「ノー・ガンズ・ライフ(2期)」19話感想!ウォシャウスキーの真意

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アニメ「ノー・ガンズ・ライフ」観てますか?

 

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今回は、GSUの悲しき過去や、鉄朗の苦悩、口惜しがるメアリー、そしてウォシャウスキーが拡張技術を志した理由について描かれていますよ。

 

 

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GSUの悲しき末路

 

 

エドムントの語るGSUの戦後処理がとても理不尽なものでしたね。

 

戦時中におけるGSUの存在は戦局を大きく左右するものだったわけですが、いざ戦争が終わってしまうと、その過剰すぎる戦力が逆に混乱を招いてしまう。

 

建前上は拡張体からもとに戻すといいながら、実際には単純に処分するつもりだったという……まさに道具扱いですよね。

 

本来ならば13体のGSU達は英雄扱いされてもおかしくないはずなのに、ファイブが連行される際の描写はまるで犯罪者か捕虜のような扱いだった……これはひどい。

 

そりゃあ、反乱起こして当然ですよね。

 

そして「同胞殺しの十三番機」は、9体の同胞を始末した……その中にファイブも含まれていたんですね。

 

かつてファイブのハンズだったエドは、家族の元に帰るため、仕方なく軍の命令に応じたものの……エドの中ではずっとファイブが存在し続けてたというわけか。

 

ただ、十三やエドの過去の回想を見る限りでは、ハンズとの信頼関係はしっかりしており、特に十三の相棒に関しては祖父の祖国にちなんだ名付けをするなど、道具ではなく一人の人間として心を通わせていたように思えた。

 

だからこそ、今は亡きGSU達の末路には、ただただ怒りと悲しみがこみ上げてくるものがありますね。

 

 

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エンドレス贖罪

 

 

十三が処理屋を続ける理由がなんとも物悲しかったですね。

 

十三はいつも自分の命を二の次に、メアリーや鉄朗を含む弱き人々を助け続けている。

 

その甲斐あってか、街の住人達の評判はよく、女性にもモテ、子供達にもなつかれている……そしていつも金がない。

 

おそらく十三に救われた人数はそれなりの数に登ると思われる。

 

ただ、本来であれば十三はメガアームド斎のように、戦時中の「英雄」として扱われてもおかしくない存在なんですよね。

 

けれども、十三はそういった事にはまったく関心がなく……どちらかというと、わざと表に出ないようにしているようにも見える。

 

十三にとって一番重要なのは、同胞殺しという自分の中の罪の意識と向き合い続け、その贖罪として命をかけて人々を助け続けること。

 

きっかけはヴィクターからの依頼だったかもしれないけれど、今の十三にとってはこの贖罪こそが唯一自分が存在し続けていいという理由なんだと思います。

 

 

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メアリーは口惜しい

 

 

ヴィクターの一件で一端区切りがついたからか、メアリーが欲求をむき出しにしていましたね。

 

鉄朗との会話の中で、メアリーは十三のことについて触れるのですが……もしも十三がメガアームド斎のような金持ちになっていたら、専属技師として、様々な拡張体を好き放題にできたかも……そんな妄想を抱くんですね。

 

メアリーはそれが口惜しい……ここに拡張技術バカがおる。

 

とはいえ、今のメアリーはそれなりに気持ちがスッキリしており、ヴィクターとの再会時にはおっぱいロケットをお見舞いする気満々のご様子だった……兄が見たら確実に泣くと思う。

 

 

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ウォシャウスキーの真意

 

 

スピッツベルゲンのボス、ウォシャウスキーの真意は、必ずしもスピッツベルゲンに浸透しているわけでもなさそうでしたね。

 

鉄朗を拉致したのは側近・功木(くぬぎ)の独断だったようですが、それもウォシャウスキーの独断により、あっさりと解放されてしまう。

 

そのウォシャウスキーの判断は、拡張体殲滅という組織の目的からは、少し外れてるようにも見えた。

 

といっても、実際には鉄朗もただで解放されたというわけじゃなく、その喉にはハルモニエのロック処理が施されており、あくまでも十三をコントロールするためのものだった。

 

それも「セブン」と対等に戦う力を得るためだという……「セブン」ってそんなに強いのか……ブリューレンでさらに強化されているのかな?

 

結局のところ、ウォシャウスキーの目的は、拡張体というよりはブリューレンそのものを殲滅することのように思える。

 

拡張技術の本来の目的とはかけ離れてしまったブリューレンの存在は、今のウォシャウスキーにとって、とても容認できるものではないのでしょうね。

 

 

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まとめ

 

アニメ「ノー・ガンズ・ライフ(2期)」第19話「瘢痕」を視聴した感想について書きました。

 

今回は十三やファイブを含むGSUの悲しき過去や、ウォシャウスキーが拡張技術を志したきっかけとなるエピソードなどが描かれるなど、現在の拡張技術のあり方について考えさせられるものがありましたね。

 

スピッツベルゲンとの記憶を失くしている鉄朗にとっても、自分の価値を決める重大な選択に迫られたりと、全体的に重苦しい雰囲気が漂っているように思えました。

 

ただ、メアリーに関してだけは、いつもの明るい調子だったので、ほんの少しですが癒やされるものがありました。

 

次回がとても楽しみです。

 

以上、アニメ「ノー・ガンズ・ライフ(2期)」第19話の感想でした!

 

アニメ『ノー・ガンズ・ライフ』感想一覧 2019年10月~12月/2020年7月~9月

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