2018年10月5日(金)深夜からTV放送が開始されたアニメ「宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち」。
前作「宇宙戦艦ヤマト 2199」から5年の歳月を経ての続編のTV放送となる「宇宙戦艦ヤマト 2202」でリメイクされて描かれるのは「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」です。
つまり今回戦う相手はあの「白色彗星帝国」。
前回では敵対関係にあったガミラス帝国とは、今作では共に戦うという展開が個人的にはとても気に入っています。
というわけで今回は、TVアニメ「宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち」の1話目を観た感想について書きますね。
迫力の艦隊戦
宇宙戦艦ヤマト2202は開始から程なくしてガトランティス帝国 VS 地球・ガミラス連合艦隊との激しい艦隊戦が繰り広げられます。
ヤマト2199をご覧になった方はご存知だと思いますが、リメイク版のヤマトでは昔のオリジナル版と違って、戦艦などのメカの類はすべてCGで描かれています。
リメイク版ヤマトで私が一番魅力的に感じるのが、このCGで描かれた戦艦による大迫力の艦隊戦です。
昔のヤマトらしさを残しつつも、CGによって洗練されたデザインへとリメイクされ、臨場感のあるBGMとともに繰り広げられるリメイク版ヤマトの艦隊戦は観ていてとてもテンションが上がります。
BGMもオリジナル版を現代風にアレンジされたものが多く、これまたヤマトの雰囲気にとてもマッチしています。
「宇宙戦艦ヤマト2202」は冒頭から艦隊戦ということもあり、個人的には早くも見応えを感じましたね。
でもどっちが敵か味方かはよくわからなかった・・・。
落ち着きのある男に成長した古代進
8番浮遊大陸を占領したガトランティス帝国を迎え撃つのは、地球・ガミラス連合艦隊。
古代はその中の戦艦「ゆうなぎ」に艦長として乗船し、指揮を振るいます。
艦長服に身を包んだ古代は、険しい表情ながらも、前作のときに比べてどこか落ちついた雰囲気を醸し出しています。
2199のときの長い旅路から帰還してから3年の月日が経ち、古代も成長したのでしょうね。
古代の指示のもと、ガトランティス艦隊の戦艦を確実に仕留めていきますが、ガトランティス艦隊の攻撃は激しく、連合艦隊は苦戦を強いられます。
ガトランティスの巨大戦艦登場
劣勢かと思われた地球・ガミラス連合艦隊でしたが、ガトランティスの戦艦は突如Uターンして、後方へと引き返していきます。
連合艦隊はガミラス艦隊を先頭にすぐさま追撃を開始しますが、ガトランティスの動きを不審に思った古代は、すぐさまガミラス旗艦との直接回線を開くよう指示します。
そんな中、ガトランティス艦隊の奥より巨大な未確認物体が現れます。
巨大な岩につつまれた十字架のような巨大物体の中から出てきたのは謎の大戦艦。
大戦艦の広範囲攻撃により、追撃していたガミラス艦隊はあっという間に全滅してしまいます。
この広範囲攻撃は、いかにも現代風だな、と感じさせる描写でしたね。
それにしてもガミラス艦隊あっけなくやられちゃったな。
地球・ガミラス連合艦隊、謎の「プランA」発動
ガトランティスの大戦艦であっという間にガミラス艦隊を全滅させられてしまったため、ガミラス・地球連合艦隊の作戦本部は「プランA」を発動します。
どうやら「プランA」は一部の人間以外には伏せられた作戦のようです。
作戦本部でオペレーターを務めている森雪や、最前線で戦っている古代達には「プランA」に関する情報は何も知らされておらず、ただ所定の行動に入るよう命令が下されます。
そして始まる謎のカウントダウン。
「プランA」の具体的な内容はわからないものの、発動時にはどういう動きをするのか、という指示だけはあらかじめ決められているようですね。
それにしても実際に戦闘している人間にも伏せる作戦って・・・。
こんなことされたら不信感を抱かざるを得ませんよね。
新戦艦アンドロメダの拡散波動砲
「プランA」の指示どおり防衛ラインまで後退する連合艦隊。
謎のカウントダウンが終了されるとともに放たれたのはなんと波動砲。
それもガトランティス艦隊の直前で拡散する、いわば拡散波動砲です。
なぜか私は昔懐かしいシューティングゲーム「R-TYPEⅡ」を思い出してしまいました・・・。
強力な拡散波動砲によりガトランティス艦隊はほぼ全滅。
そしてその拡散波動砲を放ったのは、「地球連邦防衛軍 アンドロメダ級 一番艦 アンドロメダ」。
放たれた波動砲と完成していたアンドロメダの登場に、さすがの古代も驚きを隠せない様子でした。
