アニメ「盾の勇者の成り上がり」観てますか?
前回の第3話では、盾の勇者・尚文が急成長したラフタリアと一緒に「波」のモンスターたちの驚異からリユート村の人々を守り、この世界に来てからはじめて人々に感謝されるという展開に、なんだか救われたような気持ちになりました。
また急成長を遂げたラフタリアが尚文に対してけっこう遠慮なしにズケズケと提言する様子はなかなか面白いものがありましたね。
とても奴隷とは思えない
というわけで今回は、
第4話
「暁の子守唄」
を視聴した感想について書きますね~。
元康&マインコンビが本当にウザい
波の災厄を撃退したことにより国からの報酬をもらうため、いやいやながらも城での宴に参加することになった尚文とラフタリアの2人。
ラフタリアは豪華な料理に興奮気味ですが、何を食べても味を感じない尚文にとってはただの苦痛の時間でしかありません。
ラフタリアが尚文に無理やり「あ~ん」して食べさせる様子を憎々しげに見つめるのは槍の勇者・元康。
マインに何やら耳打ちされたと思いきや、元康は尚文に対しラフタリアを奴隷から解放せよ、と決闘を迫ります。
元康は尚文の言うことは何一つ信じないくせに、マインのいうことはなぜか盲目的に信じるところがあるんですよね。
マインは盾の勇者・尚文にあらぬ冤罪を着せた張本人なのですが、なぜそこまで尚文に対して悪意を抱いているのかはよくわかりません。
ハッキリ言ってこの2人のコンビ、本当にウザい。
特に尚文から何か干渉されたわけでもないのに、一方的に難癖をつけてくる。
個人的には最も嫌いなタイプの人間ですね。
国で合法の制度なのになぜ犯罪者扱い?
そもそも、奴隷制度はメルロマルクでは合法の制度なので、尚文が奴隷を契約したところで何の問題もないはず。
それが何故か犯罪者扱いされてしまう尚文。
しかもその奴隷制度を認めている最高責任者であるメルロマルク王自身も尚文イジメを率先して行うというどうしようもなさに、もはや憎しみしか湧いてこない。
この国どうなってんだ
それにラフタリア自身は尚文の奴隷であることに何の不満も感じておらず、むしろ尚文のことを心の底から慕っているにもかかわらずですよ?
むしろ尚文は奴隷の主の鏡といっても過言ではないでしょう。
誰に迷惑をかけてるわけでもないのに、これはあまりの仕打ちだと思います。
この決闘、尚文に何のメリットもないし
元康がしかけた決闘の勝利で尚文が得るもの、それは今までどおりラフタリアを奴隷として使役し続けること。
そして決闘に敗北した場合は、ラフタリアを奴隷から解放しなければなりません。
つまり尚文がこの決闘によって得られるものは何もないんですよね。
尚文からしたらこんな決闘を受ける理由なんて何一つないですし、ただただ胸クソが悪いだけでしょう。
しかし、国王の命令により、ラフタリアは兵士たちに捕らえられ、尚文はこの決闘を受けざるを得ない状況へと追い込まれてしまいます。
奴隷解放といいながらも、しっかりと奴隷のようにラフタリアを拘束するコイツラはいったい何なんでしょうね。
これが決闘?盾の勇者・尚文 vs 槍の勇者・元康
ラフタリアの奴隷解放を賭けて、盾の勇者・尚文と槍の勇者・元康の「不毛」な決闘が始まるわけなんですが、この決闘は盾の勇者にとっては圧倒的に不利なものでしかありません。
なぜなら、尚文の攻撃力は限りなくゼロに等しいものだから。
決闘を仕向けたマインもそのことは重々承知の上でしょうしね。
はなから勝利を諦めている尚文は、蓄えていたバルーンや盾の様々な能力を駆使した元康への「いやがらせ」を繰り広げることで、意外にも優位に戦いを進めます。
やがて元康に降参を迫るほど追い詰めるのですが、そこでマインがまたしても横槍をいれてくるんですね。
1対1での決闘のはずなのに、なぜかマインだけは決闘場内に居座ってましたしね
マインの風魔法で吹き飛ばされたスキに元康が繰り出した必殺技により、尚文はダウン。
元康
俺の・・・勝ちだ
いや、お前の勝ちじゃねえし
こんなの決闘じゃないでしょ。
ほんとにコイツラいったい何ナノ?
