アニメ「からくりサーカス」観てますか?
今回はしろがねと鳴海、アルレッキーノとパンタローネに驚きと感動の展開が待ち受けています。
「えんとつ掃除」勝から鳴海へのラストアドバイス
鳴海の背中を護れるほどに強くなった勝は、カメラのフラッシュで鳴海の目を封じると、「えんとつ掃除」と名乗り、正体を隠したままグリポン君を介して最後の言葉を交わす。
鳴海はゾナハ病が撒き散らしてきた数々の悲劇を体験してきたし、今の自分があるのも数々のしろがね達の犠牲によるものだと重く、深く、自覚している。
そんな自分だけがおめおめと生き延びることは「許されない」とさえ思っている。
けれども、「えんとつそうじ」勝はそれを真っ向から否定する。
過去に囚われ続けていては、誰も幸せにはなれない。
大切なのは「今」「この時間」。
鳴海にとって「今」一番大切なことは何か?
鳴海のことをよく理解し、背中を預けられるほど「対等」の存在になった勝だからこそ届く…最高のラストアドバイス。
「えんとつ掃除」勝の言葉は「今」鳴海の心にしっかりと届いた。
勝とリーゼの優しいウソ
しろがねのことを鳴海に託し、代わりに宇宙へ行くこと宣言した勝。
鳴海を安心させるために「戻ってくる手段はある」と話すも、映像を介して見ていたリーゼは、それが「ウソ」だと見抜いていた。
たまらず勝に会いに行ったリーゼは涙ながらに勝を引き止めるも、勝の優しい「ウソ」の中に隠された強い意志を覆すことはできなかった。
というか、リーゼも止められないことはわかってた…けど、止めずにはいられなかったんでしょうね。
お互いに優しいウソをつきあう勝とリーゼ…だけど、動物園のおにぎりデートの約束は「ウソ」ではなく、ぜひとも実現させて欲しいものです。
「嘘から出た真」ということわざもあるからね
ハーレクインの花嫁クソコメディ…THE END
ハーレクインともに列車から離れたしろがねは、気がつくと花嫁衣装姿となっていた。
しろがねが気を失っている隙にハーレクインが花嫁衣装に着替えさせた模様。
「動きづらい」とクレームが入ってましたが
花嫁衣装のしろがねを探して追いかけ回す、という悪趣味なコメディの末、行き着いた先は教会だった。
そこにいたのはゾナハ病にかかっていない赤子と、その赤子を抱きかかえる神父の二人。
ハーレクインが神父を蹴り飛ばして赤子の血をすすろうとしたところを、しろがねが間一髪で助け出す。
ハーレクイン曰く、赤子の血はしろがねとの結婚式での「祝杯」だそうで。
しろがねとは気が合いそうにありませんね
とはいえ、血を流しすぎたしろがねにはもう戦う力は残されていない。
神父が祈りを捧げる中、絶妙のタイミングでデモン鳴海が間に合った!
ハーレクインの花嫁クソコメディもここまでだ!
鳴海がしろがねを求め、しろがねが鳴海を求めた結果、今、二人が本当の再会を果たした。
いまだカメラフラッシュの影響で目が見えない鳴海は、エレオノールの声を頼りにハーレクインへと襲いかかる。
雷で余裕の迎撃モードのハーレクインはというと、残念ながらパンタローネの絶妙な仕事により、角がポキンと折れてしまい、迎撃は失敗に終わる。
あきらめ顔のハーレクイン、最後は鳴海の聖ジョルジュの剣により顔を切断されて、THE END。
ハーレクインのクソコメディ、これにて終劇。
しろがね、お前を愛していた…!
ハーレクインを仕留めた鳴海は、ただひたすらしろがねを探し求める。
鳴海
どこだ!?
しろがねーーー!
しろがねーーーー!!!
しろがね
鳴海!
私はここにいます!
鳴海が今までずっと抑え続けてきたしろがねへの想いが一気に噴き出す噴き出す。
がばっと抱きしめる鳴海に対し、しろがねは感情がまったく追いつかない。
宇宙へは「えんとつ掃除」が代わりに行った。
過去がなんだ。
大切なのは今、この時。
そして目の前には花嫁姿のしろがねがいる。
鳴海
俺は、お前に会うために、ここへ来たんだ
サーカスのテントで、初めて会ったときからずっと…
しろがね…お前を、愛していた!
しろがね
鳴海…
今、二人の想いはついに一つに…!
「えんとつ掃除」勝を乗せたシャトルの光が、まるで二人を祝福しているかのようでした。
乙女全開!想いが届いた、しろがねの最高の笑顔
「えんとつ掃除」を乗せたロケットの光を見上げながらの、しろがねと鳴海、新しく誕生した恋人達の会話シーンがただただ最高だった。
鳴海
目が…おぼろげにだけど、治ってきやがった
でも、お前を見ると、まだ眩しいぜ
治ってねえかな
鳴海らしい不器用な愛情表現がグッときますね
しろがね
なんて、なんて素敵なんだろう
自分の心が相手に届くのは
大好きな人の笑顔を
息のかかる近さで見ていられるのは
今、私の中にいる二人のフランシーヌが頷いている
フランシーヌ
そうよ、私もそうだったの
フランシーヌ人形
そうです、私もそうでした
しろがねが受け継ぐ悲しき過去すべてが報われた!
