アニメ「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」観てますか?
今回はマインが孤児院の大改革に乗り出します。
あまりにも世間からかけ離れた神殿の非常識っぷりにはただただ呆れ果てるばかり……。
そんな非常識な孤児院をなんとかしようとするマインの行動に注目です。
ウソのようなホントの孤児院が悲惨すぎる
いつも孤児達のために神の恵みを与える立場のマイン様……ギルにお願いして孤児院の見学に行ったところ……想像以上にありえない状況だった。
孤児院を管理する灰色巫女と青色神官がいない今、孤児達の面倒を見るものも当然いない。
しかも孤児達は建物の中に一日中閉じ込められて外にも出られず。
室内にはすえた匂いが充満し、孤児たちの目は死に、顔色も悪く、ガリガリ状態……中には生きてるのか死んでるのかわからない子もいる有様。
そんな孤児の一人に服を掴まれたマインはあまりのショックで気を失ってしまうんですね。
まさかここまでひどい環境だったとは……デリアが戻りたくないと涙した理由がとってもよくわかりますよね。
そんな孤児院をなんとかしたい、というマインの思い……人として決して間違ってはいないものの、孤児たちの責任をすべて引き受けられるかどうかはわからない。
神殿の現実を熟知しているフランの反応は芳しく無く、デリアも拒否反応を示す。
ただ一人ギルだけはなんとか助けたいと懇願するも……これは到底マイン一人でどうこうできる問題じゃない。
けれども、あの問題児だったギルがこんなに孤児達のことを思いやれるなんて……口は悪いけどホントに根は優しいんだな……いい子いい子。
それにしてもこの孤児院、ウソであってほしいくらいホントにひどい環境だったな…。
神殿の常識、人として超非常識
孤児院の改善を求めるべく、神官長に面会したところ……神官長の答えはひどく冷たいものだった。
神殿のルールによると、洗礼前の孤児は人間ではない……孤児院とは名ばかりで、実際には人身売買に近い考え方がまかり通っているんですね。
出資者が貴族ということもあるので、スポンサー様の意向に逆らうことなど当然できない……。
神殿の常識はあまりにも世間の常識とかけ離れている……つまり超非常識、いや非情識か。
ただただ胸糞が悪くなるだけの神殿ルール……まさに神殿長の性格がそのままにじみ出ているようなくだらないルールですよね。
マイン工房・孤児院支店
一度は孤児たちのことをあきらめようとしたマインでしたが……気になって気になってとてもじゃないけど読書に集中できそうにない。
そんな最悪な状況の中、やっぱり頼りになるのはルッツとベンノなんですよね。
働かざるもの食うべからず……今の孤児たちに必要なのはまさのこのルール。
ルッツがいれば、マインも次から次へと面白いアイデアを考え出せる……マインにとってルッツの存在はやっぱり偉大だ……金髪幼馴染バンザイ。
そしていろいろと常識に疎いマインの穴を埋めてくれるのが大人なベンノ……直情径行なマインをたしなめ、貴族社会でのルールでの戦い方を伝授してくれるなど、マインにとっては最も頼れる近しい大人……ことお金のことに関しては神官長でもかないませんからね。
そして上司の心情を汲み取ることが得意なフランも積極的に協力を申し出てくれるなど、いい方向に風向きが変わってきましたね。
マイン工房孤児院支店……開店のときは近そうです。
新孤児院長誕生
フランの根回しのおかげで神官長と会談することになったマイン……ベッドのある部屋の奥にある魔法の隠し部屋にちょっとドキドキ。
高い魔力が持つ者しか入れないという隠し部屋での二人きりの対談は、神官長のお説教臭がぷんぷん漂っていたものの……あくまでも快適に読書がしたいというマインのおバカな主張が通り、なんとか孤児院院長に就任することが正式決定。
マインの主張があまりにも自分本位すぎてちょっとどうかと思ったけれど……マインの読書を妨げるくらい孤児達の問題は重大なんだ、といえなくもない……なんだこの基準は。
神官長もそんな腹芸ができないマインだからこそ、マインの本気の気持ちを推し量りやすかったのかもしれない。
とはいえ、まっすぐ相手にぶつかる気性は、人としては好ましくても、神殿内では好ましくない……ましてや神官長のまわりには神殿長の息のかかった側仕えがいることですし、ね。
そして神官長自身もマインと同じく、人には言えない事情を持っているとのこと……だからこそ今の神殿内の腐ったルールに腹を立てているところもあるのでしょう。
顔にはまったく出さないけれど……ここはフランの翻訳が必要だなぁ。
ともあれ、マインの要望は無事に通った。
マインの孤児院院長就任により、マイン工房孤児院支店、本格的に稼働開始、ですね。
感激のギル、沈黙のデリア
孤児達を助けるために動き出したマインに、ギルは感激して感謝の涙を流し、デリアは神殿長へは黙っておくと約束。
みんな孤児院に対しては普段から思うところがあったんですね……神殿のルールはクソだけど、人の心までは腐りきっていなかった、ということか。
それにしても初めてであったころはあれだけいがみあっていたギルとデリアがここまで協力してくれることになろうとは……。
はじまったばかりの孤児院改革……正直めちゃくちゃ楽しみですね。
まとめ
アニメ「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」第18話「孤児院の大改革」を視聴した感想について書きました。
今回はマインが孤児院の大改革に乗り出すお話だったわけですが……想像以上に腐った神殿の考え方には心底うんざりとさせられる場面が多かったですね。
特に洗礼前の孤児は人間じゃないとか何なん!?
もはや孤児院というよりは人身売買ショップですよ……おそらく神官長もそんな状況に心の中ではずっと腹を立ててきたんでしょうね。
働かざるもの食うべからず……マインには是非ともこのルールを神殿内に根付かせて欲しいものですね。
次回がとても楽しみです。
以上、アニメ「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」第18話の感想でした!
- 第1話『本のない世界』
- 第2話『生活改善と石版』
- 第3話『冬のできごと』
- 第4話『初めての森と粘土板』
- 第5話『洗礼式と不思議な熱』
- 第6話『会合』
- 第7話『不信感の芽生え』
- 第8話『ルッツのマイン』
- 第9話『ギルド長の孫娘』
- 第10話『二度目の冬に向けて』
- 第11話『究極の選択と家族会議』
- 第12話『洗礼式と神の楽園』
- 第13話『巫女見習いという選択肢』
- 第14話『決着』
- 第15話『神殿の巫女見習い』
- 第16話『青い衣と異なる常識』
- 第17話『与えるべきもの』
- 第18話『孤児院の大改革』
- 第19話『大掃除と星祭り』
- 第20話『ルッツの行く道』
- 第21話『新しい側仕え』
- 第22話『ヴィルマと子供用聖典』
- 第23話『収穫祭のお留守番』
- 第24話『騎士団からの要請』
- 第25話『トロンベ討伐』
- 第26話『夢の世界』
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