アニメ「盾の勇者の成り上がり」観てますか?
行商人として順調に商売を軌道に乗せていくあたりから、尚文の「盾の勇者」としての評判が徐々に上がっていくことになるのですが、こうやって尚文に正当な評価がなされていく様子は観ていてとても喜ばしいものがありますね。
また、フィーロが加わったことにより、確実に賑やかさが増したことから、尚文自身の表情もだいぶ柔らかくなったように感じます。
実にいい傾向ですね
というわけ今回は、
第7話
「神鳥の聖人」
を視聴した感想について書きますね~。
盾の勇者の商売繁盛。大量の除草剤案件とは?
いつの間にか「神鳥の聖人」と称されるようになってきた盾の勇者・尚文は、今度は例の商人から急ぎの案件として大量の除草剤を発注されることになります。
この世界に召喚されたばかりの頃は武器屋の親父・エルハルトくらいしか頼れる人がいなかった尚文ですが、今となっては奴隷商、薬屋、魔法屋、リユート村、そしてアクセサリー商と順調にその人脈を広げつつあります。
そして何より、今の尚文には頼れる仲間としてラフタリアとフィーロの二人がいますしね。
今回のこの大量の除草剤案件を受けられるのも、この二人がいるからこそ。
尚文の行商人生活は着実に商売繁盛してるといえるでしょう。
しかし、今回の除草剤案件は何やら訳ありのようで、目的地に近づくにつれて大量の巨大植物が繁殖しているという異常な光景を目の当たりにすることになるんですね。
これは確かに除草剤が大量に必要だわ
魔物化した植物に支配された村。フィーロが意外と毒を吐く
到着した目的地の村長からの話によると、異常に繁殖した植物が魔物化してしまったとのことで、なんとか駆除しようとあらゆる手を尽くしたもののすべて無駄に終わってしまい、冒険者達を呼び集めても魔物化した植物には全く歯が立たないという。
しかもレベル上げに行った冒険者達は今だ帰ってきていないとのこと。
尚文はフィーロに命じて冒険者達を連れ帰らせるものの、この時のフィーロがなかなか毒舌なんですよね。
フィーロ
弱いのにあんなところ行くなんて
この人たちバカだね~
フィーロってこんなこと言う子だったんだ
まだ生まれてから間もないというのに、こんな毒を吐くなんて・・・尚文の教育の賜物なんでしょうか。
ラフタリアに注意されるものの、「えー」とか「もー」とか「ちぇー」とか、とにかく減らず口が絶えません。
フィーロの将来が少し心配です。
「神鳥の聖人」の噂はこの村にも届いていた
フィーロがしゃべる姿を見て、村人たちは尚文のことを「神鳥の聖人」であることを確信し、病人を助けてくれるよう懇願してきます。
「神鳥の聖人」の噂はこの村にも届いていたんですね。
フィーロがとても目立つ、というのもあるのでしょうが、やっぱり尚文の薬の効果によるところが大きいんじゃないでしょうか。
その尚文の盾の勇者としての能力によって効果が増大された薬は、病人に寄生した植物を見事に除去するなど、まさに「神鳥の聖人」の噂に偽りなし。
面倒事は厄介だ、と病人を治し代金を頂戴した尚文は、そうそうに村を立ち去ろうとするのですが、結局は村長達に引き止められてしまいます。
ここで「神鳥の聖人」を逃がすわけにはいきませんよね。
元凶は槍の勇者・元康。尻拭いは盾の勇者・尚文
この村はもともとは飢饉に貧していたわけなんですが、事情を知った槍の勇者・元康が、近くの遺跡に封印されていた「奇跡の種子」を村にもたらしたとのこと。
驚異的なスピードで成長する植物がもたらす実によって飢饉から脱することはできたものの、その異常すぎる成長によって今度は村が飲み込まれてしまうという新たな危機が生まれてしまったんですね。
過去の伝承によると、その種子はある錬金術師が作り出したもので、一時期はその植物によってこの村周辺が支配されていたこともあったそうです。
だから封印されていたのにはそれなりの理由があったということなのでしょう。
つまり、槍の勇者・元康は解いてはならない封印を解いてしまったということです。
盾の勇者・尚文はその尻拭い、ということになりますね。
今この場に元康がいたら、フィーロが豪快に蹴り飛ばしてくれたんでしょうけどね~。
残念
植物の異常な再生能力に尚文がとる奥の手とは?
