アニメ「からくりサーカス」観てますか?
前回の第17話ではギイとアンジェリーナの出会い、正二とフランシーヌ人形の出会い、そしてエレオノールの誕生が描かれ、とても感動しましたね。
まさかフランシーヌ人形が出産に立ち会っていたなど今のしろがねは夢にも思わないことでしょうが、みんなに祝福されて生まれたことだけは間違いありません。
というわけで今回は、
第18話
「微笑」
を視聴した感想について書きますね~。
ギイの面倒見の良さにニヤリ
アンジェリーナにお願いされ、ブツブツ文句を言いながらもエレオノールの面倒を見続けるギイ。
火が近いんだよ!と言っては、エレオノールを火元から遠ざけ。
寒いんだよ!と言っては、エレオノールに自分のベストをかけ。
そんなギイの様子を楽しそうに覗き見る正二とアンジェリーナの笑顔(ニヤリ)。
まさに平和そのもの
分解はエレオノールの成長を見届けてから
一方のフランシーヌ人形はというと、エレオノールの成長に興味津々なご様子。
相変わらずアンジェリーナに分解されることを望んではいるものの、できればエレオノールの成長を見届けてからにしたいそうで。
フランシーヌ人形の中ではエレオノールは1日2日程度ですぐに成長するものと簡単に考えているみたいですが、実際に大人にまで成長するには20年程度かかる、と聞くと流石にはそんなには待てないとちょっとわがままなことを言い始めます。
でも疲れたんだから仕方ないのかも
フランシーヌ人形は大切な歯車が欠けている
アンジェリーナとしてはエレオノールの出産に立ち会ってくれた恩と、エレオノールを過去の怨念で飾りたくないとの思いから、フランシーヌ人形を分解することには反対なんですね。
しかしギイにとってはゾナハ病の元凶であるフランシーヌ人形を見過ごすわけにはいかない。
そしてある日、ギイはフランシーヌ人形が企んでいることについて吐かせと尋問を試みるのですが、フランシーヌ人形は意外なことを口にします。
大切な歯車が欠けている。
それさえあれば何かになれる気がしていた。
フランシーヌ人形はいつもそんな思いに囚われていたそうですが、ここに来てからはそのようなことをあまり考えなくなったそうです。
しかし、エレオノールは機械だろうと人間だろうと関係なく泣き、わめき、指を握ってくれる。
エレオノールの前ではようやく別の何かになれそうな気がする。
そんな思いを吐露するフランシーヌ人形に対しギイは激しい対抗心を燃やします。
特に「指を握った」ことに対して
ギイ vs フランシーヌ人形のエレオノール触れ合い自慢合戦
エレオノールがフランシーヌ人形の指を握ったことが気に入らないギイ、そしてエレオノールのことに関しては一歩も引き下がる様子を見せないフランシーヌ人形。
ギイとフランシーヌ人形によるエレオノール触れ合い自慢合戦の始まりです。
ギイ
指を握った?
それがどうした!
僕なんか汽車のおもちゃを作ってやったんだぞ!
フランシーヌ人形
わたくしはおむつの取替をしました
ギイ
ぼ、僕だって汗疹にならないようにパウダーをつけてやってるんだ!
フランシーヌ人形
たらいのお風呂のとき、エレオノールはわたくしの袖を掴んで離さなかったのですよ
なんだこれ?
お前ら二人、クッソかわいいな!
ギイがデレよったぞ!
ギイ
ん、僕だって、僕だって・・・!
あーちくしょー!
エレオノール、かわいいよな~!
エレオノール触れ合い自慢合戦の末、ギイがついにデレます。
こんな無邪気なギイ
初めて見た
フランシーヌ人形
ええ
ずっと見ていたい
もうずっと見てろ
ほんとかわいいなお前ら!
隣町のお祭り?オートマータの迫る影
ギイとフランシーヌ人形、エレオノールバカの二人は和解、エレオノールのおネムの前におむつを替えるべく仲良く屋敷への帰りの道中で村人たちが隣町のお祭りに一斉に出かけるところに出くわします。
なんでも正二がごちそうを用意しているとのことなのですが、そんなことは二人とも聞いていません。
隣町のお祭りの主催者であるはずの正二はというとアンジェリーナとエレオノールの家族3人で一家団らんの一時を過ごしていることから、そのお祭り、なんだか怪しい感じがしますね。
そしてアンジェリーナが子守唄を歌う中、いよいよオートマータ達が迫ってきます。
柔らかい石はエレオノールの中
ギイとフランシーヌ人形から隣町のお祭りのことを聞かされるも、そんなお祭りのことなど一切知らないという正二とアンジェリーナ。
そんな彼らの元に現れたのは大勢のオートマータ軍団。
フランシーヌ人形はオートマータ達を帰らせようと命令するものの、彼らには命令は通じず、「お前だれだ?」と逆に攻撃を受けてしまいます。
正二は戦うことを決意し、アンジェリーナとエレオノールを避難させようとしますが、アンジェリーナはエレオノールと柔らかい石をフランシーヌ人形に託し、自らも戦うと宣言します。
柔らかい石はギイが移植するまでもなく、アンジェリーナの体内からエレオノールの体内へと移っていたんですね。
そうしてフランシーヌ人形はアンジェリーナの信用に答えるべくエレオノールを連れて逃走することになります。
さらばフランシーヌ人形!微笑みとともに
オートマータ達の攻撃を受け、フランシーヌ人形とエレオノールは井戸に落下してしまいます。
人間以下の力しか発揮できないフランシーヌ人形では、井戸からの脱出は不可能。
寒い井戸の水はエレオノールの体力を奪ってしまう。
そして正二、ギイ、アンジェリーナ達はオートマータ達と激闘を繰り広げるも多勢に無勢でとてもフランシーヌ人形を助けに行く余裕などありません。
エレオノールの生命の危機に反応したのか、体内にある柔らかい石が井戸の水を「アクア・ウイタエ(生命の水)」へと代えていき、オートマータであるフランシーヌ人形の体は徐々に溶けていってしまいます。
泣き止まないエレオノールをなんとかなだめようと、フランシーヌ人形は子守唄を歌い続けた結果、ついにエレオノールは泣き止みます。
今度は笑わせようと「ベロベロバー」をしてみせると、エレオノールは可愛い笑顔で笑ってくれるんですね。
そんなエレオノールの姿を見て、今度は「笑顔」を浮かべながら「ベロベロバー」。
ついにフランシーヌ人形が笑った!
