アニメ「からくりサーカス」観てますか?
「貞義」の正体は「ディーン・メーストル」にして「バイ=ジン」にして「フェイスレス」だった。
勝は貞義ではなかった。
ギイは傷つき、正二は死に、しろがねはフェイスレスにさらわれてしまった。
フェイスレスの「絆のゲーム」に勝は勝利することができるのか?
というわけで今回は、
第21話
「銀色の女神」
を視聴した感想について書きますね~。
フェイスレスの仕事が早すぎる!
黒賀の村に潜入し、しろがねをさらってからまだ間もないというのに、気がつくと全世界に向けての一斉放送。
そして全世界の上空には銀色の女神・アルテミスの姿が。
エレオノールただ一人の愛を得るためだけに、ゾナハ病を世界中に撒き散らし人類を破滅に追い込もうとするフェイスレスは、残念なことにがとても仕事が早い。
早すぎる!
この人、フランシーヌとの失恋さえしっかりと乗り越えられていれば、歴史に名前を残せるくらい優秀だったと思うんだけどな。
間違った方向にポジティブすぎたネ!
見ないで!勝の憎しみはマックスだ!
フェイスレスの全世界放送を見た勝は、憎しみが頂点に!
しろがね(エレオノール)をさらい、ゾナハ病を撒き散らすだけでなく、もはやすべての元凶としかいいようがないフェイスレス。
なまじフェイスレスの記憶をダウンロードされているだけに、勝はその本質を誰よりも深くよく知っている。
だからこそ憎しみが止まらない。
心配したリーゼロッテが声をかけてくれるのですが、勝は「見ないで!」と拒否。
かつてない程に憎しみに歪んだ勝の表情は確かにリーゼロッテには刺激が強すぎるかも。
そんな勝の憎しみの表情が
私は好きですけど
その憎しみは大事にとっておきましょう。
さあ、反撃を開始しようか!
ゾナハ病の正体は超小型オートマータ「アポリオン」
憎しみ全開の勝はジャック・オー・ランタンを駆使して銀色の女神・アルテミスに襲いかかります。
しかしその攻撃は虚しく空を切る。
銀色の女神・アルテミス、実はゾナハ病の病原体の集まりで実体を持たない幻。
そしてゾナハ病の病原体は「アポリオン」という超小型のオートマータなんですね。
ほんと、フェイスレスの技術力は底が知れませんね。
逆に医療用として転用できればとんでもなく素晴らしい代物になったと思うんだけど。
絶対そんなことしないよね
200体人形破壊者のギイ vs クピディアー(男)
勝のあとを追ってきたギイとリーゼ。
そして「新・真夜中のサーカス」からはクピディアー(男)が登場。
ギイはリーゼを勝に託すと、クピディアー(男)との一騎打ちに臨みます。
クピディアー(男)、伝説の200体人形破壊者のギイの「美しいお顔」がとても気に入っているようで。
でも一番美しいのは「自分」だから
ギイは2番目なんだって
伝説の人形破壊者なのに、クピディアー(男)が大量に放ったクピドアローであっさり撃墜されちゃうのは大人の事情が関係しているのかな。
久しぶりの鳴海は背後からでも容赦なくイク!
クピドアローで撃ち落とされたギイ、早くも絶対絶命のピンチ。
人間の顔のシワが嫌いなクピディアー(男)、シワのない美しい顔でギイにトドメを刺そうとしますが、胸から拳が突き出てますよ!
シワを浮かべた苦悶の顔を浮かべたクピディアー(男)の背後には、お久しぶりの鳴海が恐い顔で立ってた。
もう背後からでも容赦なくイクよね!
そして二人はオリンピアに乗って出会いの地・ゾナハ病研究所へと向かいます。
鳴海の姿勢は無理ないか?
アメリカまでけっこう遠いよ?
鳴海にやられたクピディアー(男)、顔に大嫌いなシワがたくさん刻まれてましたね。
そのことに言及するギイの容赦のなさ
アポリオンを退ける機械・ハリーを守れ!
最古のしろがねの一人・フウの依頼により、アメリカのゾナハ病研究所に向かう鳴海たち。
その依頼とはついに完成したゾナハ病の元凶・アポリオンを退ける機械・ハリーを守ること。
ゾナハ病に苦しむ子供たちを守るため、ついにレイフ・バンハートが完成させたんですね。
理由は「滑稽」だから!最古の三人は何を思う?
エレオノールとの絆を誰にも邪魔させないためだけに、全人類を滅亡させようとするフェイスレス。
そのそばには破壊されたはずの最古の四人のうち、三体のオートマータの姿が。
パンタローネ、アルレッキーノ、コロンビーヌ。
ドットーレだけはルシールがキッチリと道連れにしましたから修復できなかったのでしょう。
なぜかコロンビーヌだけゴスロリ姿に
偽フランシーヌ人形は鳴海に破壊され、真フランシーヌ人形はもういない。
この三人にはもはや存在理由はないはず。
ではなぜフェイスレスは彼らを修復したのか?
