「ノー・ガンズ・ライフ(2期)」23話感想!弾丸(願い)は込められた!

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『弾丸(願い)は込めれた』……今回はまさにこの言葉に尽きる展開としかいいようがありません。

 

 

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独断専行クローネン

 

 

クローネンがセブンとペッパーを相手に孤軍奮闘していましたね。

 

しかもオリビエに先んじて独自に部隊を手配するなど、独断専行も甚だしく……よくこれでEMSに所属してるなぁ、と思わず感心してしまう。

 

けれどもクローネン個人の能力は非常に高く……針を駆使しての戦闘術は、ペッパーとセブンが相手ながらも、鉄朗と十三のため、しっかり時間を稼いでた。

 

もともとクローネンはべリューレンのGSUをずっと追い続けていたこともあり、水面下ではかなり周到に準備を整えていたようですね。

 

それでも今回の状況はさすがのクローネンでも捌き切るには荷が重かったか……。

 

とはいえ、今回の十三と鉄朗のピンチに助力してくれたのはとても大きい……オリビエといい、クローネンといい、なんだかんだでEMSはいざというとき頼りになるなぁ。

 

 

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鉄朗は十三の引き金を引かない

 

 

ハルモニエを介しての鉄朗と十三の会話がとても興味深かったですね。

 

心の中での対話において、十三の引き金が象徴的に描かれているのですが……十三はその引き金を誰にも引かせるつもりはなく、鉄朗もまたその引き金を引くつもりはまったくなかった。

 

十三は自分が認めた者だけにその引き金を引くことを許していたというわけでなく……自分で自分を認められないからこそ、そんな自分の引き金を引かせるわけにはいかない、という頑なな思いがあったんですね。

 

その本当の理由を知った鉄朗はというと……自分の思いと合致したのか、とてもうれしそうな表情を浮かべるんですよね。

 

二人の付き合いはそれほど長くはないけれど……幾度もともに修羅場をくぐり抜ける中、お互いの心の内がわかりあえるようになってきたのかも。

 

てっきり鉄朗がハンズになることによって、十三の真の力を解放するものと思ってたけど……鉄朗はその引き金を十三自身に委ねることを選択した。

 

今まで十三は自分で選択することをせず、自分のために自分の力も使うことなく、ずっと「処理屋」として他者の願いを優先してきたわけですが……その選択たる「引き金」はついに十三自身の手に委ねられることになったんですね。

 

これで十三は「ハンズ」という枷から解放され、いつでも自分で自分の引き金を引ける状態になったのか……。

 

個人的には鉄朗がふたたび引き金を引くところが見たかったのですが……今回の選択はそれ以上に素敵だな、と思いましたね。

 

 

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ハンズの呪縛に囚われたセブン

 

 

セブンはペッパーという「ハンズ」を相棒に持つことから、十三よりも大きなアドバンテージを持っていたわけですが……逆に「ハンズ」の呪縛から逃れられないようにも見えましたね。

 

すべてを壊す、というペッパーの命令に盲目的に従う姿は、かつて「武器」だった頃の十三の姿とダブって見え……まるでペッパー以外の存在は心底どうでもいいようにも見えましたね。

 

逆に、ペッパーがべリューレンの拡張者に負傷させられた際には、まるで世界のすべてが壊れてしまったかのような咆哮をし……過去に反乱を起こしたGSU達よりも精神的にかなり不安定なように思えた。

 

たとえ「ハンズ」がいて、デビルズ・バックボーンが十全に使えるとしても……上層部からすると、GSUは存在そのものがかなり不安定でリスキーなように映るのかもしれない……。

 

今までは「ハンズ」不在の十三よりもアドバンテージはあったかもしれない……けれども今のセブンは「ハンズ」がいるからこそ超えられない限界があるように思えましたね。

 

 

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弾丸(願い)は込められた!

 

 

十三と鉄朗……二人の願いがついに弾丸に込められましたね。

 

鉄朗のハルモニエのおかげで、自己否定が解除され、十三は心から自分を受け入れることができた。

 

今まで囚われ続けてきた自身の心を冷静に分析するだけでなく、今のセブンの状態を過去の自分に重ね合わせ、正しい未来へと導こうと親切心まで生まれるなど、とても晴れ晴れした様子がなんとも印象的でしたね。

 

逆にペッパーをやられて全く余裕のないセブンからすると、鉄朗は「ハンズ」のまがい物で、そんな「ハンズ」を持つ今の十三は忌々しくて仕方がないといった様子だった。

 

けれども十三にとっての鉄朗は「ハンズ」ではなく、お互いに向き合える大切な仲間なんですよね。

 

お互いに向き合えるからこそ、その弾丸には二人の願いが込められているわけで……。

 

局地戦用弾劾形態となった十三のヒュンケ・ファウストからのドッペル・ツヴァイ……これにはさすがのセブンもまるで歯が立ってなかった。

 

強い……強すぎるで、覚醒した十三さん。

 

真に願いが込められた弾丸はここまで違うものなのか。

 

 

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ハルモニエの原盤

 

 

久しぶりにべリューレンの根(ヴルツェル)たちが出てきてましたね。

 

ヴルツェル達にとって、鉄朗のハルモニエはいまだ解析しきれないだけでなく、複製もままならない……しかも鉄朗の成長に応じてハルモニエもまた刻々と変化していく代物のようで。

 

鉄朗を本気で取り戻すのは彼らにとっては簡単なのかもしれないけれど……今は鉄朗のハルモニエがどのように変化……あるいは進化していくのかを見守ることのほうに重きを置いてるようでしたね。

 

特にオネスト(CV:根谷美智子)が。

 

オネストは他のヴルツェル達とは少し違う考えかたを持ってるようで……。

 

今はなきアンディ・ウォシャウスキーも彼女に関しては一時的とはいえ、同じ理想を持っているようなことを言ってましたしね。

 

とはいえ、ハルモニエの原盤を持つ鉄朗は、今後も大変な日々を過ごしていくものと思われる。

 

頑張れ、鉄朗。

 

 

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まとめ

 

アニメ「ノー・ガンズ・ライフ(第2期)」第23話「引き金(再)」を視聴した感想について書きました。

 

今回は鉄朗のハルモニエを通じて、十三の知られざる胸の内が明らかにされたわけですが……十三の引き金が十三自身に委ねられる展開は少し予想外ながらも、感慨深いものがありましたね。

 

なにせタイトルが「引き金(再)」だったもんだから……てっきり鉄朗が引き金引くものと思ってたんですよね。

 

けれども今度の引き金を引くのは鉄朗ではなく十三自身……それはGSUの大原則を大きく破ることになるものの……そこに至るまでの経緯を振り返ると、深い納得感しかなかった。

 

弾丸(願い)は込められた……この副題がこんなにキレイに回収されるとは。

 

次回がとても楽しみですね!

 

以上、アニメ「ノー・ガンズ・ライフ(第2期)」第23話の感想でした!

 

アニメ『ノー・ガンズ・ライフ』感想一覧 2019年10月~12月/2020年7月~9月

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