アニメ「からくりサーカス」32話感想!歓喜!最古の二人がウキウキだ!

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アニメ「からくりサーカス」観てますか?

 

からくりサーカス

 

今回のタイトルの「暇乞い」、お暇をもらうのはパンタローネとアルレッキーノの二人…。

 

決して悪い意味での「お暇」ではありませんよ?

 

 

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しろがねの90年間の時間をつくってやりたい

 

 

仲町サーカスのみんなは、フウたちの元でしろがねの90年間に及ぶ過去の記憶を見た。

 

全部自分の血で体を洗うような壮絶な思い出。

 

子供らしくおままごとをしたこともなく、オシャレや化粧にも無縁。

 

オートマータと戦うためサーカス芸人として生きてきた。

 

それを使命だと信じて。

 

まるで人間ではなく道具のようだったしろがねの90年間。

 

ところが、鳴海との想い出が入ってくるあたりから、しろがねの記憶に色が付き始める。

 

90年間道具だったしろがねが、たった数日間過ごした鳴海の記憶を何十回何百回も思い出して生きている。

 

ほかの記憶なんかとは比べ物にはならないキラキラの記憶を。

 

だったら一肌脱ぐっきゃない。

 

すべてはしろがねのため。

 

しろがねの90年間の時間をつくってやりたいという思いが仲町サーカスのみんなからダダ漏れ過ぎて早くももう泣きそうなんですけどっ。

 

 

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しろがねのための最善とは何か?

 

 

あの鳴海が先頭車両に乗っている。

 

勝に強さを教えてくれた。

 

勝を守って死んだと思っていた。

 

あの鳴海があの扉の向こうにいる。

 

しかも宇宙に行けばもう戻ってくることはできない。

 

仲町サーカスのみんなの思いやりも分かるけど、鳴海に会いたい勝の気持ちもよく分かる…。

 

ただ残念ながら先頭車両への扉の前にはパンタローネとアルレッキーノが立ちふさがってたんですよね。

 

この二人、仲町サーカスとは少し趣旨が違うものの、しろがねのことを第一に考えてるだけのことはあって、意外にも勝に核心をつく質問をするんですね。

 

今その扉を開けることはフランシーヌ様にとっての最善となることなのか?

 

しろがねは鳴海兄ちゃんのことが大好きなんだ

その二人がやっと会えたんだ

 

そして仲町サーカスのみんなの思いがリフレイン、勝は歯を食いしばって我慢の子。

 

しろがねの一番の幸せは僕が入っていくことじゃないと思う

 

勝は本当に成長したなぁ。

 

 

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ロールキャベツのほうがマシだったけどな…鳴海の記憶が戻っとる

 

 

到着まであと60時間…その間、鳴海はしろがねと二人で過ごさなければならない。

 

それだけでなく、フウが手配したメイド型オートマータが汽車を運転していることや、まずい保存用のレトルトに鳴海、不満がついつい漏れ出ちゃう。

 

鳴海

お前のロールキャベツのほうがマシだったけどな

 

ロールキャベツはしろがねが初め鳴海に作った料理で、鳴海がしろがねになる前のことだったはず。

 

鳴海の記憶が戻ってることに興奮するしろがねを見てるとこっちまでソワソワしちゃう。

 

しかし残念ながら、鳴海は記憶が戻ってもしろがねに対する態度はこれまでと変わりなし。

 

たとえフランシーヌ人形とは無関係でもそれで何かが変わるのか?

 

救われたとしてそれが何になる?

 

宇宙でフェイスレスにゾナハ病の治し方を吐かせたところで、それっきりもう帰ることもない…。

 

鳴海

そんな俺にお前は何を求める?

記憶なんざ悲しいだけだぜ…

 

今の鳴海にとって、過去の記憶などなんの価値もないということか…。

 

しろがねは鳴海と出会ったことで思い出が色づいたというのに、鳴海は逆にしろがねの運命に巻き込まれることによって、人としての感情が死につつあるように見える。

 

お互いに愛し合っているはずの二人なのに…。

 

ほんと皮肉で悲しいですよね。

 

 

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おふくろそっくりのオートマータだと!?仲町サーカスの戦い

 

 

仲町サーカスが乗る汽車を追いかけ、続々と集まるオートマータ達。

 

ブリゲッラとハーレクイン。

 

そしてカピタン・グラツィアーノとレディ・スパイダー。

 

中でもレディ・スパイダーは仲町サーカスの亡きおふくろさん・房江にそっくりな容貌をしているという趣味の悪さ。

 

団長

許せねえ、あんなのが房江そっくりなんてよぉ…!

