アニメ「約束のネバーランド(2期)」観てますか?
アニメ「約束のネバーランド(2期)」も今回のEPISODE11をもってついに最終回。
原作エピソードの大幅カットやアレンジなど、物議を醸した部分はあるものの……エンディングを見終わった感想は決して悪いものではありませんでした。
というわけで、今回はアニメ「約束のネバーランド(2期)」の最終回の感想について書きますね~。
ラートリーは共に生きない
エマの誘いもむなしく、ピーター・ラートリーは死を選んでいましたね。
兄のジェイムズは太古の約束の裏にある真実を知ってから、家の方針に反対し、報われない食用児たちを助けるべく尽力する。
一方で、弟のピーターはラートリー家に課せられた使命のほうを重要視……鬼と人間の世界バランスを保つためには、食用児たちの犠牲はむしろ合理的だと考える。
兄に比べると弟は血も涙もないように思えるかもしれないけれど、ピーターにはピーターなりの強い使命感を持って農園の運営をしていたようですね。
そしてピーターは兄ジェイムズを殺害した。
とっくの昔にピーターは引き返せなくなってたんでしょうね。
エマの共生の提案に乗るということは、ピーターのこれまでの行いが間違っていたと認めることと同義でもある。
さすがにこれはできませんよね。
共生を拒んで死ぬか、共生を選んでから贖罪のため死を選ぶか……いずれにせよ今のピーターに未来なんてない。
イザベラは共に生きる
期待していたとおり、アニメではイザベラに生きる未来が与えられていましたね。
イザベラはたしかに大勢の子供たちを出荷してきた。
けれども、出荷に至るまでの子供たちに対する愛情は間違いなく本物で……たとえエマたちが真実を知り、裏切られたと感じても、外に出てから思い出されるのはイザベラ・ママの温かい優しさだったんですね。
原作では残念ながらイザベラに「死」という形での贖罪を与えたわけですが……アニメではあえて生きて償う未来を用意してくれた。
ピーターと同様にやっぱりイザベラも死んじゃうのかな? と少し心配していたのですが、最後までちゃんと大丈夫でしたね。
原作に忠実に作るのもいいけれど、今回のようなオリジナル展開も捨てがたい良さがありますよね。
チェンジ・ザ・ワールド
アニメ版は原作にあったエピソードを大幅に端折った上で、少し異なるアプローチでのエンディングにチャレンジしていましたね。
原作では最後の落とし前をすべてエマが背負いこんでしまう形となってしまい、他の子どもたちに随分と心配をかけてしまったわけですが……。
今回のアニメ版でのオリジナル展開では、いい具合に役割が分担されており、エマにかかる負担がぐっと減るだけでなく、人間世界と鬼世界の両側からテンポよく淡々と描かれていたため、思っていた以上に満足感がありましたね。
残念ながら鬼世界の大ボスの登場こそなかったものの、ムジカの邪血の力によって鬼世界が大きく変わる様子がよくわかったし、人間世界へと一足先に戻った子供たちの日々の生活の様子はとても感慨深かった。
こじんまりとした寂しいエンディングを想像していたんだけど、終わってみればとても良い締めくくりだったように思います。
また、あえて鬼の世界に残って、積極的に世界を変える選択をしたエマたちの英断もアッパレとしかいいようがなかった。
そんなエマを健気に待ち続けたフィルも、エマが戻ったころにはすっかり成長しててビックリ。
エマはいずれノーマンかレイとくっつくもんだと思ってたけど、フィルとエマの二人を見てると、全然そんなことないな、と考えを改めざるを得なかった。
鬼の世界を変えてから、堂々と人間世界へと凱旋する……最後にエマとフィルが抱き合う姿がなんとも感動的でしたね。
大幅なカットとアレンジに不安を覚えつつも、結果的にはキレイにまとめたな、という印象ですね。
第2期で終わってしまうのは少し寂しいものはあるものの……個人的にはとても楽しませていただきました。
以上、アニメ「約束のネバーランド(2期)(最終回)」第11話「EPISODE11」を視聴した感想でした!
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