ちなみにこのアンドロメダですが、大きさだけでいうとヤマトよりもかなり大きいようですね。
- アンドロメダ:全長444m
- ヤマト:全長333m
生き残っていたガトランティスの大戦艦
波動砲は前回の旅路が終わったあとで封印されていたはずだったのですが、3年の月日を経て新たな進化を遂げてのまさかの再登場。
イスカンダルの女王・スターシャの願いを無視する地球連邦の行いに戸惑いを隠せない森雪。
今回の地球連邦の上層部は冒頭からして何やらやってることがきな臭いですね。
変に間違った方向の時だけ見せる高い行動力、今の日本とよく似ています。
新兵器・拡散波動砲で8番浮遊大陸のガトランティス艦隊を全滅させたと思いきや、黒焦げになったガトランティスの大戦艦がふたたび動き始めます。
猛スピードで発進後、地球へ向けてワープしてしまいます。
地球に特攻するガトランティス大戦艦
月軌道外周にワープアウトしたガトランティスの大戦艦は、その勢いのまま地球へと特攻をかけます。
大戦艦のワープを確認した古代の乗った戦艦「ゆうなぎ」もすぐさまワープで追いかけます。
このあたりの判断の速さはさすがです。
地球防衛のための戦闘衛星が自動迎撃を行いますが、大戦艦の圧倒的な質量の前にはその攻撃も効果なく、あえなく撃沈されてしまいます。
かなりヤバイですね。
それにしてもこの戦闘衛星、どのくらいの規模までの迎撃を想定して作られたんでしょうね。
全弾命中しているのにもかかわらず、まったく効いてる様子はありませんでしたし。
体当たりで軌道を変えようとする古代「ゆうなぎ」
ガトランティスの大戦艦に追いついた「ゆうなぎ」は、大戦艦に攻撃をかけますが、破壊するにはとうてい火力が足りません。
大戦艦の破壊をあきらめた古代は「ゆうなぎ」を体当たりさせて、大戦艦の軌道を地球から逸らそうと試みます。
しかし「ゆうなぎ」の質量では大戦艦の軌道を変えるには至りません。
まさに万事休す。
こんな局面いやだわ~。
困ったときの真田さん
大戦艦の軌道を変えることも出来ず、まさに絶対絶命のところに、森雪からの秘匿回線がつながります。
古代くん聞いて、回線を切り替えるわ
切り替えた先の相手はなんと真田さん。
軌道データをこちらに送ってくれ
真田さんの声は前回2199に引き続き大塚芳忠さんが演じられているのですが、リメイク版の真田さんはとにかくカッコいいですね。
もちろんオリジナル版もカッコいいのですが、リメイク版ではより際立って見えます。
古代に何やら作戦を伝えているようですが、さすがの古代も驚きを隠せません。
私も驚きを隠せません。
ヤマト登場
真田との通信を終えた古代。
あの船に希望を託す
という言葉とともに、大戦艦から離れます。
そして真田達は、海底で改装中のヤマトを起動、船体を起こします。
起こした船体の主砲が大戦艦の方向へと向けられます。
やっぱりヤマトが登場するとテンションが上がりますね。
リメイク版の宇宙戦艦ヤマトはオリジナル版とは違った魅力があって私はとても好きですね。
放ったのは主砲・ショックカノン一発のみ
真田の「撃てー!」という号令のもと、放たれたのはただ主砲一発のみ。
おなじみのショックカノンですね。
戦艦アンドロメダの拡散波動砲の余波にも耐え抜いたガトランティスの大戦艦ですが、ヤマトが放った、ただ一発の主砲・ショックカノンの攻撃を受け、あえなく粉々に撃墜されてしまいます。
どんだけ威力高いねん。
じゃあヤマトの波動砲って一体。
いかにヤマトが規格外の存在なのか、あらためて実感させられてしまいますね。
それにしてもヤマトによって救われたにもかかわらず、怒りをあらわにする芹沢宙将は、見ていて「カチン」とくるものがあります。
「古代、ヤマトに乗れ」
旧ヤマトチームの機転によって、絶体絶命のピンチを免れ、ほっとした空気が流れる中、旧ヤマトのクルーだった者たちに謎のテレパシー(?)が届きます。
驚く古代の前に現れたのはなんと亡くなったはずの沖田艦長。
沖田は古代にこう言います。
古代、ヤマトに乗れ
何がどうなっているのかわかりませんが、ヤマトには時々このような超常現象が起こりますよね。
一瞬ニュータイプにでも目覚めたのかしら?と勘違いしてしまいそうになります。
まとめ
2018年10月5日(金)深夜からTV放送が開始されたアニメ「宇宙戦艦ヤマト 2202 愛の戦士たち」1話目の感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
個人的には大好きな艦隊戦と、カッコいい真田さんを見られて、大いに楽しむことができました。
ヤマトのクルーが出揃い、デスラーや新キャラクターがどのような形で登場することになるのか?
