アニメ「八男」(最終回)12話感想!オーバー労奴なロード、ヴェル

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アニメ「八男って、それはないでしょう!」観てますか?

 

八男って、 それはないでしょう!

 

今回はアニメ第1期最終回。

 

長男クルトの自業自得で因果応報すぎる最後と、過重労働を強いられるヴェルくんに注目です。

 

 

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怨嗟に狂う長男クルト

 

 

クルトの狂いっぷりが真に迫っていましたね。

 

ルックナー会計監査長から渡された笛でヴェル達を脅迫する様は、今でに見たことがないくらい狂気に満ちており、とてもヴェルと同じ兄弟とは思えないくらいに性根が歪みまくっていた。

 

また、自分自身以外のことは基本的にどうでもよく、妻であるアマーリエやその子供達に対しても、まったく愛情がないことが見て取れた。

 

この長男、本当にどうしようもない人物だったんですね。

 

ヴェルとしてもアマーリエとその子どもたちの事が気がかりだったわけですけど……この長男では絶対に家族を幸せにできないことを痛感したんじゃないでしょうか。

 

そしてクルトは領民達を巻き込むことを承知で笛を吹き、ドラゴンを呼び寄せようとするのですが……ドラゴンの代わりに悪霊がわらわらと寄ってくることに。

 

「怨嗟の笛」は吹いた本人もアンデッドにしてしまう代物で、ルックナーは最初からクルトを使い捨てるつもりだったんですね。

 

アンデッド化したクルトはもはや原型を留めておらず、あまりの事にヴェルも呆然とするばかり……こんな状況になっても家族への愛情を捨てきれないところが、ヴェルの弱みであり良さでもあるんでしょうね。

 

結局、覚悟を決めたヴェルはエリーゼとともに聖魔法でアンデッド・クルトを浄化することに……なんだか後味の悪い決着だったように思います。

 

 

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因果応報すぎる

 

 

浄化漏れしたアンデッド・クルト……最後の最後にいい仕事していましたね。

 

ルックナー会計監査長は「怨嗟の笛」でクルトともどもヴェル達を全滅させるつもりだったのでしょうが……最終的にはつるんでいた貴族もろともクルトに引導を渡されていた。

 

まさに因果応報ってやつですね……断罪する手間も省けて一石二鳥。

 

好き勝手陰謀を巡らせている中での、アンデッド・クルトによる復讐劇……ここに関してはある意味とてもキレイに決着がついてよかったように思います。

 

 

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風評被害に苦しむアマーリエ母子

 

 

クルトとルックナー会計監査長の一件についてはケリがついた格好となったわけですが……この事件の犯人としてクルトの名前は王都中に広がることとなってしまった。

 

そんなクルトの元妻であるアマーリエにも当然風評被害が及び……ヴェルが準備していた王都の家にも住める状態じゃなくなってしまうんですね。

 

結局、次男の家に匿ってもらうこととなるのですが……このままでは外出すらままなならないし、子供達の将来にも大きな影を落としてしまう。

 

結果的にヴェルが最も心配していた事態になってしまった……。

 

 

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貴族を嫌う自分も貴族

 

 

ルックナーの「怨嗟の笛」の一件で、笛の入手ルートを調査するも、結局特定することもできず……ブランタークが言うには「怨嗟の笛」さえも王宮の筋書きではないか、という始末。

 

表に出ず、影でコソコソ糸を引き、陰謀陰謀の貴族に対し、ヴェルは激しい嫌悪感を示すわけですが……残念ながらこの世界において、ヴェルもまた「男爵」という貴族の一員なんですよね。

 

だから結局、ヴェルもまた同じ穴のムジナ状態……決して他人事では済ませられない。

 

ヴェルはこの世界に溶け込んでいるようでいて、実は全く溶け込んではいなかった。

 

実際婚約者であるエリーゼでさえ、近くにいるけど遠くにいるように感じることもあるそうだし……ヴェル自身もこの異世界の常識をあまり快く思っていない節がある。

 

今回の出来事はある意味ヴェルに貴族としての自覚を新たに芽生えさせる、大きなきっかけになったようですね。

 

 

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貴族王族劇場

 

 

クルトの暴動を収めたことにより、ヴェルは王から正式に領地を引き継ぐことを言い渡されるんですね。

 

その際、領地以外にも望みを聞かれるのですが……2席分の爵位任命権の譲渡については、その場の貴族たちの間で大きなハレーションを巻き起こしていた。

 

ルックナー財務卿やエドガー軍務卿をはじめとする貴族の重鎮達が、次から次へと侃々諤々の議論を始めてしまう……ちょっと普段の彼ららしくない様子がとても残念。

 

しまいにはアームストロング自らが領地を引き継ぎ開拓すると言う始末……見かねた王は収拾をつけるため、ヴェルの要求を飲むと同時に、ヴェルを男爵から伯爵へと陞爵……結果的にヴェルは要求以上の待遇を手にすることに成功していた。

 

実はこれら一連の流れは、すべて仕組まれたもの……ヴェルの要求を通すために貴族達が協力して「演技」していたんですね。

 

そして王もわかっていながらその「演技」に乗っかった。

 

なんとも貴族らしいまだるっこい儀式だったわけですが……こういう好意から来るものはまったく悪い気がしませんね。

 

逆にヴェルからしたら先が思いやられるだけだったかもしれないけれど。

 

 

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オーバー労奴なロード、ヴェル

 

 

クルトの暴動を片付け、伯爵になり、爵位任命権を手に入れたヴェル……待っていたのは第1話冒頭での領地開拓のオーバー労働……もうほとんどローデリヒの労奴状態。

 

ローデリヒからは領地開拓を、ルイーゼとアームストロングからは修行を強要……さらにはイーナからは槍の修理に王都への転移、ヴィルマからは巨大チョコバナナを要望されていた……このままだとヴェルが過労死してまうで。

 

とはいえ、手に入れた爵位任命権でアマーリエの子供達に明るい未来を約束できたのはヴェル的にはとても大きい。

 

開拓した領地には早くも有力貴族達の利権がバリバリと絡んできたものの……醤油工場の建造については今後のヴェルのグルメライフを豊かなものにしてくれそう。

 

くれぐれもオーバー労働には気をつけて欲しいところです。

 

 

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まとめ

 

アニメ「八男って、それはないでしょう!」第12話(最終回)「八男って、それもありでしょう!」を視聴した感想について書きました。

 

クルト暴発の一件は、少々後味悪いものはあったけれど、ルックナー会計監査長をはじめとする陰謀貴族どもの一掃へとつながるなど、結果的には大成功だったように思います。

 

心配されていたアマーリエ母子についても、爵位任命権を勝ち取ることで、明るい未来を確約できた。

 

逆に引き継いだ領地の開拓こそ、ヴェルにとって一番の問題といえるでしょう……醤油工場を心のオアシスに今後とも頑張っていって欲しいところです。

 

第2期の放送が早くも待ち遠しいですね。

 

以上、アニメ「八男って、それはないでしょう!」第12話(最終回)の感想でした!

 

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