アニメ「盾の勇者の成り上がり」観てますか?
前回の第4話では尚文へのあまりの理不尽な仕打ちにラフタリアが胸のすくような怒りと救いをもたらせてくれましたね。
決闘と言いつつも不利になると平気で不正を働き、それを何事も無かったかのように正当化するマインと国王、そして槍の勇者・元康には本当にムカついていたもんですから、ラフタリアの怒りには本当に胸がすっとするものがありました。
また弓の勇者と剣の勇者がまともな判断ができるのも少し意外でしたね。
というわけで今回は、
第5話
「フィーロ」
を視聴した感想について書きますね~。
ラフタリアはキッチリ言い返す
そもそも尚文が城に訪れていたのは「波」を防いだことによる報酬をもらうため。
「波」のボスを倒した他の三勇者たちには本来の額を大きく上回る報酬が渡される中、尚文に対してだけは難癖をつけて報酬を渡そうとしないなど、相変わらずのクズっぷりを見せるメルロマルク王。
調子に乗るマインとセットで本当に腹立たしいことこの上ありません。
しかし、またしてもここで意外な援軍としての働きを見せたのが弓の勇者と剣の勇者。
リユート村の防衛に貢献した尚文のことを説明することで、尚文はなんとか最低限度の報酬だけは確保することが叶います。
さらには尚文に代わってラフタリアがチクリと嫌味を言い返すシーンはやっぱり胸がすっとするものがありますね。
ラフタリアのいうとおり
「時間の無駄」でしかない
奴隷商から卵ゲットだぜ
くだらない決闘により尚文の奴隷から解除されてしまったラフタリアの希望により、尚文たちはふたたび奴隷商のもとを訪れます。
そしてラフタリアは再び尚文の奴隷へと戻ります。
もはや尚文にとって奴隷紋などというものは不要なのですが、ラフタリアにとっての奴隷紋は尚文との「絆」の証なんですね。
ガリガリの痩せっぽちの亜人の奴隷をここまで育て上げた手腕に関心する奴隷商、彼が言うにはラフタリアの今の価値はなんと金貨35枚!
もちろん売るわけないんですけど、ちょっと検討する雰囲気の尚文にラフタリアが怒るシーンはとても和みますね。
そんな中ふと尚文が目をつけたのは「魔物の卵くじ」(1回銀貨100枚)。
最低でも「フィロリアル」、育てれば倍の価値になる魔物の雛が手に入るとのこと。
「フィロリアル」に興味を持った尚文は、節約お母さんと化したラフタリアの制止を振り切り、この「魔物の卵くじ」を1個購入してしまいます。
これが「フィーロ」との出会いですね。
リユート村のささやかな恩返し
先の「波」の災厄からリユート村の防衛に尽力した尚文とラフタリアは、思わぬ形でリユート村からの恩返しを受けることになります。
いつも薬を持ち込む薬屋の主人からは、尚文にリユート村にいる親戚を助けられたお礼にとより上位の薬が作れるレシピ本を。
そして薬屋から紹介された魔法屋のおばあさんからは、孫を助けてもらったお礼にと魔法書を手渡されます。
尚文からすれば、「誰?」って感じなのですが、恩を受けた人からすれば、何かお礼をしたいと思うのは人として当たり前のことだと思うんですよね。
そんな当たり前のことができるリユート村は本当にいい村だと思うし、そんないい村の人たちがこうして尚文に善意を向けてくれるのが本当に嬉しいですね。
自然と「ありがとう」という言葉が出た尚文の変化も微笑ましい。
超スピーディーなフィーロの成長描写がいい
リユート村で卵から帰ったフィロリアルの「フィーロ」。
アニメならではの超スピーディーな描写によって、あっという間に大きく成長を遂げてしまいます。
まさかここまで巻いてくるとは・・・。
原作小説やコミックスでもここまでスピーディーではありませんでしたが、これはやっぱりアニメという媒体の強みなんでしょうかね。
確かに恐ろしくスピーディーな展開ではありましたが、オリエンタルかつ軽快な雰囲気のBGMに乗せてのフィロリアルの成長描写はテンポが良くて本当に良かった。
槍の勇者とマインがリユート村に来よった
フィーロの成長にほのぼのしているところに、リユート村にやってきたマインと槍の勇者をはじめとする騎士団一行。
槍の勇者・元康がリユート村の領主になり、通行税・銀貨50枚が課せられるというとんでもないことが言い渡されます。
銀貨50枚あれば、リユート村では50泊(食事付き)できる金額。
もちろん尚文たちは反論するものの、あろうことか本来村人たちを守る立場にある騎士団たちは村人に刃を向けます。
もうほんと、コイツラ無茶苦茶です。
女王の「影」登場!村の権利書をかけての決闘へ
理不尽な要求を突きつけるマインの前に姿を現したのは、メルロマルク女王の命を受け、事の動向を見守り続ける「影」の一団。
「影」からある書状を渡されたマインは激情し、今度はリユート村の権利書をかけて尚文に決闘を申し込みます。
今回のリユート村への理不尽な要求はおそらくマインの独断によるものと思われるので、「影」が渡した書状にはおそらくその行動を諌める旨のことが書かれていたんじゃないでしょうか。
ここに来てやっと「公正」なジャッジが出来る者が出てきてくれたことに尚文の少しほっとしたんじゃないですかね?