コロンビーヌの問いへのフェイスレスの答えは「滑稽」だから。
フランシーヌ人形が偽物に入れ替わっても気づかずに仕え続けた彼らは、フェイスレスからすると「滑稽」でしかない。
フェイスレスの笑い声を最古の三人はどのような気持ちで受け止めたんでしょうね?
せめて真フランシーヌ人形が「笑顔」で最期を迎えたことを教えてあげたいです。
リーゼが戦う理由とは?
猛獣使いのリーゼ、今は昔のように猛獣を使えない。
その理由は「ビースト」という虎に姉を殺されたから。
殺された姉のためだけでなく、再び猛獣使いへと返り咲くため、リーゼはビーストと関わる者ドクトル・ラーオと対決することを決意したんですね。
その理由はいいとして、私が気になっているのはライオンの「ドラム」がいまだに登場していないことです。
ビーストとの対決において、ドラムの存在は必要不可欠のはず。
ひょっとしてドラム
存在抹消?
気になるところです。
ゾナハ病研究所での戦い
ゾナハ病研究所にはすでにオートマータ達が多数押し寄せてきており、まさに危機的状況。
のんきにミンシアを口説くギイのマイペースさには呆れるものの、鳴海に怒られ二人は空中戦へ。
鳴海が銃を撃つって
なんか新鮮
ジョージはウッドベース型オートマータ、バス・ナッシュをクールに仕留め、めずらしくいいところを見せてくれましたね。
ピアノの名シーンは見られるのだろうか?
そしてミンシアは少年トムを人質に取られてしまい、ギャンブラー・ジョーンズとの一騎打ち。
ギャンブルの取り立てに厳しいジョーンズの体には、人形だけでなく人間の体の一部が保管されているというおぞましさ。
トムにはとても見せられん
ミンシアも覚悟を決めるしかない!
最古の三人 meets エレオノール
「真夜中のサーカス」では「最古」でも「新・真夜中のサーカス」の中では「新参者」の三人。
人質にしているエレオノール(しろがね)に食事を持っていくよう言いつけられます。
ハーレクインとディアマンティーナの二人に敬語を使う姿がなんだか気の毒に見えてしまう。
また食事を運ぶ途中にかわす三人の会話が、それぞれの考え方の違いが出ていて興味深い。
パンタローネはフランシーヌ人形が入れ替わっていることに気づかなかったことを悔い、
アルレッキーノは事実を冷静に受け止め、
コロンビーヌは真の主はフェイスレスではなくフランシーヌと考えており、そのフランシーヌ亡き今、存在する理由はもうない。
しかし扉を開いた先で彼らは驚くことになる。
最古の三人
フ、フランシーヌ様!!!
なぜならエレオノール(しろがね)の姿はフランシーヌに瓜二つだから。
また新たな物語が転がりだしたぞ
それにしても彼らは本当に「フランシーヌ」に似た外見に弱いのな。
たしかに滑稽かも・・・
あっ
ごめんなさい。
まとめ
アニメ「からくりサーカス」第21話「銀色の女神」を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
今回は原作の内容をかなり圧縮して詰め込んだ感があり、いつにも増して展開がとてもスピーディーでしたね。
アニメ版は尺の都合上、けっこうな数の原作エピソードがバッサバッサと切り捨てられているため、ハラハラしちゃいます。
でもそれは大人の事情だから仕方がない
何より原作の藤田和日郎先生が選び抜いてるわけですから。
私は「テンポがいいね」と割り切ってます。
なぜなら、それでも「面白い」から。
以上、アニメ「からくりサーカス」第21話の感想でした!
- 第1話『開幕ベル』
- 第2話『約束』
- 第3話『奈落』
- 第4話『コラン』
- 第5話『サーカス〜出発』
- 第6話『地獄』
- 第7話『Demonic』
- 第8話『一瞬の始まりと終わり』
- 第9話『記憶』
- 第10話『フランシーヌ』
- 第11話『ファンファーレ』
- 第12話『「顔無し」司令』
- 第13話『ルシール』
- 第14話『夜更けの海』
- 第15話『はじまりの場所へ』
- 第16話『出会い』
- 第17話『訪れし者』
- 第18話『微笑』
- 第19話『影の正体』
- 第20話『黒い太陽』
- 第21話『銀色の女神』
- 第22話『「ハリー」へ向かう!!』
- 第23話『悪魔再び』
- 第24話『脱出へ』
- 第25話『モン・サン・ミッシェルにて』
- 第26話『アニマル・ショウ』
- 第27話『転送(ダウンロード)』
- 第28話『ぶたちゃんはあるいてった』
- 第29話『しろがねのやったこと』
- 第30話『Pieta(ピエタ)』
- 第31話『黒の流星』
- 第32話『暇乞い』
- 第33話『仲町三人VSレディ・スパイダー』
- 第34話『背中を守る者』
- 第35話『抱擁』
- 第36話『閉幕』
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