カースシリーズ解放!
不正を訴えても聞き入れられず、マインには嘲笑われ、そして国王とマインが親子であるという事実を知った尚文は、いままでの理不尽な出来事がすべて国王親子により仕組まれていたことを悟ります。
理不尽に次ぐ理不尽なこの状況に尚文の憎しみは増大。
そしてラフタリアは国王たちの手によって奴隷契約を強制的に解除された事をキッカケに、尚文の心の中の憎しみはついにMAXへと達し、ついに新たなる盾の能力「カースシリーズ」が解放されることになります。
応援したい
その憎しみ
怒れラフタリア!尚文のために
一方、決闘の賭けの対象にされてしまったラフタリアは、不正行為で偽りの勝利を手にした元康たちに対し怒りを爆発させます。
ラフタリアにとって尚文はかけがえのない人物。
- 弱って余命いくばくもない命を救われ、心のトラウマも克服
- 食べたいものを食べさせてくれ、欲しいもの(ボール)も買ってくれる
- 夜うなされたときは一晩中寄り添ってくれ、普段も決して無理強いはしない
- 戦いのときはいつも盾で守ってくれる
尚文の不器用な優しさによってラフタリアは幸せに過ごしていた。
それなのに、その幸せな今を元康たちの「善意」という名の「悪意」によって奪われようとしている。
この理不尽な状況で心折れてしまった尚文の代わりに怒ることができるのは、もうラフタリアしかいない。
怒れ!ラフタリア!
意外とまともだった?「剣の勇者」と「弓の勇者」
ラフタリアが怒る中、割って入ってきたのは剣の勇者・天木錬(あまき れん)と弓の勇者・川澄樹(かわすみ いつき)。
意外なことにこの2人は決闘の中で行われたマインの不正行為について追求します。
もちろんマインはすっとぼけるのですが、元康に関しては不正があったことすら気づいていない様子。
気づけや
今までは元康と同様、尚文の敵と思われていたこの2人の勇者ですが、今回の件に関して言えば、この2人の言動はとても公平だといえるでしょう。
ちょっと見直した
今後もその調子で頼む。
尚文に届け!ラフタリアの本当の気持ち
理不尽に次ぐ理不尽にさらされ、ラフタリアも奴隷から解放されてしまい、憎しみで完全に心を閉ざしてしまった尚文。
そんな尚文にラフタリアは自分の気持ちを必死に伝えようとしますが、なかなか届きません。
しかし、ラフタリアは決して諦めず、今度は逆に尚文に優しく寄り添いながら、気持ちをひとつひとつ真摯に紡いでゆきます。
この世界に来てからずっと誰かに言ってもらいたかった言葉をラフタリアの口から聞くことができた尚文は、憎しみの心が徐々に和らぎ、やがてその目には涙が浮かびます。
深い深い人間不信に陥っていたのですが、ラフタリアのおかげでようやく人を信じる心を取り戻すことができた尚文は、ここにきてはじめてラフタリアの急成長した本当の姿を認識できるようになります。
ラフタリアの気持ちが尚文に届いた瞬間ですね。
それだけ周りに対して心を閉ざしていた、ということだっったのかもしれませんね。
味覚も取り戻せてよかったね
また、このシーンで流れる劇中歌の演出が最高によかった。
まとめ
アニメ「盾の勇者の成り上がり」第4話「暁の子守唄」を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
尚文に対するあまりにも理不尽な仕打ちに、今回もかなりムカムカするものがありましたが、その分を帳消しにしてオツリがくるくらいラフタリアによって癒やされましたね。
尚文の苦労がここにきてようやく本当の意味で報われたような気がします。
次週の第5話ではいよいよ「フィーロ」も登場するようですし、盾の勇者・尚文の快進撃がいよいよ加速していくと思うとめちゃくちゃ楽しみでもあります。
以上、アニメ「盾の勇者の成り上がり」第4話の感想でした!
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