アニメ「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」観てますか?
まずはフランを味方につけたマイン……今回はギルとデリアも続きます。
二人が順番にデレていく様子に注目です。
下町ルッツ vs 神殿ギル
初対面のルッツとギル……やっぱり衝突していましたね。
主であるマインに対し、失礼な態度を取り続けるギルとデリア……デリアは早々に立ち去ってしまったものの、ギルの失礼な態度はとどまるところを知らず……危うくマインを怪我をさせる事態へと発展。
案の定、ルッツ激怒……馬乗りになってギルを抑え込むなど、今までに見たことがないくらい怒りまくってた。
もちろんギルの態度が悪いのは間違いないんだけれど……神殿のシステムをまだ把握しきれていないマインにも落ち度があったのは間違いない。
とはいえ、神殿のシステムが必ずしも正しいとも思えないんですよね。
例のお恵みシステムは、主の食べ残しを側仕えが食べ、側仕えの食べ残しを孤児院の孤児達が食べる、というとんでもない内容の代物……これのどこが神の前の平等なんだ?
けれども、マインはその神殿のルールを承諾した上で巫女見習いになったわけだから、部屋なしになったギルをどうにか食べさせる義務がある……なんとも難しい立場に立たされてしまったものですね。
ただ、今までのように神殿内でのルールばかり押し付けられる展開には少々うんざりしていたこともあり、今回のような下町ルールでのルッツの反撃は見ていてスカっとするものがありましたね。
実際、ギルは自分の果たすべき職務を果たしていなかったわけだし……そんな状態で恵みだけは享受しようとする姿勢は間違いなく間違ってる。
下町ルッツ vs 神殿ギルは、もちろんルッツの圧勝といっていいでしょう。
マインの度量でギルがデレた
マインに対して頑なに反抗的な態度を取り続けていたギルが、とうとうマインにデレてましたね。
神殿のルールに馴染もうと努力し始めたマインは、主としての責任を果たそうと思案するわけですが……神官長の側仕えであるアルノーの提案により、孤児院の院長室だった部屋を賜ることになるんですね。
ただし、この部屋は長い間放置されていたため、手入れが必要とのこと……そこでマインは主としてギルに部屋の清掃という仕事を与えるわけですね……働かざる者、食うべからず……主としてまずはチャンスを与えないことには、ギルの能力を判断できませんからね。
ギル的には腹いっぱい食べられれば何でもいいそうなので、渋々ながらも仕事を受けることにするんですが……これが意外にもいい仕事をするんですよ。
元院長室は2フロアあるんですけど、ギルはきっちりと優先順位をつけて、まずはマインが実際に使う寝室や執務スペースからピカピカに掃除するなど、思わぬところで気配りできるところを見せていた。
そんなギルの仕事っぷりに満足したマインは……あろうことがギルにいい子いい子のナデナデ対応……ギルが本当はいい子であることを心から認め……報われたギルは静かに涙を流していた……おお、ギルがついにデレよった。
このシーン……ある意味フランと心を通わせた時よりもぐっとくるものがありましたね。
初めての外食。神殿の常識は下町の非常識
マインがフランとギルを引き連れて、下町にお出かけしていましたね……もちろんルッツも一緒です。
今のマインが主として側仕えに恵みを与えるためには、どうしても外食にならざるを得ないのか……お出かけ用の洋服を二人に与えるなど、主としてのマインの太っ腹な対応に喜ぶフランとギルの様子が見ていてとても微笑ましい。
そして、下町での外食にあたって改めて浮き彫りになるのが神殿と下町の常識の違い……神殿の常識は下町の非常識……フランとギルの食事の際の言動は、まさに周囲から浮きまくるくらい異質なものがありましたね。
とはいえ、今回の経験はフランとギルにとっても大きな気付きをもたらすこととなり……思わぬ形でギルがマインとの常識の違いについて考えが及ぶようになるなどとてもいい形で作用していたと思う。
