郎に今後は「血鬼術」を使う異能の鬼達との戦いは、これまで以上に困難を極めると警告しつつも、
『しかし、炭治郎。お前ならきっと大丈夫だ』(鱗滝)
と意外なことに太鼓判を押す。
はじめて出会ったときの印象は「この子はダメだ」。
最終選別にも行かせるつもりはなかった。
けれども今は炭治郎に全幅の信頼を置いている。
二人の関係性もずいぶんと変わったものですね。
親子のようなその絆、ずっと続いて欲しいものです。
寝る子は育つ?エコの子・禰豆子
なぜ禰豆子は長い間眠っていたのか?
鱗滝の推測によると、禰豆子は人の血肉を喰らうかわりに、寝ることで体力を回復しているのかもしれない、とのこと。
もしもその推測が当たっているのであれば、禰豆子は寝てるだけでパワーアップするのかもしれませんね。
まさに寝る子は育つ。
鬼の禰豆子、意外にもエコロジーな存在だったのね。
落ち着きのないアラフォー・鋼鐵塚
日輪刀を携えてやってきたのは、人の話を聞かないひょっとこ面の風鈴男・鋼鐵塚蛍(はがねづか ほたる)。
浪川大輔の声とひょっとこ面のギャップがすげえ。
鋼鐵塚は「赫灼の子」炭治郎に、赤色に変わった日輪刀を期待していたものの、炭治郎が日輪刀を手に取ったところ、残念ながら変わった色は黒だった。(武装色?)
キレた鋼鐵塚は炭治郎に襲いかかる。
『俺は鮮やかな赤い刀身が見れると思ったのにぃ!くそぉぉぉ!』(鋼鐵塚)
子供相手にマジ絞め技。
『アイタタタタ!危ない!落ち着いてください!何歳ですか!?』(炭治郎)
『37だ!!』(鋼鐵塚)
落ち着きのない37歳アラフォー仮面・鋼鐵塚、かなりぶっ飛んだキャラの持ち主みたいですね。
炭治郎のまわりの大人って妙に仮面率が高いな…。
というよりこれは鱗滝の影響なのかもしれない。(類友?)
アラフォーvsティーンの不毛な争いの中、鎹鴉が初めての任務を伝えに来たところで今回は幕を下ろします。
まとめ
アニメ「鬼滅の刃」第5話「己の鋼」を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
手鬼の悲しき過去に泣き、炭治郎の慈悲深さに泣き、禰豆子との抱擁に泣き、鱗滝の優しい涙に泣いた。
ひょっとこ面の落ち着きのないアラフォー・鋼鐵塚である意味バランスを取ってた感もあるけど、今回も相変わらずのクオリティと面白さでした。
今の所、アニメ「鬼滅の刃」は毎回申し分のないクオリティを連発してますね。
次回の炭治郎の初任務も楽しみです。
以上、アニメ「鬼滅の刃」第5話の感想でした!
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- 第1話『残酷』
- 第2話『育手 鱗滝左近次』
- 第3話『錆兎と真菰』
- 第4話『最終選別』
- 第5話『己の鋼』
- 第6話『鬼を連れた剣士』
- 第7話『鬼舞辻無惨』
- 第8話『幻惑の血の香り』
- 第9話『手毬鬼と矢印鬼』
- 第10話『ずっと一緒にいる』
- 第11話『鼓の屋敷』
- 第12話『猪は牙を剥き 善逸は眠る』
- 第13話『命より大事なもの』
- 第14話『藤の花の家紋の家』
- 第15話『那田蜘蛛山』
- 第16話『自分ではない誰かを前へ』
- 第17話『ひとつのことを極め抜け』
- 第18話『偽物の絆』
- 第19話『ヒノカミ』
- 第20話『寄せ集めの家族』
- 第21話『隊律違反』
- 第22話『お館様』
- 第23話『柱合会議』
- 第24話『機能回復訓練』
- 第25話『継子・栗花落カナヲ』
- 第26話『新たなる任務』
- 劇場版 無限列車編
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