アニメ「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」観てますか?
前回の第9話では古代に「悪魔の選択」をさせないために取った森雪の大胆な行動に驚きましたね。
古代と森雪もやっとお互いの本心を知り、ほんとうの意味で仲直りしたので、これでようやくヤマトのクルーが全員揃ったということになるのでしょうか。
知らなかったのは古代だけっぽかったですけど。
というわけで、今回はアニメ「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」第10話「幻惑・危機を呼ぶ宇宙ホタル」を視聴した感想について書きますね~。
ザバイバル登場!ゴーランドとノルの間には「親子の愛」が?
ガトランティス版・斉藤ともいえるザバイバルがついに登場しましたね。
戦友のゴーランドが後継者として育てている幼生体・ノルに剣の稽古をつけているようですが、そもそも剣で戦うことってあるんだろうか・・・。
訓練のはじめこそザバイバルに押され気味のノルでしたが、一時はザバイバルを追い詰めるあたりはさすがはゴーランドの幼生体といったところでしょうか。
ザバイバル、ゴーランドが登場するこの一連のシーンだけ見ていると、あまりガトランティスっぽくない感じがしますね。
一瞬「え、ガミラス人に設定変更したの?」と思ったくらいでした。
ズォーダーのそばでゴーランドたちの様子を見ていた側近のガイレーンは「親子の愛」のようだと揶揄しており、あまりいいようには捉えていないようですね。
ズォーダーがいうところの「愛」と、ゴーランドとノルの間に感じられる「親子の愛」はまた別物ということでしょうか。
といってもことあるごとに「愛」という言葉を口にするのはズォーダーぐらいのものなんですけどね。
桂木透子はガトランティスの純粋体のコピー
惑星シュトラバーゼでのズォーダーとの邂逅、悪魔の選択、そして森雪の救出。
それだけでなく、これまでの航海で数々の苦難に立ち向かってきた古代は強がってはいるものの、確実に消耗している様子が見て取れます。
佐渡先生もビタミン剤を処方しようとしますが、古代はやんわりと拒否、森雪は当然のごとく心配するわけですが、なにげに佐渡先生の助手に落ち着いた桂木透子が興味津々といった感じで少し面白い。
白衣がよく似合ってるよ、透子。
ヤマトに潜入した純粋体のコピーとは、桂木透子のことを指しているのでしょうが、今の所その明確な目的ははっきりとしません。
ただ普通にヤマトに馴染んでいるだけのようにも見えますね。
ガミラスの少女とも仲良くしていたし、案外、桂木透子ってイイやつなのかな?
ところでシュトラバーゼの避難民を乗せた戦艦3隻は結局どうなったんだろう。
キーマンがテレザートへと急ぐ理由は何だ
惑星テレザートの進路上に立ちふさがる白色彗星を前にして、このまま進むか、一度引き返して体勢を整えるか、またあらたな決断が必要となるわけですが、ただ一人キーマンだけが強硬に反対します。
キーマンがテレザート星へ早く行きたがる目的について今の所はっきりとしていません。
また、ヤマトの波動エンジンに「反波動格子」なるものを仕掛けた理由についても不明。
最近のキーマンは桂木透子に負けないくらいの不審者にしか見えない・・・。
キーマンとバレル大使、彼らの思惑が一致しているのかどうかも気になるところです。
惑星テレザートには一体何があるんだろう?
美しい宇宙ホタルに癒やされ虜となるヤマトクルー達
「装甲の薄さと出力不足は技量で補うんだ」という斉藤の少しブラック臭ただよう発言の中、ヤマトの船内に舞い込んできたのは赤い光を放つ美しい宇宙ホタル。
サンプルとしてカプセル内に捕獲し解析を進めますが、宇宙ホタルが放つ赤い光に徐々に幻惑され虜になっていくヤマトのクルー達。
宇宙ホタルブームの到来です。
この宇宙ホタルが見せる幻惑はどうやら人によって大きく異なるようですね。
たいていのクルーたちは「わーい」といった感じでその赤い光に癒やされている人が多いようだったので、おそらく今一番求めているモノが投影されるのかな?
