アニメ「からくりサーカス」第5話感想!勝としろがねの学校ぐらし!

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アニメ「からくりサーカス」観てますか?

 

 

才賀善治の屋敷が炎に包まれる中、鳴海によって最後まで守られ続けた勝。

 

炎がおさまり、瓦礫の中に残されたのは「勝」と「鳴海の左腕」のみ、という衝撃の幕引きに驚いた方も多かったんじゃないでしょうか?

 

鳴海という大きな男を失ってしまった勝としろがねの二人の今後はどうなるのか?

 

とても気になりますよね。

 

というわけで、今回はアニメ「からくりサーカス」第5話を視聴した感想について書きますね~。

 

 

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勝としろがね、学校に通うよ

 

 

鳴海によって命を救われてから約2ヶ月が過ぎた頃、勝としろがねは本格的に日常生活へと戻るべく、学校に通いはじめます。

 

勝は今まで通っていた小学校へ。

 

しろがねは「才賀しろがね」として小学校のとなりの高校へと編入。

 

勝が学校でいじめられていた、ということを知っているしろがねは、自分の実体験を踏まえて勝に「目立たないように」と注意します。

 

銀色の目を持つしろがねも過去にその事でイジメられたことがあるみたいですね。

 

しろがねのアドバイスは意外と現実的だな。

 

各地を放浪していたということもあり、感情表現の乏しさとは裏腹に、かなりの人生経験を積んでいるように思えます。

 

でも、外見だけで超目立つしろがねのアドバイス、果たしてどこまで勝の役に立つのだろう?

 

 

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しろがね、超目立ってます

 

 

高校に編入することになったしろがねは、クラスで自己紹介後、席に着く途中であるるかんのトランクケースでクラスの女子の足を轢いてしまいます。

 

しろがねにイチャモンをつけますが、美しい土下座からの、怪我の気遣いにより、その女子生徒&友達を一瞬でトリコにしてしまいます。

 

超目立ってます。

 

席についたしろがねに話しかけようと、近くに座っている男子がフランス語で話しかけようとしたときには、しろがねの姿はもうありません。

 

もちろん、あるるかんの入ったトランクケースも一緒です。

 

編入初日、席についた瞬間にバックレるしろがね。

 

勝のことが心配だったんでしょうね。

 

勝には「目立つな」といっておいて、しろがね自身は超目立ってます。

 

本人には全く自覚がないと思われます。

 

でもそこがいい。

 

 

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今までどおりイジメを受ける勝、しかし今までとは違う

 

 

長期の旅行で学校を休んでいた、ということになっていた勝に対し、さっそくイジメっ子の梶山達が勝にいろいろと仕掛けます。

 

  • 靴を隠す
  • 黒板に嫌がらせの絵を描く
  • 椅子に画鋲を置く
  • 雑巾を頭に乗せてくる

 

今までならそれだけで簡単にベソをかいていたはずなのに、久しぶりに学校に来た勝はすべてニコニコと笑顔で返します。

 

そんな勝の様子に苛立った梶山達は、とうとう暴力を振るい始めます。

 

勝はイジメっ子のパンチをひるむことなく正面から受け止めますが、その時に勝の頭にまかれていたバンダナがはらり。

 

そしてバンダナの下に隠れていた勝の額には大きな傷跡が。

 

その傷跡を見た梶山達とクラスメイトは驚きを隠せません。

 

傷を見せないように気を遣っていた勝でしたが、いずれわかることと覚悟を決め、服を脱ぎ、傷だらけの上半身をさらけ出します。

 

  • 学校を休んでいたわけは旅行に行っていたのではない、ということ
  • すごく恐い目にあった、ということ
  • 世の中には人を殺すのを何とも思っていない人たちがいる、ということ
  • 体中にある傷はその時に負った、ということ

 

大の大人達から寄ってたかって命を狙われたり、誘拐されたり、そして大切な人を失った壮絶な経験をした勝からすれば、梶山達によるイジメなど、そりゃ~取るに足らないモノでしょうね。

 

覚醒した勝はひと味ちがうな~。

 

 

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鳴海のような男になるために

 

 

勝の笑顔に苛立っていた梶山に対し、勝はさらに語り続けます。

 

「何笑ってんだ」って梶山くん、聞いたよね?