特にルッツとギルが打ち解けていく姿はとにかく最高……こういう男の友情も捨てがたいものがあるよね。
フランも美味しい美味しいって言ってくれたことだし……主と側仕えのウィン・ウィンな関係が今後どのようになっていくのか……とても楽しみになってきましたよ。
デリアもデレた。側仕え完全制覇
神殿長の妾希望のデリアちゃん……彼女もついにマインにデレていましたね。
マインの偵察を怠り、神殿長の不況を買った結果、お役御免になったデリア。
はっきりいって自業自得としか言いようがないにも関わらず、マインに逆恨みを抱くなど、ある意味ギル以上にどうしようもない……。
一方でマインは孤児院の院長室にオーブンがあることをいいことに、ベンノを巻き込んでイタリアン・ピッツァを存分に堪能……あのベンノが驚くほどの美味な仕上がりに思わず私もピザでも注文しようかと思いましたよ……ああお腹減った。
そんな中、デリアがずけずけと乗り込んでくるわけですが……同じ側仕えであるはずのギルやフランの反応はとても冷たく、判断に迷ったマインもやっぱり同様に冷ややか。
嘘泣きするもギルに見破られ、仕事するといってもベンノの花になろうとするなど、ほんとどうしようもねえなコイツ……と思っていたけど、デリアはデリアなりに孤児院に戻りたくない一心で必死なんですよね。
彼女が孤児院でどれほどツライ思いを味わったのかはわからないけれど……少なくとも嘘泣きじゃない本当の涙はマインの心を動かした。
側仕えとして身の回りの世話をいい使ってからのデリアは、まだまだ上から目線の言葉遣いではあるものの、以前とは比べ物にならないくらい気安い間になっていたように思う。
フランに続き、ギルがデれ、デリアもデレたことにより、マイン様、めでたく側仕え完全制覇達成。
最後に誰かがピザ食べてるシーンに少々ひっかかるものを感じたけれど……とりあえずみんな仲良くなって私も心から嬉しく思います。
まとめ
アニメ「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」第17話「与えるべきもの」を視聴した感想について書きました。
今回はついにギルとデリアもデレさせたことにより、マインが見事に側仕え三人衆と打ち解けることに成功していましたね。
もちろん、これはマイン一人による頑張りだけでなく、ベンノの助言や、ルッツのサポート、そしてフランの献身的な姿勢がなければなし得なかったこと……だからこそ価値があるとも言える。
個人的にはギルとデリアはもう少し時間がかかるんじゃないかと思っていたけど……今回のようなスピーディーな解決は完全に予想外……だけどこれくらいのテンポ感のほうが見ていてちょうどよくも感じる。
それに今回新たにオーブンが使える環境をゲットしたことにより、側仕えだけでなくより大きな変化が巻き起ころうとしていましたしね。
次回もとても楽しみです。
以上、アニメ「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」第17話の感想でした!
- 第1話『本のない世界』
- 第2話『生活改善と石版』
- 第3話『冬のできごと』
- 第4話『初めての森と粘土板』
- 第5話『洗礼式と不思議な熱』
- 第6話『会合』
- 第7話『不信感の芽生え』
- 第8話『ルッツのマイン』
- 第9話『ギルド長の孫娘』
- 第10話『二度目の冬に向けて』
- 第11話『究極の選択と家族会議』
- 第12話『洗礼式と神の楽園』
- 第13話『巫女見習いという選択肢』
- 第14話『決着』
- 第15話『神殿の巫女見習い』
- 第16話『青い衣と異なる常識』
- 第17話『与えるべきもの』
- 第18話『孤児院の大改革』
- 第19話『大掃除と星祭り』
- 第20話『ルッツの行く道』
- 第21話『新しい側仕え』
- 第22話『ヴィルマと子供用聖典』
- 第23話『収穫祭のお留守番』
- 第24話『騎士団からの要請』
- 第25話『トロンベ討伐』
- 第26話『夢の世界』
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