今後の展開がとても楽しみです。
今ならamazonプライム・ビデオでリメイク版ヤマトを一通り視聴可能となっているので、もしもまだ見たことがない、というのであれば、是非この機会に視聴してみてはいかがでしょうか?
- 第1話『西暦2202年・甦れ宇宙戦艦ヤマト』
- 第2話『緊迫・月面大使館に潜行せよ』
- 第3話『衝撃・コスモリバースの遺産』
- 第4話『未知への発進!』
- 第5話『激突!ヤマト対アンドロメダ』
- 第6話『死闘・第十一番惑星』
- 第7話『光芒一閃!波動砲の輝き』
- 第8話『惑星シュトラバーゼの罠!』
- 第9話『ズォーダー、悪魔の選択』
- 第10話『幻惑・危機を呼ぶ宇宙ホタル』
- 第11話『デスラーの挑戦!』
- 第12話『驚異の白色彗星帝国・ヤマト強行突破!』
- 第13話『テレザート上陸作戦・敵ミサイル艦隊を叩け!』
- 第14話『ザバイバル猛攻・テレサを発見せよ』
- 第15話『テレサよ、デスラーのために泣け!』
- 第16話『さらばテレサよ!二人のデスラーに花束を』
- 第17話『土星沖海戦・波動砲艦隊集結せよ!』
- 第18話『ヤマト絶体絶命・悪魔の選択再び』
- 第19話『ヤマトを継ぐもの、その名は銀河』
- 第20話『ガトランティス、呪われし子ら』
- 第21話『悪夢からの脱出!!』
- 第22話『宿命の対決!』
- 第23話『愛の戦士たち』
- 第24話『ヤマト、彗星帝国を攻略せよ!』
- 第25話『さらば宇宙戦艦ヤマト』
- 第26話『地球よ、ヤマトは…』
コメント
はじめまして。初回から熱い展開でしたね!
実はOVAですでに見ていたのですが、あまり変更されてなくて少しガッカリ(笑)
ヤマトシリーズは前作からのファンなので期待していますw
どうもはじめまして。いっしゃんです。
私もヤマトシリーズは旧作、リメイクともに大好きです。
特にリメイク版は艦隊戦が熱い!
私はOVAは未視聴ですが、またTVで楽しんでいきましょう!
拡散波動砲は大戦艦には直撃していません、余波で黒焦げになっただけです。あの拡散ビームの一本でも直撃を受ければ大戦艦といえど真っ二つです。既にYouTubeでも公開されている第5章の予告では、無数の大戦艦が拡散波動砲の直撃を受けてポキポキ折れていますよ。
アンドロメダの主砲はヤマトより小口径ですが圧縮率が高く威力は同程度、しかし連射力はヤマトよりも上とカタログスペック上は強そうですが大戦艦には通じませんでしたね。その理由は拡散波動砲を使用した直後だったためです。いくら高性能の主砲といえど、出力低下状態では本来の威力を発揮できません。
2202はそういった細かい解説が少ないのが欠点ですね…
OVA視聴勢の長ったらしい解説すいませんでした(*- -)(*_ _)ペコリ
なるほど、拡散波動砲は大戦艦には直撃していなかったのですね。
こんがりと黒焦げになってたので、耐え抜いたのかと思ってました。
ご丁寧に解説していただきありがとうございます!