アニメ「鬼滅の刃 遊郭編」観てますか?
今回は堕姫よりも強力な新たな鬼が登場……上弦の鬼と柱の超常バトルに注目です。
覚醒の代償
禰豆子が別の意味でピンチに陥っていましたね。
覚醒し大人化した禰豆子の力は、上弦の陸である堕姫の力を圧倒……上弦を超える回復力と膂力は堕姫を地面に縫い付け、鬼を燃やす禰豆子の血は堕姫の回復力を凌駕する。
覚醒禰豆子は上弦に匹敵、あるいは超える程のポテンシャルを持っている。
もちろん、そんな力代償なしには使えない。
覚醒禰豆子はより鬼化が進み、竈門禰豆子としての自我が薄れ、鬼としての本能がより強烈に呼び起こされる。
炭治郎を助けるために覚醒した力は、皮肉にも自身を討つべき鬼へと近づけてしまったんですね。
実際、堕姫を攻撃しているときの禰豆子の表情は、怒りよりも痛めつけることへの快楽のほうが勝っているようでしたしね。
一方、やられている堕姫のほうはというと、高圧的な態度は変わらないものの、徐々に人間だったころの面影が端々に見えるようになってきて、個人的にはちょっと可愛いとすら思ってしまった。
禰豆子は無限列車編においては煉獄さんに認められるほどの目覚ましい働きをしていたわけですが……今回の覚醒姿にはさすがにちょっと眉をひそめられるかもしれない。
ジャスト・タイミング・天元様
天元がようやく追いつきましたね。
それもこれ以上ないくらいのジャストすぎるタイミングで。
絶対狙ってたやろコレ……やっぱ嫁が三人もいると間に合い方も一味違う。
炭治郎があれだけ苦戦していた堕姫も、音柱・宇髄天元にかかれば、斬られたことにすら気づかない。
天元が上弦の鬼との戦闘経験があるのかどうかはわからないけれど、天元いわく、堕姫は上弦の鬼じゃないと言い切ってた。
柱には堕姫ですら弱者扱いされるのか。
今までの炭治郎の苦労がなんだか虚しくなってくる……禰豆子も覚醒してまで守ろうと頑張っていたというのに。
しかも禰豆子は鬼としての制御が効かず、炭治郎は抑え込むだけでいっぱいいっぱいの状態だし。
覚醒の代償は本当に大きい。
そんな竈門兄妹に対する、天元の言葉は少々厳しいながらも、どこか優しさがありましたね。
煉獄とはタイプは違えど、やっぱり天元も柱なんだなぁ、とつくづく感じさせる一幕だったように思います。
不滅の絆
竈門家の家族って死んでも尚その存在感はとても大きい。
兄妹のピンチの際にはいつも力になってくれる。
那田蜘蛛山での累との戦いにおいては、炭治郎ピンチのときに亡き母が禰豆子に呼びかけて、感動的なシーンを生んだ。
そして今回は覚醒した禰豆子を心配した弟が、炭治郎に救いの声をかけていた。
覚醒禰豆子を鎮めるために唄った炭治郎の子守歌は、荒ぶる禰豆子に亡き母の思い出を呼び起こさせ、無事にいつもの禰豆子に戻り、すやすやと眠りにつかせた。
幼き日の禰豆子に向けた母の笑顔がたまらない。
竈門家の絆は今なお不滅。
この不滅の絆こそ炭治郎と禰豆子の原動力なんだとつくづく思い知らされた。
堕姫の兄・妓夫太郎登場!
堕姫の兄・妓夫太郎が登場していましたね。
天元によっていつの間にか首を斬られた堕姫は、あとは消滅するのみのはずなのに……癇癪を起こすばかりで一向に消滅する気配はなかった。
幼児退行した堕姫は首を抱えて正座した状態で一生懸命自己主張……天元の「上弦の鬼じゃない」「弱すぎる」発言に心底ぷんすこしてるだけ。
でも死なない。
これは変だ。
天元はようやくこの違和感に気づくももう遅い。
堕姫の背中からにょきにょき出てきた新たな鬼。
堕姫の兄の妓夫太郎。
骨ばったいびつな体に、無数に浮かぶ斑模様……そして完璧超人な天元に激しく嫉妬する様は尋常じゃない異常さの臭いがぷんぷんした。
堕姫は兄・妓夫太郎に甘え、妓夫太郎は妹・堕姫を甘やかす。
同じ兄妹でも炭治郎&禰豆子とでは随分と様子が異なるもんだ。
兄・妓夫太郎は妹・堕姫よりも圧倒的に強い。
堕姫が再生できなかった皮膚も一瞬で再生。
堕姫には余裕綽々だった天元も、妓夫太郎の血鬼術の血の刃の前には完全に余裕をなくし、一般人を逃がすのに精一杯の様子だった。
堕姫の帯攻撃も美しかったけれど、妓夫太郎の血の刃のエフェクトもとても素晴らしい。
この血鬼術、敵ながらとても絵になるんですよね。
遅ればせながら到着した伊之助と善逸も加わり、遊郭編もいよいよ最大の見せ場に突入した感じですね。
次回もとても楽しみです!
以上、アニメ「鬼滅の刃 遊郭編」第7話「変貌」を視聴した感想でした!
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- 第1話『残酷』
- 第2話『育手 鱗滝左近次』
- 第3話『錆兎と真菰』
- 第4話『最終選別』
- 第5話『己の鋼』
- 第6話『鬼を連れた剣士』
- 第7話『鬼舞辻無惨』
- 第8話『幻惑の血の香り』
- 第9話『手毬鬼と矢印鬼』
- 第10話『ずっと一緒にいる』
- 第11話『鼓の屋敷』
- 第12話『猪は牙を剥き 善逸は眠る』
- 第13話『命より大事なもの』
- 第14話『藤の花の家紋の家』
- 第15話『那田蜘蛛山』
- 第16話『自分ではない誰かを前へ』
- 第17話『ひとつのことを極め抜け』
- 第18話『偽物の絆』
- 第19話『ヒノカミ』
- 第20話『寄せ集めの家族』
- 第21話『隊律違反』
- 第22話『お館様』
- 第23話『柱合会議』
- 第24話『機能回復訓練』
- 第25話『継子・栗花落カナヲ』
- 第26話『新たなる任務』
- 劇場版 無限列車編
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