村長の願いを聞き入れ、植物の本体に戦いを挑む尚文たち。
ラフタリアとフィーロの噛み合わない連携プレイで、フィーロはラフタリアに行動を邪魔されたと怒り、ラフタリアはフィーロの動きによって植物に捕獲されてしまいます。
スカートがめくれるのを恥ずかしがるラフタリアに対し、フィーロは「ニヤリ」といやらしい笑いを浮かべるのですが、この子本当にどうしちゃったんだろう。
ときどきフィーロがオッサンに見える
ラフタリアは捕まりながら除草剤をふりかけるのですが、植物の異常な再生能力によってたちまち再生されてしまいます。
その様子を見ていた尚文は、病人を治療したときに使った「薬効果アップ」のスキルを除草剤に適用することを思いつき、即座に実行したところその効果は絶大で魔物化した植物はあっという間に枯れてしまいます。
ちょっとしたスキルの応用にすぎないのかもしれませんが、尚文の盾の勇者としての能力が確実に進化しているのが実感できる瞬間でしたね。
新スキル「植物改造」で村をキッチリ救いきる!
魔物化した植物を倒し、盾に吸収させたことにより、尚文は「植物改造」という新たなスキルを獲得します。
コソっと新スキルで実験したところ、尚文には何か手応えを感じたように見えましたが、ラフタリアにすぐさま注意されてましたね。
とても奴隷と主人の関係とは思えない
村長達に「神鳥の聖人」としてではなく「盾の勇者」として感謝された尚文は、まるで照れ隠しでもするかのように、後片付けは自分達でやれ、と言い残しさっさと寝てしまいます。
尚文は口ではぶっきらぼうなことを言いつつも、その行動は実に真摯でとても好感がもてますよね。
恩着せがましい槍の勇者・元康とは大違いです。
村長いわく「掴みどころのないお方」だそうですが、ラフタリアに言わせると「寡黙でカッコいい」そうです。
今度本人に言ってみるといい
翌朝、尚文は新スキル「植物改造」で作り出した「バイオプラントの種」を試しに植えてみたところ、実験は見事に成功。
繁殖力、変異性を抑えて、生産力、成長力を上げた結果、魔物化せずに食べられる実をたくさん実らせる植物が新たに誕生することになります。
これで飢饉に貧することもなく、この村の問題は完全に解決。
槍の勇者・元康と違って、盾の勇者・尚文はこの村をキッチリと救いきります。
もちろん、報酬は頂戴しますよ?
今度は温泉街へGO!ラフタリア、もっと素直になれ
村からもらった報酬というのは、なんと植物の実。
意外としたたかな村人に対し、尚文も呆れてしまうのですが、この報酬を良しとするあたり、やっぱり尚文は人がいい。
植物の実と種子を商人に持ち込んだところ、快く商談は成立。
商人の鑑と賞賛する商人は、尚文に新たな運搬の依頼を発注します。
その運搬先とは温泉街。
フィーロは素直に温泉に入りたいとアピールするのに対し、ラフタリアは温泉に興味深々ながらも、なかなか素直に「入りたい」と言えません。
ラフタリア、まさかのツンデレ風ですが、フリフリと動く尻尾から本音がダダ漏れしている姿に尚文も思わずニヤリとしてしまうのは無理もないことか。
ラフタリア、キスでは子供はできないよ
最近、フィーロばっかり尚文にベタベタしていることにフラストレーションを溜め込んでいるラフタリアですが、温泉内でふとあるものが目に付きます。
それは温泉の由来と効能についての説明文。
なぜ温泉に銀色のイノシシ?という疑問はさておき、その効能にラフタリアは驚きます。
その効能とは「恋愛成就」。
この温泉に一緒に入った男女は永遠に結ばれるとのこと。
尚文と一緒に入ったことを想像し、顔を真っ赤にするラフタリアいわく、キスをしたら子供ができるそうです。
やっぱりラフタリアはまだまだ子供だな
でも、残念ながら尚文はフィーロと一緒に温泉に入っているという残酷な事実。
しかも風呂上がりにはブラッシングのおまけ付き。
尚文と一緒に飲むために、せっかく持っていった飲み物を2本とも一気飲みしてしまうラフタリアの乙女心は可愛い。
でも、これは由々しき事態ですよ。
ラフタリア vs フィーロ?
