アニメ「からくりサーカス」16話感想!正二の一目惚れが最高すぎる

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アニメ「からくりサーカス」観てますか?

 

 

前回は、実は生きていたおじいちゃんこと才賀正二と喜びの再会を果たしたかと思いきや、思いもよらない冷たい言葉を投げかけられ、なんだか勝がとても気の毒なお話でしたよね。

 

でも今の勝の中身は確かに得体が知れませんし、正二が警戒するのも無理はないかと。

 

勝という少年の存在のありかたが二転三転する急展開に、勝だけでなく私の頭もクラクラです。

 

というわけで今回は、

 

アニメ「からくりサーカス」第16話「出会い」

 

を視聴した感想について書きますね~。

 

 

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才賀正二の血を飲まされ、勝は記憶の旅へ

 

 

死んだと思われていた勝の祖父・才賀正二は、もはや過去の優しいおじいちゃんではなく、勝こと才賀貞義に激しい憎悪を燃やします。

 

そして、「しろがね」としての自らの血を勝に無理やり飲ませることにより、勝は才賀正二の過去の記憶への旅へと誘われるのですが、ここから先は正二の過去のお話となるんですね。

 

 

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才賀正二とアンジェリーナの出会いの物語

 

 

今回のお話で勝が記憶を追体験することになるのは、才賀正二とアンジェリーナの二人の出会い。

 

まだ才賀正二は普通の人間で、アンジェリーナは遊女へと身をやつしていたころのお話なのですが、この二人の出会いの物語はまさに藤田和日郎節がぶんぶん拳を回してくるので、見応えは充分です。

 

 

二人のはじめての出会いは遊郭

 

 

まだわかりし頃の才賀正二は、剣術に励みながら、貧乏医者を営んでいたわけですが、そんな正二がちょくちょくと面倒を見ていた患者の一人が遊郭の経営者だったんですね。

 

そして正二が処方した薬に的確な批評をしたのが遊女・遠野太夫。

 

遠野太夫はルシールの娘・アンジェリーナが身をやつした姿なのですが、なんでも自ら進んで遊女になることを希望したそうで、過去に主人が倒れていたところをアンジェリーナに助けられたことがきっかけだそうです。

 

 

母に追放され孤独に苦しむ遠野太夫

 

 

遠野太夫(アンジェリーナ)は母ルシールによって家を追い出され、持たされたものといえば「あるるかん」と少量の「アクア・ウイタエ」のみ。

 

不老不死の肉体を持つアンジェリーナに対し、連れ合いとなる人物に「アクア・ウイタエ」を飲ませ、ともに生きよ、といって送り出した母・ルシールの言葉の真意を掴みかね、孤独に苦しむ日々を過ごしているアンジェリーナは、どういうわけか正二に興味を持つことになります。

 

 

遠野太夫からの質問。正二の答えとは

 

 

遠野太夫のキツイ物言いに怒り心頭の正二だったのですが、遠野太夫のお誘いで渋々ながらも晩酌に付き合うことになります。

 

遠野太夫は数々の男達に「不老不死だったら何をする?」という質問を投げかけてきたのですが、正二に対してもまた同じ質問を投げかけます。

 

どうせ失望するだけだろうと諦め半分の遠野太夫に対し、正二は笑みを浮かべながら次のように答えるんですね。

 

正二

したらワシはオナゴに惚れるこつができるな

永久(とこしえ)にたった一人のオナゴに惚れ抜くこつが

 

予想外の正二の言葉に遠野太夫は激しく心を揺さぶられるのですが、ここで思わぬ事件が起きることになります。

 

 

遊女と無理心中を図った侍が火を放った!(火事です火事です)

 

 

遊女と無理心中を図った侍が火を放ち、あたりが火事になってしまったとの知らせを受け、正二は侍の元へと駆けつけるのですが、確かにしっかりと火を放っちゃってますね。

 

正二は丸腰だったため、刀の鞘で応戦するのですが、さすがに分が悪い。

 

そこで助けに入ったのは遠野太夫が操る懸糸傀儡「あるるかん」。

 

この「あるるかん」によって、正二と遠野太夫(アンジェリーナ)の過去のつながりが明らかになります。

 

  • 「あるるかん」とは、正二が幼いころ師匠の「白銀」とともに一緒に作り上げた人形
  • 遠野太夫の中には「白銀」の血による記憶があり、その中に正二も存在する
  • 正二少年は「白銀(バイ=イン)」に「しろがね」という名を与えた

 

つまり、この二人は出会うべくして出会った、とも言えますね。

 

 

男を守るため、遠野太夫は本当の姿をさらけ出す

 

 

逃げ遅れた二人のまわりはすでに火の海に囲まれており、もはや逃げ道はありません。

 

正二は気を失った遊女を二人も抱きかかえる状態にあり、もはや脱出は不可能。

 

不老不死の肉体を持つ遠野太夫ことアンジェリーナは、あるるかんを駆使して自らも火の海に飛び込むことで、突破口を切り開くのですが、その際に偽りの遊女の姿からアンジェリーナ本来の姿がさらけ出されることになります。

 

炎に包まれながら、着物は焼けてなくなり、黒髪から流れるような銀髪へ・・・この時のアンジェリーナの描写が本当に美しいんですよ。

 

アニメ版にはこのように原作を超える描写に驚かされるシーンがあって目が離せないんですよね。

 

 

何のことはない。ただの一目惚れだ

 

 

不老不死の体を持つアンジェリーナは過去に何度も怪物のように見られ、孤独で寂しい思いを続けてきたのですが、今回のことでもまた正二に同じように思われているだろうと、ひとり寂しく洞窟の中で雨に濡れて体を震わせます。

 

そこへ現れたのはアンジェリーナを探していた正二。

 

正二の優しさに触るうちに、アンジェリーナは心の衝動を抑えることができず過去の話をすべて打ち明けます。

 

話を聞いた正二は、

 

  • 母・ルシールがアンジェリーナをとても大切に思っていたからこそ、しろがねの呪縛にとらわれず幸せを願い追い出したこと
  • そして「生命の水(アクア・ウイタエ)」は、アンジェリーナに連れ添ってくれる大切な人に飲ませるために持たせたこと

 

をアンジェリーナに教えます。

 

そして、母・ルシールの真の愛情を知ったアンジェリーナに対し、正二は「2つの道は同じ」といい、すでに飲み干し空になった「生命の水(アクア・ウイタエ)」の入れ物を見せるのですが、このシーンの正二が最高にカッコよくて鳥肌たっちゃいました。

 

そしてトドメの一言。

 

正二

一目惚れたい!

 

いっしゃん

この二人、最高すぎる

 

 

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まとめ

 

アニメ「からくりサーカス」第16話「出会い」を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?

 

今回のお話ははっきりいってしまうと正二とアンジェリーナのラブストーリーなのですが、原作よりもかなりスピーディーな展開ということもあって、二人の関係がよりわかりやすく浮き彫りになり、勢いを保ったまま盛り上がり続けるという素晴らしい効果があったように感じられました。

 

藤田和日郎先生の描くラブストーリーは個人的には強烈に来るものがありますね。

 

今回の話は原作と見比べてみるのも楽しそうだわ。

 

以上、アニメ「からくりサーカス」第16話の感想でした!

 

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