アニメ「からくりサーカス」観てますか?
私は毎回OPとEDも欠かさず観てますよ。
それにしてもOPの「月虹」はいつ発売されるんだろう?
それはさておき。
叔父の才賀善治の手のものによって拉致されてしまったものの、勝は今までの「弱い自分を殺す」ことを決意。
覚醒した勝は屋敷の窓から飛び降りて脱出後、阿紫花を味方につけようとしたところで前回は終わりましたね。
今回の第4話の注目は覚醒した勝が見せる活躍にあると思うのですが、果たして無事にしろがねと鳴海を救出することができるのでしょうか?
というわけで、今回はアニメ「からくりサーカス」第4話を視聴した感想について書きますね~。
敵だった阿紫花を味方に雇うよ
窓から飛び降りた先にいた誘拐組の人形使い撃破し、結果的に阿紫花達をピンチから救った勝は、阿紫花に対し遺産から報酬を払うので味方につくように提案します。
闇社会の住人ではあるのですが、仁義を重んじる阿紫花は、依頼主を簡単に裏切るようなことはしません。
しかし、持ち出した才賀貞義の手記を見せると、阿紫花は勝の味方につくことを決意します。
そして有名なあのセリフ。
阿紫花
で、お代はいかほどいただけるんで?
いかにも阿紫花らしい物言いですよね。
阿紫花のキャラクターが一気にたった瞬間でもあります。
今度は善治と交渉だよ
阿紫花を味方につけることに成功した勝るは、誘拐組から奪った懸糸傀儡「グリモルディ」で才賀善治のもとへと乗り込みます。
屋敷から飛び降りた勝を死んだものと思っていた善治にとっては、勝を養子にするチャンス到来。
誘拐組の手によって、ピンチに陥っているしろがねと鳴海の映像を見せつけ、助ける交換条件として養子になるように言いくるめます。
覚醒したといっても勝はまだまだ子供。
年長者である善治のしたたかさにはまだまだ及びません。
しろがねと鳴海が苦しむ様子に耐えかね、養子になると苦渋の決断をした勝でしたが、そこで阿紫花はこう助言します。
阿紫花
待ちな坊や
アンタ、騙されてますぜ
このまま勝が善治の軍門に下ってしまっては、阿紫花も報酬をもらえませんからね。
また報酬だけでなく、勝のことを徐々に気に入っているようにも見えますしね。
阿紫花が口を挟むのも当然の流れでしょう。
阿紫花の助言で心が揺らいだ勝に対し善治はしろがねと鳴海の二人を生かすつもりがないことを明かします。
最初から約束を守る気なんてサラサラなかった、ということですね。
勝
叔父さんは、ひどい人だ
怒った勝は、善治の足をへし折り、顔面に頭突きをかまします。
覚醒した勝にとって、もはや善治など敵ではない、ということでしょう。
一度見ただけで人形操りをするよ
覚醒した勝の活躍はまだまだこんなものではありません。
勝は阿紫花の操る懸糸傀儡「グリモルディ」の特性を一度操るところを見ただけで理解するだけでなく、周囲の状況を的確に把握しすばやく作戦を立てます。
そんな勝にまたしても驚く阿紫花。
さらに勝は「阿紫花の腕を信じている」という。
もう阿紫花の心を掴んだも同然ですよ。
「グリモルディ」で助走を付けてジャンプしたのはいいものの、わずかに距離が足らず落下しそうになったところで、勝は懸糸傀儡「グリモルディ」を操る阿紫花の手を取り、その首を伸ばすことで窮地を脱します。
勝が「グリモルディ」を操れることに驚く阿紫花。
勝
阿紫花さんがやってるのを見てたんだ
もはや阿紫花も返す言葉が見つからないようです。
覚醒した勝の活躍はとどまるところを知りません。
勝、恐ろしい子。
無事に合流!そして鳴海は怒髪天!
勝はとっさの機転によって、ついにしろがねと鳴海が閉じ込められている鉄の牢屋までたどり着きます。
体力を使い果たした阿紫花が気を失った所に、誘拐組の黒賀の人形使いが姿を現し、勝の腕を切断しようと人形を繰り出します。
勝を守ろうとしてしろがねが腕を差し出せば、その上からさらに鳴海が太い腕を差し出します。
鳴海の逞しい腕を切断することができず、人形は粉々に砕け散ってしまいます。
大の大人達がよってたかって子供一人をよぉ!
