アニメ「からくりサーカス」30話感想!さよならギイ!天国へBon Voyage

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アニメ「からくりサーカス」観てますか?

 

 

今回はギイ・クリストフ・レッシュの最後の舞台。

 

フィナーレにはぜひ拍手を。

 

 

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しろがね、何十年ぶりかにナデナデされる

 

 

オリンピアを整備するときに着用したギイの大きなリボンを見て「かわいらしい」というしろがねこそホントかわいらしい。

 

前回の風評被害で苦しむ描写がウソのよう。

 

今回はもう鳴海以外の人達からは悪く言われる描写がなかったから、しろがねの風評被害は収まったと考えていいのでしょう。

 

そして血はつながっていなくとも、しろがねとギイは本当の兄妹のようにお互いを慈しむ様子が見て取れ、その和やかな雰囲気にはホッコリするしかありませんでした。

 

個人的には『頭撫でられるのが何十年ぶり』のセリフがいかにもしろがねならではの会話っぽくてよかった。(長寿あるある?)

 

しろがねとギイの二人の歴史がこのナデナデに凝縮されてたように思えます。

 

 

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ミンシア、一人静かに失恋する

 

 

しろがねの真実を知ったミンシアは、もうしろがねを憎むことができなくなってしまった。

 

さらには、鳴海の本当の気持ちを察し、ミンシアは一人静かに恋をあきらめる。

 

あのミンシアをしてこの恋の勝負には勝ち目がないことを悟ったからですね。

 

しろがねのお腹を殴ったのは気持ちに踏ん切りをつけるためだったのでしょう。

 

『私はね…ミンハイ(鳴海)が大好きだったの』

『キレイな銀色…まいっちゃうな』

 

いかにもミンシアらしい潔い恋の決着のつけ方ですよね。

 

さすがは梁剣峰の娘。

 

銀髪のダメージが意外と大きかったのかも、と思ったのは私だけでしょうか…。

 

 

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「愛さずにはいられない」けど「憎まなければならない」

 

 

鳴海はしろがねのことを「エレオノール」と呼び、事が済んだら殺すと豪語するものの、しろがねを憎むことに激しく苦しんでいる。

 

鳴海はしろがねが悪いわけではないと理屈では理解してるけど、今まで犠牲になった人たちの事を考えると、とてもしろがねを容認するわけにはいかない。

 

鳴海は記憶を失っていても、心の奥深くの部分ではしろがねを愛さずにはいられない。

 

しかし、今の鳴海は多くのしろがね達の犠牲の上で成り立っている。

 

みんなに生かされている自分が全ての元凶の一旦であるしろがねを愛することなど絶対にあってはならないし許されない。

 

今まで助けられなかった子供達や、今まで助けてもらった人々に報いるためには、しろがねは絶対に殺さなければならない存在。

 

「愛さずにはいられない気持ち」「憎まなければならない気持ち」がせめぎ合って、今の鳴海は地獄のような苦しみの中にいるのかもしれない。

 

 

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勝はサーカスにとって最高の観客

 

 

今回の勝はフェイスレスの登場もないこともあって、いつもよりも子供らしかったように感じました。

 

シャロン先生の話で鳴海が生きていることを知った勝は、まるで鳴海と出会ったころのように泣きじゃくっていた。

 

ギイにしろがねとオリンピアを託された時も同様に。

 

久しぶりに、然るべき大人に守られてる子供って感じがしましたね。

 

ギイいわく、勝はサーカスにとって本当にいい観客とのこと。

 

だったら勝はサーカスの芸人を奮い立たせるため頑張るしかありませんよね。

 

もう昔の泣き虫だけの子供じゃないところを鳴海に見せてやれ!

 

 

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さよならギイ。

 

 

今回はギイともいよいよお別れということで、優しさ、力強さ、ユニークさ、などなどそのすべてにおいて存在感を示してましたね。

 

しろがねに対しては歳の離れた兄のように。

 

鳴海に対しては小舅のように。

 

オートマータに対しては悪魔のように。

 

勝に対してはサーカス芸人のように。

 

そんなギイが夢に見るのは過去に見た新郎新婦の結婚式。

 

ヴァージンロードを歩く新婦とそれを待つ新郎の姿に、しろがねと鳴海、アンジェリーナと正二の姿をダブらせ夢見るギイは、愛しい兄であり、友であり、息子だった。

 

オートマータ達を蹴散らし、オリンピアに抱かれながら最期を迎えたギイは、今度こそいっぱいママンに抱擁してもらえることでしょう。

 

さよならギイ。

 

天国へBon Voyage

 

 

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まとめ

 

アニメ「からくりサーカス」第30話「Pieta(ピエタ)」を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?

 

ついにみんなのお兄ちゃん、ギイ・クリストフ・レッシュが逝ってしまいましたね。

 

兄として、友として、息子として、そして人生の大先輩として、立つべき舞台に立ち、守るべき者を守り、見事なフィナーレを見せてくれました。

 

そんなギイの立派な最期には、天国のアンジェリーナと正二もきっと誇らしく思ってくれたことでしょう。

 

あとは鳴海と勝にしろがねのことを託しておけば大丈夫。

 

頑張ったギイはアンジェリーナと正二にメチャクチャ労われるに違いない。

 

たぶんルシールにもメチャクチャにされるだろうけど。

 

以上、アニメ「からくりサーカス」第30話の感想でした!

 

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