アニメ「炎炎ノ消防隊 弐ノ章」観てますか?
今回は中華半島決着回。
1秒の加護を受けたシンラの超光速バトルは必見ですよ。
スーパー1秒
黒の女から得た「1秒の加護」……シンラにとっては十分すぎるほどの時間だったようですね。
長年に渡り御神体の中で過ごした黒の女にとって、1秒とはまるで無意味に映ったものの……体を光の粒子に変え、あまつさえ時間を遡るシンラにとっては、もはや時間の概念はあまり関係ないのかも。
実際、加護を得てからシンラが動いている間、周囲の仲間はまるで時間が止まっているかのようでしたしね。
シンラのこの粒子化現象は、時を止める力を持つ弟のショウですら対処しきれない代物だったし。
それにしても興味深かったのが、鬼のテンペも時を遡り、過去の姿や過去の記憶などが明らかになったところでしょうか。
「空間の裂け目」から外の世界に出られないことや、伝導者が外の世界から入ってきたこと、そして例の蟲によって鬼になったことなどが描かれており、興味深いものばかりでした。
また、加護を得たシンラの光速キックは、そんなテンペを鎮魂するだけの威力を持っていた……ただ、今の時点では加護がなければ、この力を発揮できないのが少し残念なところですね。
とはいえ、この1秒の加護からの光速バトルは決して無意味じゃなかったし、視聴者的にもとても満足度の高いものがあったんじゃないでしょうか。
やっぱりシンラの最大の売りは攻撃のスピードに尽きると思った。
滅びと楽園
黒の女の過去についても語られていたわけですが……伝導者の目的ってやっぱり世界を火の海に包んで滅ぼすことだったんですね。
黒の女もやはり例の蟲によって覚醒させられたクチで、ほぼ伝導者の気まぐれにより外の世界から連れられてきたとのこと。
ただ、黒の女は困った動物達を見過ごせず、自ら御神体の中に身を投じることで、今の楽園を作り出したんですね。
この人、黒のローブに身を包んでて、表情もよくわからないことから、ちょっと怖い印象を受けるんですけど……実際には伝導者とは真逆の心根の持ち主だったんですね。
スコップ達が慕う理由がとても良くわかったわ…。
ただ、彼女の中では世界が滅ぶことは確定事項となってるようで……楽園はそれまでの間の慰み的な位置づけとして考えてるようでしたが。
たとえそうであったとしても、スコップ達にとってこの森は間違いなく楽園なわけで。
今回のシンラ達の来訪は、まさにタイミングが良すぎたとも言えますよね。
さよならスコップ
スコップ達との別れがなかなか切なかったですね。
スコップ達がなぜ人の言葉をしゃべるのかについては、結局描かれることはなかったものの……スコップとシンラ達との間に芽生えた友情は間違いなく本物だった。
今回はシンラ達におんぶにだっこ状態だったこともあり、スコップは己の無力さをひたすら悔いているようだったけど……この時シンラがかけた言葉はスコップに新たな目標を持たせることに成功してた。
確かに今回のスコップは助けられてばかりだったけど……思い切ってシンラ達に助けを求めたその行動は、とても勇気あるものだったし、強さの大小なんて全然関係ないと思う。
スコップとシンラ達が再会する機会が訪れるかどうかはわからないけど……スコップがそれまで己の鍛錬を欠かさないことだけは間違いないでしょうね。
一柱目=アマテラス
今回の黒の女との出会いにより、シンラは一柱目がアマテラスであると推測する。
黒の女の場合は、自らの意思で御神体の中に身を投じてたけど……一柱目の場合、無理やり中に入れられた可能性が高いと思われる。
アマテラスの建造には、聖陽教会と灰島重工が大きく関わっているわけですが……今回の黒の女の話や、調査結果をベースに考えると、東京皇国に伝わっている聖典の内容は辻褄が合わなくなってくる。
このあたりの解釈については、リヒトの頭脳が頼りになってきそう……どういう結論が導き出されるのか、とても興味深いですね。
まとめ
アニメ「炎炎ノ消防隊 弐ノ章」第10話「黒の女」を視聴した感想について書きました。
一応、今回の話で中華半島編決着ということで、御神体まわりの楽園は無事平和を取り戻したわけですが……一方で、今回の一件で得た情報は、東京皇国の根幹を覆す可能性もあることから、調査としては大成功だったと思います。
また、加護を受けたとはいえ、シンラが単独で鬼を鎮魂できたのも成果として誇っていいと思うし、スコップ達との友情も今後ひょっとしたら役に立つこともあるかもしれない。
黒の女については、その後コミュニケーションが取れなくなったことから、もうあとは滅びの日がくるまで粛々と静かに眠り続けるのかもしれない。
次回もとても楽しみです。
以上、アニメ「炎炎ノ消防隊 弐ノ章」第10話の感想でした!
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