怒りが頂点に達した鳴海は、鉄の牢屋を硬気功で破壊したのち、多数いる黒賀の誘拐組の男達を次々とぶっ飛ばしていきます。
いつも誰かのために怒っている鳴海のことを「うらやましい」と勝に語るしろがねの様子は、もう鳴海を敵視していた時とは全く違ったものになっています。
そんなしろがねを見た勝も、なんだかとても嬉しそうでしたね。
今度は「あるるかん」を操るよ
油断していたところを女の人形使いによって両足を傷つけられてしまうしろがね。
そして、負傷したしろがねに気を取られた一瞬の隙きをつかれて、糸でがんじがらめにされてしまう鳴海。
しろがねは負傷しながらも「あるるかん」を操ろうとしますが、負傷した足のせいで思うように人形操りができません。
しろがねと鳴海からは逃げるようにと言われていた勝でしたが、逃げることをやめるどころか、しろがねから「あるるかん」を奪い取ります。
才能あるものが何年もかけて習得する「人形操り」を、一度見ただけで操ってしまう勝。
しろがねのようにはいかないものの、勝は「あるるかん」の必殺技「レ・ザア・マシオウ」を繰り出し、相手の懸糸傀儡を見事に破壊します。
勝、本当に恐ろしい子。
鳴海との別れ
誘拐組との決着がついたタイミングで、黒賀の者が仕掛けた時限爆弾が爆発、屋敷全体が火の海に包まれてしまいます。
阿紫花の部下によって張られたロープで脱出を提案する阿紫花でしたが、鳴海はまだまだ阿紫花のことは信用できません。
勝に説得されて渋々提案の応じることにした鳴海は、
鳴海
なら、俺からも頼んどくぜ!
報酬は10円だ!
阿紫花に対し依頼料として「10円玉」を1枚投げてよこします。
しろがねから順番にロープで脱出しようとしている中、爆発で破れた床から落下してしまう勝。
勝を助けようともがくしろがねをロープで無理やり脱出させた後、鳴海は床から落ちた勝のあとを追いかけます。
倒れている勝を見つけた鳴海は、爆発によって次々と屋敷の柱が倒れてくる中、勝を大切に抱きかかえしっかりと守り続けます。
勝、お前は笑ってろよ
泣くことがあってっもいい
歯を食いしばることがあってもいい
でも、それ以外のときは、笑ってろよ
忘れるな勝
何かあったら心で考えろ
今はどうすべきか?ってな
そして、笑うべきだとわかったときは、泣くべきじゃないぜ
なあ、勝
そういって、勝にニッコリと微笑む鳴海・・・。
爆発による火災がやがておさまり、残った瓦礫の中には鳴海の腕にしっかりと守られつづけた勝の無事な姿が。
助かったんだ・・・助かったんだよ・・・鳴海兄ちゃん!?
そう話かける勝でしたが・・・勝が目にしたものは、
勝を守るようにして残された鳴海の左腕のみ。
鳴海は左腕を残し、その姿は消えてなくなってしまっていたのです。
私は週刊少年サンデーで連載中にリアルタイムで読んでいたのですが、まさかの展開に混乱しそうになるくらい衝撃を受けたことを今でもはっきりと覚えています。
作者の藤田和日郎先生に憤りを感じたくらいに。
しかし、約20年ぶりにこうしてアニメで再びこのシーンを見られる日が来ようとは。
今は感謝の気持ちしかありません。
まとめ
アニメ「からくりサーカス」第4話を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
勝は覚醒し、阿紫花を味方につけ、しろがねは負傷してロープで脱出、そして鳴海は左腕を残しその姿は・・・。
まさに急展開を見せた今回のアニメ「からくりサーカス」第4話ですが、原作未読の人からしたら、この次どうなんの?と呆然とするしかありませんよね。
私も原作をリアルタイムに読んでいた当時は同じく呆然としてましたし。
とりあえず今できるのは、次の第5話を期待して待つしかない、ということです。
どうしても先の展開が気になるのであれば、原作コミックスを読むことをオススメしますよ。
- 第1話『開幕ベル』
- 第2話『約束』
- 第3話『奈落』
- 第4話『コラン』
- 第5話『サーカス〜出発』
- 第6話『地獄』
- 第7話『Demonic』
- 第8話『一瞬の始まりと終わり』
- 第9話『記憶』
- 第10話『フランシーヌ』
- 第11話『ファンファーレ』
- 第12話『「顔無し」司令』
- 第13話『ルシール』
- 第14話『夜更けの海』
- 第15話『はじまりの場所へ』
- 第16話『出会い』
- 第17話『訪れし者』
- 第18話『微笑』
- 第19話『影の正体』
- 第20話『黒い太陽』
- 第21話『銀色の女神』
- 第22話『「ハリー」へ向かう!!』
- 第23話『悪魔再び』
- 第24話『脱出へ』
- 第25話『モン・サン・ミッシェルにて』
- 第26話『アニマル・ショウ』
- 第27話『転送(ダウンロード)』
- 第28話『ぶたちゃんはあるいてった』
- 第29話『しろがねのやったこと』
- 第30話『Pieta(ピエタ)』
- 第31話『黒の流星』
- 第32話『暇乞い』
- 第33話『仲町三人VSレディ・スパイダー』
- 第34話『背中を守る者』
- 第35話『抱擁』
- 第36話『閉幕』
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