アニメ「鬼滅の刃」観てますか?
今回注目の剣士は、嘴平伊之助。
絆を知り、獣から鬼殺の剣士へと成長する姿がたまらなく好物でした。
ホームラン
那田蜘蛛山に住まう鬼の一家との戦いも、炭治郎が「母」を、善逸が「兄」を倒したことにより、残すところは「父」「姉」「末っ子」となった。
炭治郎の【干天の慈雨】と、善逸の【霹靂一閃・六連】は本当に素晴らしかったなぁ……ホワホワ。
善逸はひとり力を使い果たし、呼吸もままならない状態。
いっぽう、炭治郎と伊之助は引き続き「父」と戦うんですけど、この「父」がとにかく頑丈で強い。
炭治郎の【弐ノ型 水車】や、伊之助の刃も通らず、炭治郎最強の技【拾ノ型】も出鼻をくじかれた結果、ホームラン。
それも大ホームラン。
びっくりするくらい飛んでた…炭治郎が。
それでも兄は猪を心配する
「父」にかっ飛ばされながらも、伊之助のことを案じ続ける炭治郎の言葉にぐっと来た。
炭治郎
伊之助ぇぇ!
俺が戻るまで死ぬなぁ!
そいつは十二鬼月だ!
死ぬなぁ!!
死ぬなぁ!!!
絶対に死ぬなぁ!!!!
ほんと、炭治郎って骨の髄まで長男だと思った。
伊之助は名前間違ってたけど…「れんたろう」って誰だ。
早見さん。善逸はだいじょばないです。
月明かりに照らされる中、「兄」と壮絶な戦いを繰り広げた善逸は、今や手足は動かず、呼吸もままならず、今にも死にそうな状態。
『禰豆子ちゃん…ごめん』(善逸)
このセリフ、思わずウルっと来た…善逸も炭治郎に負けないくらい優しい心根持ってますよね。
そして意識を失いかける中、善逸の頭の中に響く、じいちゃんの声…。
『あきらめるな…あきらめるな…あきらめるな!』(じいちゃん)
鳥肌モノでした。
じいちゃん好きだ。
ここからさらに畳み掛ける演出も素晴らしい。
美しい歌声が流れる中、美しい月を背後にひらひらと舞い降りる美しい蝶…胡蝶しのぶが間に合った!
『もしもーし、大丈夫ですか?』(しのぶ)
だいじょばないです。(代弁)
しのぶの性格はひとまず置いといて、とりあえず早見沙織の声聞いたらなんだかひどくホッとした…私が。
鬼たちの家族ゲーム。彼らをつなぐのは絆じゃなく傷な
大ホームランではるばるかっ飛ばされた炭治郎、【弐ノ型 水車】でなんとか不時着に成功…水車、便利すぎる。
ホームラン出張の炭治郎は、そこで「姉」にDVする「末っ子」の家族ゲームを目撃するんですね。
『何見てるの? 見世物じゃないんだけど』(末っ子)
炭治郎も見たくて見てるわけじゃないよばかっ。
それにしてもこの「末っ子」、「母」に続き「姉」まで虐待しておきながら、「仲間」よりも強い絆で結ばれた「家族」だと言い切るメンタルはどこから来るんだろう。
「姉」の顔、傷だらけになってるし…これが「傷な」なの?
確かに他所様の家のことに口出しするのは、個人的にもあまり良くないと思うけど、彼らの「傷な」からは、恐怖と憎しみと嫌悪の匂いしかしない…と炭治郎はおっしゃっている。
『こんなものを絆とは言わない…! まがいもの…偽物だ!』(炭治郎)
核心をついた炭治郎の言葉は、姉の心に響き、末っ子の痛いところに刺さった…つまり激おこ。
空気を読まずに登場した鬼殺の剣士が一瞬でバラバラにされても、炭治郎はくじけず、大切なことは二度言うんです。
『お前の絆は偽物だ!』(炭治郎)
これはハードな戦いになりそうだ…猪の応援に行けるのかな。
獣から剣士へ! 伊之助は絆で強くなる
今回、私が一番見応えを感じたのは、伊之助と「父」の一対一の戦いです。
炭治郎が戦線離脱したあとの伊之助は血を流しすぎたこともあり、珍しく弱気な一面を見せるんですけど、知らず知らずのうちに『俺が戻るまで死ぬなぁ!』という炭治郎の言葉にすがっている自分に気がつくんですね。
伊之助もずいぶんお兄ちゃんに懐いたなぁ、とか思ったのもつかの間、負けず嫌いなもんだから、そんな弱味噌思考は速攻で否定してました。
平常運転に戻った伊之助は、深く考えることをやめ、勢いのまま「父」の腕をなんとか切断することに成功し、攻守交代、今度は追撃モードへと移行。
【漆ノ型 空間識覚】で木の上の「父」を発見し、追い詰めたと思ったら、「父」まさかの脱皮でめちゃくちゃパワーアップしちゃう。
これにはさすがの伊之助も戦意喪失。
『だ、だめだ…勝てねぇ』(伊之助)
なまじ野生の勘が強いだけに、絶対的な力の差を本能的に感じ取ってしまうんでしょうね。
『俺は死ぬ…殺される』(伊之助)
世界がモノクロになるほど絶望的な状況の中、伊之助の頭に響く彼らの言葉が…。
『死ぬな! 俺が戻るまで死ぬな!』(炭治郎)
『どのような時でも、誇り高く生きてくださいませ。ご武運を』(家紋の家の老婆)
伊之助の胸を熱くする!