とはいうものの、今度は「決闘」という手段に切り替えてきたマインたちがめちゃくちゃであることには変わりないんですが。
フィーロ会心の金○蹴りが痛快すぎる
負けても責任が取れない、という理由から「ドラゴンレース」による決闘を渋る尚文でしたが、逆に「フィーロ」はやる気満々。
結果的には、負けても責任は持てない、という条件のもと尚文は決闘を承諾します。
しかし「ドラゴンレース」なのに、尚文が騎乗するのは「フィロリアル」。
槍の勇者・元康は「フィロリアル」を見て「鳥だし」とバカにするのですが、ここでフィーロの強烈な金○蹴りが炸裂!
痛快すぎるフィーロ会心の金○蹴りにより元康は男として大ダメージを受けることになります。
フィーロと尚文で笑いあう姿に私も本当に胸がスッとしました。
フィーロはめちゃくちゃいい仕事した
やっぱりか!不正だらけの「ドラゴンレース」
そしていよいよ始まった「ドラゴンレース」。
大方の予想に反し高いポテンシャルで元康が騎乗するドラゴンのスピードを圧倒するフィーロ。
しかし、マインがその状況を許すわけもなく、騎士団を使って数々の不正行為を連発します。
落とし穴、フィーロのスピードダウン、元康ドラゴンのスピードアップなどなど。
ありえんやろ!?というくらいの不正だらけの「ドラゴンレース」となってしまったわけなんですが、結果的には尚文の機転とフィーロの底力によって僅差ながらも勝利を収めます。
逆に不正呼ばわりかよ!でも「影」は見ている
「ドラゴンレース」の勝利直後、なぜかさらに巨大化したフィーロを見て、マルティは不正を訴えてきます。
どこまでも恥知らずな女ですね
しかし今回ジャッジを下すのは不正まみれの王族たちではなく、女王の配下である「影」。
盾の勇者・尚文が不正を行っていないことを理路整然と説明されたマイン達はぐうの音も出ず、撤退します。
以前までならマイン達の不正がまかり通ることがほとんどでしたが、今回は「影」がしっかりと見ていてくれたおかげで尚文達も助かりましたね。
「盾の勇者の成り上がり」という作品においては、なかなか珍しい展開だったように思います。
ラフタリアは三半規管が弱い?オエー
「ドラゴンレース」に勝利した報酬として、尚文がリユート村に求めたのは「お金」ではなく、ボロボロの荷馬車。
「フィロリアル」とは荷馬車を引きたがる習性を持っているようで、村人達によって修繕された荷馬車を引いている姿はご機嫌そのもの。
しかし、ラフタリアは荷馬車に揺られるのが超苦手でフラフラによった挙げ句、外でオエー。
意外なギャップに少しホッコリ
あれだけ動けるのに三半規管が弱いんですかね?
今回の一件で尚文が得たのは荷馬車とリユート村発行の通行証。
これで冒険しながら行商でお金を稼げるという新たなルーティーンが可能になったわけなんですが、荷馬車での移動が増えるラフタリアにとっては思わぬ試練となってしまいそうですね。
これは早く三半規管を鍛えないと。
またオエーってなるな
そしてフィーロは少女へ
荷馬車という移動手段を獲得し、行商人としても新たなスタートを切った尚文たちでしたが、朝起きるとフィーロの姿はデブ鳥から人間の少女へとチェンジ!
背中に羽をはやした天使のような少女(全裸)に混乱したまま次週へ続くというお約束の展開で今回は幕を下ろします。
それにしても恐ろしくテンポよくまとめた回だった
まとめ
アニメ「盾の勇者の成り上がり」第5話「フィーロ」を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
今回はフィロリアルのフィーロが新たに登場したおかげで、全体的に明るい雰囲気の、気分転換にはちょうどいいお話だったように思います。
特にフィーロが槍の勇者・元康を蹴り飛ばすシーンは、想像していた以上にスカッとするものがあり、逆に言うと奴らにそれだけフラストレーションが溜まっていたのかな?と改めて実感した次第でもあります。
フィーロが加わることにより、活動範囲が大きく広がることになるわけなんですが、ここからはさらに成り上がりの速度が加速されるので、より楽しくなってくるんですよね。
とにかく次週も楽しみです。
以上、アニメ「盾の勇者の成り上がり」第5話の感想でした!
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