アニメ「からくりサーカス」観てますか?
前回の第10話では、生命の水「アクア・ウイタエ」や「しろがね」の誕生、最古の4人と呼ばれる凶悪なオートマータやゾナハ病にまつわる衝撃の内容が明らかになりましたね。
フランシーヌとの別れ、師匠との別れ。
「からくりサーカス」という作品は、とにかく「別れ」のシーンがとても多い。
でも、その分「出会い」もある素敵な作品でもあるんです。
というわけで、今回はアニメ「からくりサーカス」第11話「ファンファーレ」を視聴した感想について書きますね~。
「しろがね-O」のリーダー「フェイスレス」登場!
オートマータ達の中枢である「真夜中のサーカス」をサハラ砂漠でついに突き止めたということで、決起集会を開く「しろがね-O」たち。
ギイやルシールといった「しろがね」とは少し様子が異なる「しろがね-O」達は、人間離れというよりは、どちらかというと「人形」のように感じられます。
そして彼ら「しろがね-O」達を率いるのが、顔が伸びる変な男「フェイスレス」。
「フェイスレス」は「からくりサーカス」という作品のキーマンの一人なのですが、ここで登場した時点においては、なんとも掴みどころがない不思議なキャラクターでしかありません。
フェイスレスの声を務めるのは、ベテラン声優・古川登志夫さん。
白銀(バイ=イン)の弟、白金(バイ=ジン)と同じ古川登志夫さんが担当ということで、鋭い人は「フェイスレス」という人物について、ある程度察しがついちゃうかもしれませんね。
「しろがねの犬」の驚異的な追跡能力
全身が銀毛に覆われた「しろがねの犬」の驚異的な嗅覚と体力により、今まで誰も追いつくことが叶わなかった「真夜中のサーカス」のテントへとたどり着いた鳴海達。
もちろん一番乗りです。
タフガイ・鳴海でさえ驚くほどの追跡能力を持つ「しろがねの犬」。
その正体は今の時点ではまったくもって不明なのですが、もちろん重要な役割を持っていることは間違いありません。
師匠の娘・ミンシアも父の仇を討つべく、鳴海達の戦いに参戦。
師匠や鳴海と同様、ミンシアも一度言ったら聞かないタイプのようですね。
勝ち気な性格が表によく出てる。
そして「真夜中のサーカス」のテント上空にはパラシュートで降下してくる多数の者たちの姿が。
サハラ砂漠の中にあるサーカステントに降り注ぐ多数のパラシュートという光景はなかなか圧巻ですよね。
阿紫花 meet ジョージ
勝から成功報酬・10億円を受け取り、ラスベガス、スイス、フランスなどのリゾート地をふらふらとさまよいながら自堕落な生活を続ける阿紫花。
一生遊んで暮らせるような大金を手にするも、阿紫花にとってこの生活はどうやら「退屈」でしかたがないようですね。
突然部屋に押し入ってきたカジノからの殺し屋達に殴り倒された時のほうがイキイキしてるくらいでしたからね。
でも流石に丸腰状態で銃を突きつけられては為す術がありません。
さすがにピンチです。
そこへ登場したのはしろがね-Oのジョージ・ラローシュ。
高速回転をしながらカジノの殺し屋達を吹き飛ばし「退屈しているんだろ?」の一言。
阿紫花の事を調べただけあって、よく分かってらっしゃる。
「阿紫花」と「ジョージ」は、「生身の人間」と「しろがね-O」という違いだけでなく、性格的にも対極といえる関係なのですが、この二人の組み合わせがとにかく絶妙なんですよね。
とにかくこの二人の今後は要注目です。
いよいよ始まる「真夜中のサーカス」vs「しろがね」
サハラ砂漠の「真夜中のサーカス」にパラシュートで降り立ったのは、大勢のしろがね達。
サハラ砂漠を管轄しているのはファティマという女性のしろがねなのですが、どうやら鳴海に興味津々の様子です。
そして「しろがね-O」達を率いて合流したフェイスレス。
ルシールによると「しろがね-O」とは、フェイスレスの改造手術によって機械化された「しろがね」とのことで、彼らは自らの身体を武器として戦うため、ギイのように懸糸傀儡を必要としないようですね。
フェイスレスとルシールは旧知の中であるようですが、フェイスレスが改造したしろがね-O達ことを「気持ちの悪い連中だよ」とバッサリ言っちゃうあたり、あんまり仲は良くなさそうです。
とても微笑ましい光景ですね。
「真夜中のサーカス」のテントの前に集結したしろがね達。
いよいよ「真夜中のサーカス」vs「しろがね」の戦いが始まります。
200年の時を経て、果たして念願成就なるのか?
しろがね-O達のイカレ具合がいいね
真夜中のサーカスにゲームを持ちかけ、テントの中へといとも簡単に踏み込む副官のナイア。
クールな見た目と違って、その行動はあまりにも軽率すぎないか?