伊之助
負けねえ…絶対に負けねえ…!
俺は鬼殺隊の嘴平伊之助だ!
かかってきやがれゴミクソがぁ!
一度は否定したけれど、本当の絆を知った伊之助は、獣から鬼殺の剣士へと成長した。
おお…なんて胸熱な展開なんだ。
がんばれ、伊之助!
蘇る母の記憶…だけど伊之助にはわからない
絶望から立ち直った伊之助は反撃に転じるものの、「父」との力の差はいかんともしがたく、刀も折れてしまった。
でも気持ちは折れない。
頭を潰されそうになりながらも、折れた刃を「父」に突き立て、決してあきらめない。
けれど、悔しいかな、それでも「父」には届かないんですね。
ほんとうに悔しい。
そんな中、まるで走馬灯のように駆け巡る記憶がなんとも切ない。
『ごめんね…ごめんね…伊之助』(母)
涙ながらに謝る母…
心配そうに見つめる炭治郎と善逸…
浴衣をすすめる家紋の家の老婆…
夕焼けの中、指先に止まるとんぼの姿…
『お前だけは生き延びて…伊之助…!』(母)
…悲しいかな、幼くして母と生き別れた伊之助には、相手が誰なのかわからないんですよね…。
ああ、教えてあげたいよぅ。
義勇が来た!
伊之助がいよいよマジで危ない…!
というところで、義勇が来た!
伊之助を掴む「父」の腕を鬼・即・斬。
静かに佇む背中がとてつもなくカッコいい。
「父」が切断された腕を即座に再生させ、背後から襲いかかろうとしたところ…義勇、貫禄の呼吸を見せつけた。
『水の呼吸【肆ノ型 打ち潮】』(義勇)
一撃。
たった一撃で「父」四散。
しかも炭治郎と同じ「水の呼吸」で。
伊之助ですら、あまりの強さにただただ驚くばかり。
『こ、こんなすげえ奴、はじめて、見た…!』
思えば、義勇が戦う姿を見たのは1話以来…改めて義勇の強さを実感しましたね。
炭治郎が危ない!
蜘蛛山の刺激臭も薄れ、炭治郎の嗅覚も機能しだすんですけど、いかんせん相手の「末っ子」も強かった。
炭治郎は【壱ノ型 水面斬り】を放つも、「末っ子」の糸は炭治郎の日輪刀をいともたやすく切断してしまう。
ああっ炭治郎が危ない!
というところで次週へ続く…いや、ほんと危ないんですけど。
どうなるんだろ。
炭治郎が心配です。
まとめ
アニメ「鬼滅の刃」第18話「偽物の絆」を視聴した感想について書きました。
鬼たちの家族ゲームで見せた「偽りの絆」と、伊之助の中に芽生えた「本物の絆」の対比や、伊之助が獣から鬼殺の剣士へと成長する姿がとても印象的でした。
また、善逸が気を失いかけた時の「じいちゃんの声」、伊之助が絶望した時「炭治郎の励まし」「母の記憶」「家紋の家の老婆」といった描写は、心揺さぶられるものがありましたね。
新たに増援に来た二人の柱、冨岡義勇、胡蝶しのぶの二人もなんとか間に合い、これで一安心かと思いきや、最後の最後で炭治郎が危ないっ! という場面での鬼の引き。
思わず「ヤバイッ!」って口に出してた。
次週がとても気になります。
以上、アニメ「鬼滅の刃」第18話の感想でした!
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- 第1話『残酷』
- 第2話『育手 鱗滝左近次』
- 第3話『錆兎と真菰』
- 第4話『最終選別』
- 第5話『己の鋼』
- 第6話『鬼を連れた剣士』
- 第7話『鬼舞辻無惨』
- 第8話『幻惑の血の香り』
- 第9話『手毬鬼と矢印鬼』
- 第10話『ずっと一緒にいる』
- 第11話『鼓の屋敷』
- 第12話『猪は牙を剥き 善逸は眠る』
- 第13話『命より大事なもの』
- 第14話『藤の花の家紋の家』
- 第15話『那田蜘蛛山』
- 第16話『自分ではない誰かを前へ』
- 第17話『ひとつのことを極め抜け』
- 第18話『偽物の絆』
- 第19話『ヒノカミ』
- 第20話『寄せ集めの家族』
- 第21話『隊律違反』
- 第22話『お館様』
- 第23話『柱合会議』
- 第24話『機能回復訓練』
- 第25話『継子・栗花落カナヲ』
- 第26話『新たなる任務』
- 劇場版 無限列車編
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