ありゃあ、俺たち三人でやる!

 

まともに戦えば、当然仲町サーカスには勝ち目はない。

 

だけど、オートマータにはどうしても抗うことができない弱点がある。

 

オートマータに対抗するにはサーカス芸人に限る。

 

仲町サーカスが本当のサーカス芸人ならば、勝つチャンスはある。

 

亡きヴィルマにもらったナイフを駆使して仲町サーカスはどのような戦いを見せるのか?

 

 

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パンタローネとアルレッキーノ、真の喜びの時

 

 

ブリゲッラとハーレクインの追跡を察知したパンタローネとアルレッキーノは迎撃するためにしろがねのそばを離れることを申し出る。

 

敵の追跡を知り、自ら飛び出そうとする鳴海に話しかけるアルレッキーノの言葉がとても印象深い。

 

アルレッキーノ

自らの使命を忘れたか?

鳴海、お前は強い…お前と戦った私だから言える

我々がいなくなった後、エレオノール様を託せるのはお前だけだ

なんせブリゲッラにも「鳴海は強い」と豪語してましたからね。

 

しろがねのため、人間のためオートマータと戦おうとする二人を見て、しろがねが戸惑いながら話す描写もいい。

 

しろがね

待て、今までお前たちを敵だと考えていた

だが、今私のため、人間のために、戦おうとしている…私はわからなくなった

私が90年にわたって戦ってきたお前達に、今なんと言えばいいのか…

 

しろがねの言葉に我が意を得たりと答えるパンタローネ。

 

パンタローネ

難しきことではありません

我々はあなた様のために存在するのですから

こうおっしゃってくださればいいのです

『戦え』

アルレッキーノ

そして『勝て』

 

そしてしろがねは答える。

 

しろがね

では、戦って勝ちなさい

そして必ず戻ってきなさい

 

喜び勇み飛び出す二人!(この描写がたまらん!)

 

パンタローネ

フランシーヌ様にご命令を賜った!

パンタローネが心の底から歓喜に打ち震えてる。

 

アルレッキーノ

ああ、初めて戦えと!

それはアルレッキーノも同じ。

 

パンタローネ

うんうん

パンタローネが可愛く見えてきた。

 

アルレッキーノ

また会えるだろうか

不思議な気持ちにさせた、あの笑顔に

もちろん、リーゼのことですね。

 

パンタローネ

何の話だ?

ほんと何の話だ?

 

アルレッキーノ

人間の娘の笑顔のことだ

あの顔はそよ風に波立つ湖面に映る星屑のように煌めいていた

リーゼが聞いてたら顔真っ赤にしそうなセリフだな。

 

パンタローネ

そうか

私はフランシーヌ様も入っていたという仲町サーカスに興味がある

私もパントマイムを演じ、歌いたい

私は歌も歌えるんだ

思わぬ新情報だ!

 

アルレッキーノ

そうか

その歌、今度聞かせてくれ

アルレッキーノ、いいヤツ(ワイも聞きたい)

 

パンタローネ

ああ!いつか天幕の中でな!

かっこええ別れの挨拶だな!

 

パンタローネとアルレッキーノはついにしろがねと真の主従となることができた。

 

そしてウキウキと話すこの二人の姿こそが、本来の姿だったのでしょうね。

 

ようやく本当の意味で主人に仕えることができて、今この二人は幸せ絶頂状態にあることは間違いない。

 

 

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まとめ

 

アニメ「からくりサーカス」第32話「暇乞い」を視聴した感想について書きました。

 

しろがねの90年間の穴埋めをしてあげようとする仲町サーカスの優しさ。

 

鳴海に会いたい気持ちをぐっとこらえる勝の成長。

 

実は記憶を取り戻していた鳴海の悲しみと絶望の深さ。

 

これまでの物語の積み重ねを改めて実感させられることが多い今回の話の中でも、私が一番心に残ったのはなんといってもパンタローネとアルレッキーノの二人でしょう。

 

しろがねの初めての命令に喜び勇み浮足立つ二人の描写は見ている側もウキウキとさせるものがあるだけでなく、これまでの悲しい過去から解き放たれるかのような清々しい気持ちにさせるものがありました。

 

敵は新型で手強いですが、今の彼らならきっと大丈夫!

 

次週がとても楽しみです!

 

以上、アニメ「からくりサーカス」第32話の感想でした!

 

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