アニメ「ノー・ガンズ・ライフ」観てますか?
今回の第24話でアニメ第2期も最終回。
ペッパーとセブンが初めて出会うエピソードや、セブンとの戦い後の十三の様子などが描かれていて、とても興味深い内容となっていますよ。
ペッパーの過去
ペッパーとセブンの初めての出会いが描かれていましたね。
セブンと出会う前のペッパーは、べリューレン社お抱えの廃棄寸前の被検体的扱いということで、奴隷のような扱いを受けていたんですね。
第1期に登場していたカレンはペッパーの妹ということで、同じような処遇を受けていたようですが……ペッパーにはハンズとしての適正が若干あるということで、妹よりはほんの少し待遇がいいようでしたね。
どうもペッパーの中では「セブン」という数字は何か特別な意味があるようで……セブン本人と出会うまでは、タランチュラを「セブン」と名付けて異常な執着を見せていた。
一方で、ペッパーと出会う前のセブンは、GSUの中でも高い能力を持つ反面、その精神の不安定さから、ペッパーと同じく廃棄寸前だったんですね。
拘束された状態のセブンに、興味津々のペッパーは……あまりにも不用意に近づきすぎて、セブンに顔を斬られてた。
ペッパーの顔の傷はその時つけられたモノだったのか。
ただ、ペッパーは怯むことなく、再びセブンに近づくと……キスするかのようにツバをつけ、自分のものにしてしまう。
ペッパーにとってのセブンは、自分の存在を世界とつなぎとめるもの……もしもセブンが他者に所有されることになどなったら……口から取り出した蜘蛛の如く、ぺしゃんこにされてしまう。
また、セブンにとってのペッパーも……自分を唯一必要としてくれる存在のように感じてたのかも。
そう考えると、ペッパーとセブンは相棒というよりは、お互いを補完しあう「共依存」のような関係性といったほうがしっくりきますね。
ただ、一つ言えるのはペッパーは今も昔も精神的に不安定だということでしょうか。
女性に甘い乾十三
十三さん、メアリーに「女に甘い」と説教されていましたね。
驚くべきことに、十三はスピッツベルゲンの大女・島津を自宅に保護していた。
確かにウォシャウスキー亡き後では、もう帰るべきスピッツベルゲンもないわけで……。
かといって腕を失ったままの状態で放っていくわけにもいかず……EMSに保護されたところで確実に極刑だろうし。
おそらくは、オリビエに話を通した上で、自ら保護に乗り出したんだと思われる。
島津とは何度も戦うことにはなったものの……功木に真実を聞かされてからは、一時的とはいえ十三とは共闘関係にもあったこと……そして島津の悲しい事情を知った以上、十三も放っておけなかったんでしょうね。
今後、目を覚ました島津がどのような身の振り方をするのかはわからないけど……十三と一緒に処理屋の仕事を手伝う展開もありといえばありかもしれない。
このあたりは第3期の制作に期待したいところです。
セブンの依頼
オリビエ監視のもと、十三は唯一の証人であるペッパーに面会しにいくのですが……ペッパーの部屋はもぬけの殻…。
メガアームド斎像の爆破で家族を失った男が、復讐のためペッパーを襲撃したんですね。
幸い、十三の手助けにより男は拘束、ペッパーも落下しそうになったところを十三に助けられ事なきを得るのですが……。
セブンを失ったペッパーは、精神的にとても不安定な状態に……逆にペッパーが安定してる状態って思えばそんなに多くないな…。
十三はセブンから受けた依頼について話すと、ペッパーもまた十三の過去の相棒の居所について話そうとする……ただ、具体的な内容については結局描かれることはなかった。
セブンにはハンズによる機能制限はあるものの……精神的な制限はなく、今回の一連の騒動およびペッパーの保護依頼は、すべてセブンの自由意志によるものであるとのこと。
残念ながらセブンは二人の同型女性エクステンドの手によって、回収されてしまいましたが……依頼を受けた十三はその責務を果たす気満々の模様。
セブン的には悔しくて仕方ない様子だったけど……十三ならば必ず依頼を果たしてくれると踏んだのでしょう。
ただ、ペッパーとしては硝煙の匂いがうつるから、十三との相性はあんまりよくないかもしれない。
十三とオリビエ、立ち向かうべき相手はひとつ
十三とオリビエ、今回の一件で二人が立ち向かうべき相手が明確になっていましたね。
もちろん相手はべリューレン。
今回の事件は「武装エクステンドの暴走」ということで片付けられたわけですが……オリビエが事件現場で得たのはたった一人の証人だけ……他にもべリューレンの私兵や、セブンというGSUがいたにも関わらず。
もちろんオリビエがそんな状況を鵜呑みにするはずもなく……改めてべリューレンへの不信感を強め、はっきりと立ち向かうべき相手と認定していた。
十三はそんなオリビエのことを心配するも……鉄朗のハルモニエや、セブンの依頼対象であるペッパーの保護も考えると、やっぱりべリューレンとの対立は避けられそうにない。
処理屋とEMS……立場は違えど、二人の共通の敵はもはやべリューレンただ一択…。
今までも裏では共闘してきた二人だけど……今後はより蜜な連携が必要になってくるかもしれませんね。
十三の仲間たち
十三のかつての相棒は、十三に対し「仲間を作れ」といっていましたが……今の十三はその言葉どおり、ともに笑い会える仲間がすでにできている。
拡張技師メアリーは兄との過去のしがらみが多少解消されたせいか……いつも以上に十三いじりが冴え渡り。
鉄朗はかつての相棒を彷彿とさせるような成長を遂げ、まさしく正面からともに向き合える立派な青年になりつつある。
コートを可愛いアップリケで補修してくれたローサは、間違いなく十三に惚れてるし、床屋の娘スカーレットも同じくまた惚れている。
そして十三自身も過去の自分と向き合うことで、精神的に強くなった。
立ち向かう相手は巨大かもしれませんが、今の十三とその仲間たちなら力を合わせて十分に渡り合えることでしょう。
とりあえず、ローサのコートは今の十三にピッタリの逸品だと思う。
まとめ
アニメ「ノー・ガンズ・ライフ(第2期)」第24話(最終回)「冀う(こいねがう)」を視聴した感想について書きました。
今回の第24話をもって、アニメ第2期も最終回となったわけですが……第1期の時のような終わりと違い、今回は十三の過去とも一応の決着がついたことから、かなりキリのいいタイミングでの締めくくりだったように思います。
ただ、あまりにもキリが良すぎると、第3期制作への不安が少しよぎるんですよね……。
そんあ不安に負けずに、時期のアニメ放送を楽しみに待ちたいと思います。
以上、アニメ「ノー・ガンズ・ライフ(第2期)」第24話(最終回)の感想でした!
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