アニメ「ヴィンランド・サガ」観てますか?
今回はトルフィンとアシェラッドが決闘したり、少年時代のアシェラッドが登場したり、負け犬トルフィンが遠吠えしたりするお話です。
超優秀なアシェラッド少年に注目です。
トルフィンはアシェラッドに勝てない
今回の決闘で、トルフィンがアシェラッドに絶対に勝てない理由がとても良くわかりましたね。
成長期にあるトルフィンと、老いる一方のアシェラッド……肉体的な条件としてはトルフィンがかなり有利なんですけど、全然そんなことなかった。
アシェラッドはトルフィンの手の内を知り尽くしており、ほぼ完全コンプリート状態。
逆にトルフィンはと言えば、瞬間湯沸かし器のごとく一瞬で頭に血が上り、すぐにバーサク状態になってしまう。
攻撃も単調になってしまい、どこを狙ってるのか見え見えのバレバレ……だからお前はアホなのだ。
そんなトルフィンに対し、アシェラッドは大胆にも剣を放り素手で相手をするわけですが……まるで赤子の手をひねるようにいとも簡単にやっつけてましたね。
どこか生前のトールズを彷彿とさせるものがあったなぁ。
残念ながらトルフィンとアシェラッドの決闘は、ビョルンと相対した時のような緊張感はまるでなく、さすがのトルケルもガッカリ。
もっといい戦いを期待してたんだけど……とりあえず今のままのトルフィンではアシェラッドに絶対に勝てないことがよくわかった。
もしもトルケルが決闘の理由を知ったなら
ビョルンが死んだことにより、トルフィンとアシェラッドの決闘の事情を知る者は当人達以外いなくなってしまったわけですが……ふと思ったんですよね。
もしもトルケルが二人の決闘の理由を知ったらどうなってたんだろうって。
トルケルのことだから二人の決闘を邪魔するような無粋なことはしないだろうけど。
おそらく決着がついた時点でアシェラッドに決闘申し込んでるでしょうね…間違いなく。
そうなったらさすがのアシェラッドも生き残ることは難しいだろうなぁ。
幸いなことに二人の決闘の理由を知られることはなかったので、トルケルにトールズの仇を奪われることはなかったわけですが。
この「もしも」はあまり考えないほうが良いかも知れない。
少年アシェラッドはトルフィンとは違うのだよ
少年時代のアシェラッドと今のトルフィン……どことなく面構えは似てるんだけど、中身はまったくの別物…似て非なるものでしたね。
すぐに激情してバーサクしちゃうトルフィンと違って、少年時代のアシェラッドは慎重で用意周到で我慢強く、なにより賢い。
トルフィンが10年かけて憎しみのままに仇討ちを失敗し続けるのに対し、少年時代のアシェラッドは復讐の準備に2年の歳月をかけて憎き父を討ち取ることに成功した。
またそれだけでなく、邪魔な兄を排除しつつ、遺産まで相続してしまうという……おそろしい十代だな。
すべては母を守るために行ったこと…残念ながら顔に関しては父親に似てしまったようでしたが…その才覚は間違いなくアルトリウス公の血を受け継いでると思った。
アシェラッド…知れば知るほど深みが凄い。
底なし沼みたい。
負け犬トルフィン
アシェラッドに完膚なきまでに敗れたトルフィン…完全に負け犬でしたね。
10年間、決闘をちらつかされていいように使われ続け。
10年間、仇を討てずぼんくらと言われ。
10年間、ずっと安い挑発に乗せられ続けた。
怒り、憎しみ、悲しみ、後悔…さまざまな感情渦巻くトルフィンの咆哮は、まるで負け犬の遠吠えのよう……父トールズが言った「本当の戦士」からは果てしなく遠い。
この敗北からトルフィンは立ち直ることができるのか…次回が気になるところです。
まとめ
アニメ「ヴィンランド・サガ」第22話「孤狼」を視聴した感想について書きました。
前回に引き続き今回もアシェラッドがブイブイ言わせてましたね。ブイブイ。
トルフィンとの決闘では素手で圧倒。
これまで断片的に描かれてきたアシェラッドの過去についても本人から語られるなど、はじめから終わりまでとにかくアシェラッド祭り状態。
いつも以上に緊張感を漂わせ、ご機嫌斜めなアシェラッドの姿にただただ震えましたね。
知れば知るほど味が出る…老いてもハゲてもアシェラッドはやっぱり最高です。
次回もとても楽しみです。
以上、アニメ「ヴィンランド・サガ」第22話の感想でした!
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