そりゃあ、涙も止まらなくなるってもんですよ。
そんなしろがねを見てオロオロする鳴海の表情が、なんだか久しぶりな感じがした。
そんな鳴海を見たしろがねの言葉が最高に乙女だった。
しろがね
ああ…私はやっぱり、この人が好き
好き!
大好き!!
しろがね史上最高の笑顔でした!
さようなら、アルレッキーノ、パンタローネ
フランシーヌ様の笑顔…それは、最古の四人が長年探し求め続けてきたものでもありました。
その笑顔が今、目の前にある。
二人のフランシーヌの想いを受け継いだかのような最高の笑顔を浮かべるしろがねの姿に、アルレッキーノは感動で声を震わせる。
アルレッキーノ
おい…私は今、信じられないものを見ている…
あれこそ…我々オートマータの使命、そして悲願だった
見よ…パンタローネ
フランシーヌ様が…笑っていらっしゃるぞ…
お美しいな、フランシーヌ様は…
なぁ…パンタローネ、見ているか?
パンタローネはにっこりと笑っている
アルレッキーノ
なんだ、見ているじゃ…ない…か
悲しき宿命のもと生み出された最古の二人は、最後の最後でついにフランシーヌの笑顔を見ることが叶った。
悲願を達成し満足そうに動きを停止するアルレッキーノが最高にエモかった
さようなら、アルレッキーノ、パンタローネ。
阿紫花英良、最後のお代はいかほどで?
勝が乗ったシャトルを射撃しようとする不届きなオートマータ・ピンボール-K。
こんなこともあろうかと
周囲を警戒していた阿紫花は、ピンボール-Kと撃ち合いの末、ピンボール-Kを仕留める。
ただし、阿紫花も致命傷を負うことになり、もう助からない。
かつて阿紫花は、鳴海からは10円で、勝からは10億で仕事を請け負った。
そんな勤勉な殺し屋・阿紫花英良の最後のお仕事。
最期の言葉はもちろんコレしかありません。
お代はいかほど頂けるんで?
いかにも阿紫花らしい最期でした。
「えんとつ掃除」勝、渾身の土下座
フェイスレスの宇宙ステーションに到着した勝は、複製された複数のフランシーヌ人形を目の当たりにする。
エレオノールを諦めたフェイスレスは、もはや自分自身の人生にすら飽きてしまった。
人類がゾナハ病で滅びるのを楽しんだあとは、フランシーヌ人形たちに囲まれて、普通に老いて死ぬ、というライフプランを立てているそうです。
どこまでも自分勝手ではた迷惑な男です
しかし、ゾナハ病を治療する手がかりは、この男から聞き出すしかないわけで。
そんな男に対して勝が取った行動は、まさかの土下座。
大人顔負けの潔すぎる潔さだよ
勝の真正面からの土下座&お願いにフェイスレスはどんな反応を示すのか?
いよいよ、クライマックスです。
まとめ
アニメ「からくりサーカス」第35話「抱擁」を視聴した感想について書きました。
今回はついにしろがねと鳴海の二人の想いが成就し、アルレッキーノとパンタローネの悲願も達成されるという、伏線回収ビッグバン回でもありました。
個人的には満足そうな表情で動かなくなった最古の二人が超絶にエモかったです
阿紫花の散り際もとても見事でした。
お代はあの世で回収してください
そして世界の命運は「えんとつ掃除」勝に託された。
3クールに渡って放送されてきたアニメ「からくりサーカス」も次の36話でついに最終回。
刮目して視聴にのぞみたいと思います。
以上、アニメ「からくりサーカス」第35話の感想でした!
- 第1話『開幕ベル』
- 第2話『約束』
- 第3話『奈落』
- 第4話『コラン』
- 第5話『サーカス〜出発』
- 第6話『地獄』
- 第7話『Demonic』
- 第8話『一瞬の始まりと終わり』
- 第9話『記憶』
- 第10話『フランシーヌ』
- 第11話『ファンファーレ』
- 第12話『「顔無し」司令』
- 第13話『ルシール』
- 第14話『夜更けの海』
- 第15話『はじまりの場所へ』
- 第16話『出会い』
- 第17話『訪れし者』
- 第18話『微笑』
- 第19話『影の正体』
- 第20話『黒い太陽』
- 第21話『銀色の女神』
- 第22話『「ハリー」へ向かう!!』
- 第23話『悪魔再び』
- 第24話『脱出へ』
- 第25話『モン・サン・ミッシェルにて』
- 第26話『アニマル・ショウ』
- 第27話『転送(ダウンロード)』
- 第28話『ぶたちゃんはあるいてった』
- 第29話『しろがねのやったこと』
- 第30話『Pieta(ピエタ)』
- 第31話『黒の流星』
- 第32話『暇乞い』
- 第33話『仲町三人VSレディ・スパイダー』
- 第34話『背中を守る者』
- 第35話『抱擁』
- 第36話『閉幕』
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