 

それは、僕を助けてくれた人がいて

 

その人はどんなときでも負けなかった

 

どんな危険なときだって笑っていた

 

だから、その人みたいになるには

 

僕は笑わなくちゃ、笑ってなくちゃいけないんだ

 

勝の告白中、流れ続ける鳴海の回想シーン。

 

思わず目頭が熱くなってしまった。

 

「からくりサーカス」の鳴海という男という存在は、もはや反則です。

 

加藤鳴海という男の魂は、勝の心のど真ん中でしっかりと息づいているようですね。

 

それにしても窓の外から勝を見守り続けるしろがねがおかしい。

 

「あるるかん」で「レザアマシオウ」しようとしちゃダメだ。

 

 

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高校生のしろがねがハイスペックすぎる

 

 

勝の様子を見守るために授業をバックレたしろがね。

 

やっぱり先生の怒られちゃいましたね。

 

しかし、授業をしっかりと受けるしろがねは、

 

  • 朗読では、その美しい声でクラスの男子たちを魅了
  • 料理実習では、本格的なレシピによる高級料理を披露
  • 体育の授業では、おそるべき柔軟性とアクロバットで体操部の小塚さんも心から敗北を認める

 

など、高校生離れ、というか人間離れしたハイスペックな能力をいかんなく発揮します。

 

しろがね、やりすぎ。

 

 

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「しろがねの思い」を知った「勝の思い」

 

 

高校生活の中で卓越した能力を発揮するしろがねですが、いくら他人にほめられたところで、その心はどこかぽっかりと穴があいているような虚ろな感じが拭えません。

 

いくら褒められても、寂しそうな笑みを浮かべることくらいしかできなしろがね。

 

2ヶ月の入院生活中に勝は「しろがねの思い」を知ります。

 

それは、ゾナハ病で苦しむ鳴海のために上手に笑えなかったこと。

 

しろがねはその事をとても悔いているのですが・・・その鳴海はもういません。

 

しろがねが本当の意味で笑うためには、鳴海の事を忘れるしかない。

 

しかし、鳴海の事を忘れることなんて絶対にできない。

 

そんな「しろがねの思い」を知った勝は、どうすればいいのか途方にくれてしまいます。

 

鳴海という男を失ったことによる二人の心の穴はとても大きいようですね。

 

 

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仲町サーカスとの出会い!リーゼロッテがすでにおる

 

 

しろがねの事を心配する勝に対し、クラスメイトの委員長はしろがねが次に入るサーカスのことについて話かけます。

 

元々サーカスの団員だったことを話に聞いた委員長は、当然しろがねが次の新しいサーカス団に入るものと思っているようです。

 

そんな発想がなかった勝は、しろがねに元気になってもらいたいがため、町内にあるサーカス団へとしろがねを連れていきます。

 

家賃を一年分も滞納し続けているという仲町サーカス。

 

とても寂れた様子を見せていますが、しろがねをサーカスに入れてほしい、という勝の言葉と、しろがねにいい格好を見せたいがため、二人の団員「ノリ」と「ヒロ」は得意の曲芸を披露。

 

二人の曲芸を見て感激した勝は「しろがねも何か見せて!」と懇願、勝の気持ちに答えて披露したしろがねの曲芸は、仲町サーカスの団長をガッツリと掴みます。

 

しろがねに好きなことをして欲しい、という勝の気持ちを汲み、しろがねは仲町サーカスに入団することを決めます。

 

仲町サーカスの復活に燃える団長、ノリ、ヒロ。

 

そしてサラッと紹介される「動物使い」のリーゼロッテ。

 

え?

 

もう既に仲町サーカスにリーゼロッテがおる?

 

リーゼロッテのエピソード、バッサリいっちゃった?

 

この急展開には正直驚きました。

 

 

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鳴海は生きている

 

 

勝を最後まで守り抜き、左腕を残して姿を消した加藤鳴海。

 

死んだものと思われていた鳴海ですが、左腕の治療を受け、ベッドに横たわっている姿が映し出されたところで、今回のアニメ「からくりサーカス」の第5話は幕引きとなります。

 

連載当時に読んでいた時には、鳴海が再び生きて登場するとは思っていなかったものですから、めちゃくちゃ興奮した記憶があります。

 

藤田和日郎作品における屈指の男・加藤鳴海はあんなことくらいでは死ぬわけがないんです。

 

むしろここからですからね、「からくりサーカス」という作品は。

 

 

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まとめ

 

アニメ「からくりサーカス」第5話を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?

 

鳴海を失った勝としろがねが学校に通いはじめ、学校で過ごす日常の姿をメインに描かれた今回の第5話は、今までの話に比べてかなり平和的な展開となっていて、ホッコリとする部分が多かったように感じます。

 

それでも勝の告白時に描かれる鳴海の回想シーンには思わず涙してしまいましたが。

 

新たに仲町サーカスの愉快な面子や、予想外に早い登場となったリーゼロッテ。

 

そして早くも復活の加藤鳴海。

 

あまりの早すぎる展開に正直「ポカーン」としてしまう部分もあるアニメ「からくりサーカス」。

 

お気に入りのエピソードがバッサバッサと斬り捨てられる予感に打ち震えながらも、次回の第6話を楽しみに待ちたいと思います。

 

 

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