中には新見さんに頼まれて、といっていたクルーもいましたしね。
彼はきっと普段から新見さんの虜なのでしょう。
またブラコンの山本玲は窓に写った亡き兄の幻影をただじっと見つめていましたが、そこに実際に写っていたのは実はキーマンだったという、少しユニークなシーンもあり、概ね私には好評です。
それにしてもキーマンには宇宙ホタルの幻惑は通じていないようでしたね。
やっぱりガミラス人と地球人とじゃ体の構造が違うということなのでしょうか。
ひそかに山本とくっついたらいいのに、と期待している私には少し障害?になるかもしれません。
古代vs斉藤?危険!宇宙ホタルの副作用
美しい光でヤマトの諸君たちを虜にする宇宙ホタルは、やっぱり危ない代物でした。
癒やしをもたらすだけでなく、心の奥底にある不満や怒りなども増幅する効果もあると見られ、それが特に顕著に働いてしまったのが斉藤と古代の二人です。
斉藤は第十一番惑星や惑星シュトラバーゼにおいて、結局のところ重大な決断をしてこなかった古代に対し不満をぶちまけ、沖田の船を侮辱するだけでなく、その大きな拳で沖田の像が写った壁面を破損させます。
沖田艦長を侮辱され、船を傷つけられた古代は怒り、二人は一触即発状態となります。
ドキドキワクワクの展開です。
二人とも目が赤いからしっかりと宇宙ホタルの影響を受けていることは明白。
このままバトル突入か?
そんな不届きな展開を期待したのは私だけでしょうか。
まわりに集まったヤマトのクルーたちも「息抜きが必要だ」とはやしたてるあたり、みんな宇宙ホタルにいいように惑わされちゃっていて、どうしようもありませんね。
ただ、すでにお酒の虜となっている佐渡先生には宇宙ホタルの影響はあまりないようでしたけど。
純粋体のコピーである桂木透子も影響はなし。
宇宙ホタルの幻惑の対象となる基準についてはちょっとよくわかりませんが、とにかく危険であることは間違いありませんね。
人間だけじゃない!波動エンジンにも影響が
キーマンの助言によって宇宙ホタルの幻惑を無効化することに成功し、残念ながら?正気に戻ってしまった古代と斉藤、その他ヤマトのクルー達。
幻惑の影響は無効化できたものの、宇宙ホタルは幻惑だけでなく、実は波動エンジンなどの機械にも影響を及ぼすことが判明します。
どうやら彼ら宇宙ホタルはヤマトのシステムを喰らおうとしている模様。
真田は一か八かの方法で宇宙ホタルを焼き殺そうと試みますが、失敗すればヤマトは大爆発の危機に。
ちょっと真田らしくない冷静さを欠いた判断ですよね。
システムを食らう宇宙ホタルの影響で波動エンジンの出力も大幅に低下してしまうという状況、何か打開策はないのでしょうか?
佐渡先生お手製!殺虫剤で宇宙ホタルは皆殺しだ!
真田が一か八かの賭けに出ようとする中、物々しい装備に身を固めて登場したアナライザー。
息を止めるよう指示すると、大量の気体を一斉に放出、その場にいた宇宙ホタルを壊滅させます。
その後、すごいデザインのガスマスクをつけて登場した佐渡先生によると、アナライザーが放出した気体はどうやらお手製の殺虫剤だったようです。
何はともあれ、佐渡先生、お手柄でしたね。
キーマンと桂木透子、何かつながりがあるの?(とりあえず手はつないだね)
宇宙ホタル問題が解決し、真田たちの元から立ち去るキーマンに「仕掛けは無事だった?」と桂木透子が話しかけます。
「仕掛け」とはもちろん「反波動格子」のことですね。
この二人のツーショットは今回が初めてのはず。
桂木透子はキーマンのことを知っているような口ぶりですが、一方のキーマンからは桂木透子についてどこまで把握しているのかはよくわかりません。
「このぬくもり」とキーマンの手に指を絡める透子さん、ちょっとエロくないか?
キーマンの「反波動格子」のことについては「黙っててあげる」という透子さん、この二人には何か特別なつながりがあるんでしょうか?
テレサからのコスモウェーブふたたび!
古代たち元ヤマトのクルーがテレサからのテレパシーを受けたのはたった一度だけ。
そのたった一度のテレパシーで心を揺さぶられ、テレザートへの航海を決意したわけですが、それ以降は何の音沙汰もないという投げっぱなしジャーマン状態。
しかし今回、ふたたびテレザートからのコスモウェーブが古代たちのもとへと照射されます。
ガトランティス側ではコスモウェーブを計測できる技術を持っているようですが、古代たちにできるのは目視での確認のみ。
コスモウェーブの直撃を受けたヤマトのクルーたちはふたたび親しい人を通じてのメッセージを受け取ります。
真田はかつての親友・古代守から。
古代はもちろん沖田艦長から。
ヤマトのクルーたちもみんな親しい人を通じてテレサのメッセージを受け取ります。
それにしても斉藤が見た「親しい人」とはいったい誰だったんでしょうね?