このままではフィーロに尚文を取られてしまうかも、ということでラフタリアは一発逆転を狙って贈り物をゲットするべく夜中に抜け出します。
しかし、奇しくもフィーロも同じことを考えていたようで、二人は外でばったりと出くわしてしまうことになり、ここからはラフタリアvsフィーロの贈り物対決へと移行します。
二人の目当ての贈り物はそれぞれ違うのですが、目的地は同じ。
目的地へ向かうまでなぜか競走となってしまうのですが、油断したフィーロが崖から落ちそうになったところラフタリアが助けにいったあたりから二人の関係は徐々に変わっていくことになります。
結局二人は崖から落下するのですが、幸いなことに二人とも怪我をするような事態には至らず、フィーロはラフタリアに感謝し、ラフタリアはフィーロの無事に安堵します。
しかし、二人が落下したのは巨大なイノシシの背中だったため、当然のごとく二人はイノシシに追いかけられることになるんですよね。
今度はフィーロが機転をきかせてフィロリアルに変身し、ラフタリアを背中に乗せて崖を飛び越えることにより、二人は巨大イノシシから逃げ延びることに成功します。
これでおあいこ、ということで二人の間にはもはや「対決」という言葉は当てはまらずしっかりとした「協力」関係が築かれるようになるんですね。
贈り物対決の行方は?
晴れて仲良くなった二人は、目当てのガゴッコの巣にソロリソロリと近づいていくのですが、そこで再び巨大イノシシが現れます。
巨大イノシシがガゴッコの巣に突撃したことにより、フィーロが狙っていた卵は割れ、ラフタリアが狙っていた鉱石ははるか彼方へ。
怒り心頭の二人は協力して巨大イノシシを討伐し、贈り物代わりのおみやげとして巨大イノシシを温泉街まで持ち帰るのですが、今度は温泉街の住人にそのイノシシを譲ってくれと懇願されます。
なんでもそのイノシシは「シルバーレイザーバッグ」と呼ばれ、毎年供物として捧げることが定番の魔物なんだそうですが、その討伐にはかなりの苦労を強いられるようで、報酬もしっかり弾んでくれるとのこと。
二人はその報酬で金属細工の道具(けっこうイイやつ)を尚文に贈り、結果的に二人の贈り物作戦は大成功を収めます。
まだまだ尚文からは子供扱いされてしまうラフタリアですが、今回はフィーロと仲良くなれたのですから、成果としては充分だったんじゃないでしょうか。
まとめ
アニメ「盾の勇者の成り上がり」第7話「神鳥の聖人」の感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
前半パートでは槍の勇者・元康の尻拭いをキッチリとこなし、後半パートではラフタリアとフィーロの二人の仲が改善するという、盾の勇者一行にとっては実に有意義なお話だったと思います。
個人的には、「盾の勇者」としてしっかりと村人達から感謝されるシーンと、尚文との妄想にふけるラフタリアのお子様恋愛脳にホッコリと癒やされましたが、何よりもフィーロとラフタリアの仲が改善されたのが一番良かったですね。
それにしてもフィーロが意外と毒舌なのには正直驚きましたが。
以上、アニメ「盾の勇者の成り上がり」第7話の感想でした!
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