そしてフランシーヌ人形最後の言葉。
フランシーヌ人形
星が見えるわ
ああ、なんて、いい気持ち
さらばフランシーヌ人形
最後に笑えて本当によかった
泣くなギイ!さよならアンジェリーナ
正二がオートマータ達をひきつけている間にギイは致命傷を受けたアンジェリーナを連れて逃げるのですが、体内の柔らかい石と生命力の大半をエレオノールが受け継いだ結果、アンジェリーナの体は徐々に石化していきます。
アンジェリーナ
ごめんね
ダメみたい
ギイに抱きかかえられながら謝るアンジェリーナに対し、ギイは気持ちをこらえられなくなり、ついにママンと口にします。
アンジェリーナ
やっとママンと呼んでくれたわね
もっと早く、こうしてやりたかったんだぞ
そう言ってアンジェリーナは涙を流し続けるギイを優しく撫でます。
アンジェリーナ
エレオノールをお願いね
あの子に私のような運命を背負わせないで
あなたのようにひとりぼっちにさせないで
ギイ
わかったから
ずっと僕のそばにいてよ
僕を一人にしないでよ!ママン!
アンジェリーナ
もっとママンと呼んで
エレオノールの分まで
アンジェリーナは襲いかかるオートマータ達を最後の力を振り絞ってあるるかんで仕留めると、ついに粉々に砕け散ってしまいます。
そして最後に残されたのは、あるるかんを操る腕だけ。
最後の最後までアンジェリーナは立派に子供達を守り通したのですね。
欠けた歯車は埋まったのか?
アンジェリーナ、そして正二の二人からエレオノールのことを託されたギイは正二の刀でオートマータ達を討ち取ると、井戸の中でエレオノールを保護します。
井戸の壁面にはフランシーヌ人形が最後の力を振り絞って破壊した痕跡があり、そのおかげでエレオノールはアクア・ウイタエで溺れることなく無事助かったんですね。
欠けた歯車を探し求めていたフランシーヌ人形のことを思い、ギイは優しく心の中でこう問いかけます。
ギイ
欠けた歯車は埋まったのか?
お前は何かになれたのかい?
このセリフがステキすぎて鳥肌が止まらん
フランシーヌ人形の最後の笑顔、みんなにも見てほしかったな~。
まとめ
アニメ「からくりサーカス」第18話「微笑」を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
今回のお話は見ていてとても胸がいっぱいになる素晴らしいエピソードばかりだったと思うのですが、やはり一番の見どころはフランシーヌ人形の笑顔だったんじゃないでしょうか。
からくりサーカスという作品には数多くの名シーンがあるのですが、フランシーヌ人形の笑顔は間違いなくトップ10に入る屈指の名シーンだと思うんですよね。
話の密度が特に濃かったように感じる今回の第18話はアニメ「からくりサーカス」の中においても1、2を争う素晴らしい回だったといえるでしょう。
以上、アニメ「からくりサーカス」第18話の感想でした!
- 第1話『開幕ベル』
- 第2話『約束』
- 第3話『奈落』
- 第4話『コラン』
- 第5話『サーカス〜出発』
- 第6話『地獄』
- 第7話『Demonic』
- 第8話『一瞬の始まりと終わり』
- 第9話『記憶』
- 第10話『フランシーヌ』
- 第11話『ファンファーレ』
- 第12話『「顔無し」司令』
- 第13話『ルシール』
- 第14話『夜更けの海』
- 第15話『はじまりの場所へ』
- 第16話『出会い』
- 第17話『訪れし者』
- 第18話『微笑』
- 第19話『影の正体』
- 第20話『黒い太陽』
- 第21話『銀色の女神』
- 第22話『「ハリー」へ向かう!!』
- 第23話『悪魔再び』
- 第24話『脱出へ』
- 第25話『モン・サン・ミッシェルにて』
- 第26話『アニマル・ショウ』
- 第27話『転送(ダウンロード)』
- 第28話『ぶたちゃんはあるいてった』
- 第29話『しろがねのやったこと』
- 第30話『Pieta(ピエタ)』
- 第31話『黒の流星』
- 第32話『暇乞い』
- 第33話『仲町三人VSレディ・スパイダー』
- 第34話『背中を守る者』
- 第35話『抱擁』
- 第36話『閉幕』
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