その結果、首だけの姿になってしまい、いともあっけなく命を落とすことになるわけですが、フェイスレスとしろがね-O達はノーリアクションどころか、笑いに天下するというイカた様子を披露してくれます。
フェイスレスとしろがね-O、どっちも程よくイカれているのがよく解ります。
提案したゲームに則ってしろがねの中から代表を選抜するも、しろがね-O達は次々とルールを守らず抜け駆けしては、バラバラに切り刻まれるという無残な結果になってしまいます。
しろがね-O達にとっては自分の命でさえも、まるでたんぽぽの綿毛のような軽さでしかないようですね。
彼らのイカれ具合が妙に心地良く感じるな。
男の戦い、女の戦い
巨大なメリーゴーラウンドの頭を持つオートマータ・オルセンの前に、為す術もなくバラバラにされてしまったしろがね-O達。
ここからはいよいよ鳴海達の出番です。
他のしろがね達に実力を見せつけるべく、鳴海は素手でメリーゴーラウンドを破壊し尽くし、同じ選抜メンバーのしろがね達を驚かせます。
そしてファティマとミンシアは即席タッグを組んでアクロバット・ブラザーズと戦闘開始。
と、その前にゾナハ病の予防のために、ミンシアは無理やりルシールの血を飲まされることになってしまいます。
感情を表に出さないルシールですが、ミンシアとの会話はどこか親子を彷彿とさせる和やかさが感じられてちょっと癒やされますね。
そしてそれぞれ「男の戦い」「女の戦い」が繰り広げられるわけですが、
- 鳴海はその後苦戦しながらも、捨て身で相手の懐に飛び込む「男の駆け引き」で
- ファティマとミンシアは服を破かれ羞恥に身をかがめ涙を流す「女のウソ」で
見事にオートマータを撃破することに成功します。
鳴海の男らしい戦い方と、ファティマとミンシアの女らしい戦い方の対比が面白く、「からくりサーカス」の中においてもなかなか珍しい演出だったと思います。
フランシーヌはどっち?「2つの扉」
見事ゲームに勝利した鳴海、ファティマ、ミンシアの3人。
最古の4人の一人・ドットーレがしろがね達の勝利を告げた後、しろがね達は全員、次のステージへと「落とされ」てしまいます。
そこに用意されていたのは2つの扉。
ドットーレがいうには、この扉のどちらかがオートマータ達にとっての至上の存在・フランシーヌ人形へと続いているとのこと。
オートマータ達を壊滅させるための最重要ターゲットであるフランシーヌ人形へと続く扉はどっちだ?
ここで今回の第11話は幕をおろします。
まとめ
アニメ「からくりサーカス」第11話「ファンファーレ」を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
前回では200年前のすべての始まりが描かれたと思いきや、今回は早速「真夜中のサーカス」と「しろがね」達による総力戦ということで、本当に目まぐるしい展開が続きますよね。
今回は新たにフェイスレスやファティマを始めとする、多くのしろがね達が登場し、ますます風呂敷が大きく広がった感があります。
もちろん「からくりサーカス」の風呂敷の広がり方はこんなもんじゃありません。
まだまだ広がり続けます。
鳴海達しろがねが戦っているころ、一方の勝達はどうしているのか?
あちこち気になって仕方がありませんが、とりあえずは次週の放送を楽しみに待ちたいと思います。
以上、アニメ「からくりサーカス」第11話の感想でした!
- 第1話『開幕ベル』
- 第2話『約束』
- 第3話『奈落』
- 第4話『コラン』
- 第5話『サーカス〜出発』
- 第6話『地獄』
- 第7話『Demonic』
- 第8話『一瞬の始まりと終わり』
- 第9話『記憶』
- 第10話『フランシーヌ』
- 第11話『ファンファーレ』
- 第12話『「顔無し」司令』
- 第13話『ルシール』
- 第14話『夜更けの海』
- 第15話『はじまりの場所へ』
- 第16話『出会い』
- 第17話『訪れし者』
- 第18話『微笑』
- 第19話『影の正体』
- 第20話『黒い太陽』
- 第21話『銀色の女神』
- 第22話『「ハリー」へ向かう!!』
- 第23話『悪魔再び』
- 第24話『脱出へ』
- 第25話『モン・サン・ミッシェルにて』
- 第26話『アニマル・ショウ』
- 第27話『転送(ダウンロード)』
- 第28話『ぶたちゃんはあるいてった』
- 第29話『しろがねのやったこと』
- 第30話『Pieta(ピエタ)』
- 第31話『黒の流星』
- 第32話『暇乞い』
- 第33話『仲町三人VSレディ・スパイダー』
- 第34話『背中を守る者』
- 第35話『抱擁』
- 第36話『閉幕』
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