また触れられてはいませんでしたが、今回のコスモウェーブで森雪はだれか「親しい人」からメッセージを受け取ったんでしょうか?
新しくヤマトに乗り込んだクルーたちは受け取っていたみたいでしたが。
いずれにせよ、今回は頭の中だけでなく、視覚としても情報を送ってきており、ヤマトのクルー全員がテレサの姿を確認できたことはとても大きな意義があったと思いますね。
古代は沖田艦長からの「お前の心に従え」というメッセージに従い、引き返さずにテレザートへと進むことを決意します。
土方
さすがお前の子供たちだ
土方さんの言葉がとても印象深かったですね。
土方さんはきっと沖田さんの幻影を見たんじゃないかな。
そうあって欲しい。
デスラー出てきた!
きれいに終わったな~と思っていたら、エンドロール後にデスラー登場!
キャラ的にキーマンとだだかぶり感が半端じゃない感じがします。
今後デスラーがどのような行動を取っていくのか?
とても気になるところですが、個人的には旧作にとらわれないオリジナルの展開を期待したいですね。
まとめ
アニメ「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」第10話「幻惑・危機を呼ぶ宇宙ホタル」を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
今回は宇宙ホタルというリメイクならではの独自展開で、多くのヤマトのクルーたちにもスポットがあたるちょっとしたお祭りのような雰囲気がありましたね。
宇宙ホタルに癒やされるヤマトのクルーたち。
彼らには労働環境の改善が必要かもしれない。
またテレザートからのコスモウェーブふたたび、ということで真田と古代守、そして古代と沖田艦長の対話シーンにはグッとくるものもありました。
土方さんがヤマトに乗っている、というだけで亡き沖田艦長がそこにいるような頼もしさも感じられ、今のヤマトはなかなかに充実しているようにも思われます。
といってもキーマンと桂木透子が何をしでかすのかわかったものじゃありませんが。
多少の不安要素はあるものの、ヤマトの航海は概ね順調。
次回は生きていたデスラーが本格的に活動開始するようなので、またもや目が離せませんね。
以上、アニメ「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」第10話の感想でした!
- 第1話『西暦2202年・甦れ宇宙戦艦ヤマト』
- 第2話『緊迫・月面大使館に潜行せよ』
- 第3話『衝撃・コスモリバースの遺産』
- 第4話『未知への発進!』
- 第5話『激突!ヤマト対アンドロメダ』
- 第6話『死闘・第十一番惑星』
- 第7話『光芒一閃!波動砲の輝き』
- 第8話『惑星シュトラバーゼの罠!』
- 第9話『ズォーダー、悪魔の選択』
- 第10話『幻惑・危機を呼ぶ宇宙ホタル』
- 第11話『デスラーの挑戦!』
- 第12話『驚異の白色彗星帝国・ヤマト強行突破!』
- 第13話『テレザート上陸作戦・敵ミサイル艦隊を叩け!』
- 第14話『ザバイバル猛攻・テレサを発見せよ』
- 第15話『テレサよ、デスラーのために泣け!』
- 第16話『さらばテレサよ!二人のデスラーに花束を』
- 第17話『土星沖海戦・波動砲艦隊集結せよ!』
- 第18話『ヤマト絶体絶命・悪魔の選択再び』
- 第19話『ヤマトを継ぐもの、その名は銀河』
- 第20話『ガトランティス、呪われし子ら』
- 第21話『悪夢からの脱出!!』
- 第22話『宿命の対決!』
- 第23話『愛の戦士たち』
- 第24話『ヤマト、彗星帝国を攻略せよ!』
- 第25話『さらば宇宙戦艦ヤマト』
- 第26話『地球よ、ヤマトは…』
コメント
こんにちは。キーマンと桂木怪しすぎるの誰も気づかないんですかね(笑
宇宙ホタルは前作ではたしか金属を食べる?的な害虫だったような?
ザバイバルとゴーランド、ノルたちはホントにガトランティスっぽくなくて
一気に人間味がありますね。こういう熱い存在はストーリー上面白いですね。
ではでは。
どうもこんにちは。
ヤマトのクルー達はガミラス人に多少の抵抗感は持ってはいても、基本的にはあんまり人を疑うことがない良い人たちばかりなのかもしれませんね。
そうじゃなかったら、はるばるテレザートまで行こうとはしなかったでしょうし。
ザバイバル、ノル、ゴーランドのような敵対する立場にありながら、思わず共感してしまうようなキャラクターってとても魅力的に見えますね。
デスラーも登場したことですし、キーマンや桂木の動向がますます気になる今日このごろです。