「劇場版 呪術廻戦0」感想!乙骨憂太の圧倒的主人公感!

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「劇場版 呪術廻戦0」を観てきました。

 

いつもなら公開初日の朝一番の回に鑑賞することをモットーとしているのですが……今回は仕事仕事仕事ですっかりタイミングを逃してしまった。

 

そしてようやく鑑賞できた。

 

とんでもない作品だった。

 

というわけで、今回は「劇場版 呪術廻戦0」の感想について書きますね~。

 

 

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乙骨憂太の圧倒的主人公感!

 

 

「劇場版 呪術廻戦0」は本編の前日譚的な物語となっているわけですが……個人的には乙骨憂太の主人公感に圧倒されてしまいましたね。

 

もちろん、呪術廻戦における主人公は虎杖悠仁。

 

けれども、今回の「0」では虎杖はもちろん伏黒も釘崎も出てこない。

 

乙骨はジャンプ本誌ではすでに登場してはいるものの、アニメ本編では名前だけの登場となっており、実質、今回の「0」が初登場なんですよね。

 

乙骨のCVが緒方恵美ということで「シンジくん?」と懸念される部分は多々あった。

 

確かに登場当初はもうまんま「シンジくんやん」とも思った。

 

けれども物語が進むうちにそんなことは気にならず、むしろ途中からは乙骨の声は緒方さん以外考えられなくなってきた。

 

乙骨とシンジ、キャラ的にも多々かぶる部分があり、シンクロ率も高かった。

 

虎杖の場合は出てきた当初から「強者」だった。

 

けれども乙骨の場合は出てきた当初は「シンジくん」……そう「シンジくん」

 

今回の乙骨の緒方さん起用は明らかに狙ってますよね。

 

そしてそれが見事にハマった。

 

正直なところ、主人公として感情移入しやすいのは圧倒的に乙骨憂太。

 

むしろなんで乙骨が本編の主人公じゃないのか不思議に思うくらい、主人公感はんぱなかった。

 

でも逆に考えると乙骨ほどのキャラクターが本編ではまだまだ出番が温存されていると思うと、今後の展開への期待が更に高まる部分もある。

 

個人的にはとても刺さりました。

 

恐るべし、乙骨憂太。

 

 

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劇場版にふさわしい最強絵コンテと神作画

 

 

テレビで放映されたアニメ「呪術廻戦」も作画には定評があったものの……やはり回によってはクオリティにムラがあったのも否めません。

 

その点、今回の「劇場版 呪術廻戦0」は徹頭徹尾、テレビの神作画がずっと続く感じになっているだけでなく、アクションシーンの絵コンテもキレていて、神作画でさらにキレていた。

 

特に目を引いたのが個人的に大好きな禪院真希の動きでしょうか。

 

今も昔も真希は真希……その信念にブレはなく、呪具での攻撃はキレッキレにキレまくってた。

 

一つ一つのシーンは短いんですけど、あの理にかなった流れるような動きがたまらなく魅力的……乙骨が憧れる気持ちもよくわかる。

 

また、今回は狗巻についても少し掘り下げられていて、乙骨とのコミュニケーションを通して浮き出る狗巻の人柄と情け深さに、本編とはまた別の意味での新たな魅力を発見した。

 

パンダはパンダ……虎杖同様、やっぱり乙骨にも欲しい情報は与えられず、劇場版での出番も思いの外扱いが少し軽かったような気がしましたね。

 

でもパンダから漂う「できた人間臭」は健在……パンダ(しかもぬいぐるみ)なのに人間としてのバランスがすべての登場人物の中で突出して抜きん出てた……あくまでも個人の感想です。

 

今回は過去エピソードということで、登場するキャラクターも少し限定的になるのかと思いきや……とんでもない。

 

虎杖達の登場こそないものの、五条をはじめとする教師陣に加え、京都校の生徒たちや、本編では見たことのない夏油の愉快な術師たちが多数登場するなど、もうほとんどお祭りといっても過言ではない様相を呈してた。

 

そんな強者達が跋扈する中、やっぱり一番注目すべきは乙骨に憑いている特級過呪怨霊「祈本里香」でしょう。

 

小学生ながらもどこか妖艶な微笑みを浮かべる美少女が……「呪いの女王」として街一つ滅ぼすほどのおぞましい怨霊になるという。

 

ちょっとギャップ大きすぎんか?

 

その原因には乙骨に隠された系譜が関係してくるのですが……このちょっとしたミステリー部分が最後の最後で伏線回収される流れはテンプレながらもやっぱくる。

 

すべてを捨てる覚悟のキレた乙骨から始まるラストバトルからの一連の流れに、もうずっと鳥肌立ちっぱなしだった。

 

まさに劇場版にふさわしい神作画&神絵コンテでした。

 

さすがに「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」を超える大ヒットは難しいとは思うけれど……2022年のNo.1ヒットくらいのポテンシャルは十分あるんじゃないでしょうか。

 

アニメ第二期に否が応でも期待が高まる会心の作品だったと断言できます。

 

以上、「劇場版 呪術廻戦0」の感想でした!

 

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