アニメ「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」観てますか?
今回は商業ギルド長の孫娘・フリーダに注目。
フリーダは、お金を数えたり、貯めたり、チャリンチャリン音が大好きなお金フェチの変わった幼女……マインの類友みたいなもんですね。
マインが知らない異世界通貨の世界
マインはお金の計算はできるけど、実際の通貨に関してはよく知らないんですね。
なぜならマインは自分自身でお金を使ったことがないから。
だから今回の紙の試作品で得た報酬は、マインにとっては異世界に来て初めて手にしたお金になるんですね。
そんなマインが知らない異世界通貨の内訳は次のとおり↓↓
小銅貨 | 10リオン |
中銅貨 | 100リオン |
大銅貨 | 1,000リオン |
小銀貨 | 10,000リオン |
大銀貨 | 100,000リオン |
小金貨 | 1,000,000リオン |
大金貨 | 10,000,000リオン |
今回マインとルッツが得た報酬はというと、
- 小銀貨×1枚
- 大銅貨×8枚
で、合計18,000リオンになります。
日本円に換算すると、おそらく54,000円(リオン×3)~72,000円(リオン×4)くらいになるんじゃないでしょうか?(個人の感想です)
ルッツのリアクションを見た感じでは、異世界の幼い子どもが稼いだ報酬としてなかなかの金額だったんだと思います。
ベンノ vs くそじじいギルド長
商業ギルド長・グスタフとベンノとの駆け引きが面白かったですね。
ベンノは、マインとルッツを商人ギルドに仮登録させにきたわけですが、グスタフは前例がないからといって取り合うつもりは毛頭なし。
けれどもベンノはマインお手製の花の髪飾りを見たときから勝算があったんでしょうね。
ぐぬぬぬと唸りながらも渋々仮登録を許可するグスタフ…孫娘ご所望の髪飾りをちらつかされては抗うすべもなかった模様。
ギルドの長がこんなことでいいのか…甚だ疑問ですね。
髪飾りの金額交渉においても、ベンノがスムーズに金額を釣り上げていたし、どうやら商人としてはベンノのほうが一枚上手みたいです。
迷惑なサプライズはダメ
グスタフはギルド長としてはいけ好かない部分はあるものの、孫のことが絡んでくると表情が緩み、ただの好々爺になるみたいですね。
マインお手製の髪飾りはサプライズ的に贈ることを企んでいるみたいでしたが、マイン的には前世での経験上「迷惑サプライズ」はお断りのスタイル。
なのでお孫さんの意向を考えた最適な提案をしたところ、今度はマインをスカウトし始めちゃった…これも迷惑サプライズの一種なのかな?
さすがにベンノもキレてたけど…案外マイン的には悪くない話だったような気もする。
取れるときに取れるところから取れるだけ取っておくもの
この世界の商人のスタンスはなかなかガメついものがありますね。
お金は「取れるとき」に「取れるところ」から「取れるだけ取っておく」もの。
その結果、ベンノは髪飾りの報酬として小銀貨4枚をグスタフからせしめたわけですが……これはルッツやマインには少し難しい職業のような気がしてきたな。
とはいえ、マインが作る髪飾りは高級品にあたるわけですから、市場を混乱させないためにも、ある程度ふっかけた金額設定をするということも大切になってくるのでしょう。
マインはその辺の価値観に大きなズレがある…だからこそ「取れるとき」に「取れるところ」から「取れるだけ取っておく」クセを身につける必要があるんですね。
初任給で家族孝行
前世では果たせなかった初任給での家族孝行ができてとても良かったですね。
まさか異世界転生してからその夢を叶えることができるなんて夢にも思ってなかっただろうけど。
ともあれ家族みんなにワシワシとなでくりされるマインの姿にホッコリしてしまいましたね。
一方、ルッツのほうはというと家族の反応はかなり微妙…紙を売る商人ではなく、紙を作る職人になれ、という貴重なご意見をいただいた模様。
がんばれルッツ。
お金フェチ・フリーダ
グスタフの孫娘・フリーダ…お金フェチと言っても差し支えない娘さんでしたね。
フリーダはお金を数えたり、貯めたり、チャリチャリいう音を聴くのが大好きとのこと。
そして彼女のモットーもまた、お金は「取れるとき」に「取れるところ」から「取れるだけ取っておく」こと…さすがもっともクソジジイに近い孫娘。
髪飾りの打ち合わせのときは、とても可愛らしいお嬢さんって感じだったのになぁ…商人の孫はやっぱり商人なのか…。
とはいえ、払うべきときは払わないと気がすまない性質はグスタフとは少し違うのかもしれない…でも引き抜きしようとするとこはやっぱりソックリ。
マイン曰く、ギルド長より手強く、ルッツ曰く、マインそっくり…特に可愛い顔して中身が変なところが。
また、フリーダはお金が好きなだけでなく、大人顔負けの目利き力もあるんですよね…マインの髪飾りの価値を的確に言い当てていましたし。
これは想像していた以上に油断のならない子かもしれませんね…フリーダ、恐ろしい子。
でも、マインと「お友達」になりたいフリーダには年相応の可愛さがあるんですよね。
身食いは治らない
可愛そうなことにフリーダもまたマインと同じ「身食い」だったんですね。
「身食い」は何かに一生懸命打ち込んでいるときには大丈夫なのですが、心が折れたり目標を失ったときにはその反動が大きくなるとのこと…。
これは以前にマインも身を持って体験してますよね…粘土板や木簡の時に。
そして「身食い」は病気ではないため、熱を抑えることはできても治すことはできないという…なんとも理不尽でもどかしいものがあるな。
とはいえ、今回フリーダと友達になれたことはお互いに享受するものも大きいと思う。
二人の今後の展開に期待ですね。
まとめ
アニメ「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」第9話「ギルド長の孫娘」を視聴した感想について書きました。
今回はギルド長・グスタフとその孫娘・フリーダが新たに登場したわけですが、さすが商売の家系ということもあって、二人ともなかなかのあきんどぶりでしたね。
しかも爺さんよりも孫娘のほうが手強いという…だってお金を貯めたり、数えたりするのが好きなくらいですから。
とはいえ、マインと同じ「身食い」という点に関しては、共感するべきところもあり、今後のマインに大きな影響を及ぼすことも考えらるわけで…フリーダは今後の動向に注目すべき人物であることは間違いありません。
次回の展開も気になるところです。
以上、アニメ「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~」第9話の感想でした!
- 第1話『本のない世界』
- 第2話『生活改善と石版』
- 第3話『冬のできごと』
- 第4話『初めての森と粘土板』
- 第5話『洗礼式と不思議な熱』
- 第6話『会合』
- 第7話『不信感の芽生え』
- 第8話『ルッツのマイン』
- 第9話『ギルド長の孫娘』
- 第10話『二度目の冬に向けて』
- 第11話『究極の選択と家族会議』
- 第12話『洗礼式と神の楽園』
- 第13話『巫女見習いという選択肢』
- 第14話『決着』
- 第15話『神殿の巫女見習い』
- 第16話『青い衣と異なる常識』
- 第17話『与えるべきもの』
- 第18話『孤児院の大改革』
- 第19話『大掃除と星祭り』
- 第20話『ルッツの行く道』
- 第21話『新しい側仕え』
- 第22話『ヴィルマと子供用聖典』
- 第23話『収穫祭のお留守番』
- 第24話『騎士団からの要請』
- 第25話『トロンベ討伐』
- 第26話『夢の世界』
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