「とある科学の超電磁砲T」25話(最終回)感想!ドッペルさんのエンドレスダメ出し

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アニメ「とある科学の超電磁砲T」観てますか?

 

とある科学の超電磁砲T

 

今回でアニメ第3期もいよいよ最終回。

 

タイトルにふさわしい心穏やかになる展開に注目ですよ。

 

 

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存在すること自体が苦痛

 

 

ドッペルゲンガーの真の目的は破壊ではなく、自身の存在の消滅させることだったんですね。

 

ドッペルゲンガーには結局「魂」は存在しておらず、「憑依」現象もマイクロレベルの人工筋肉によるものだった。

 

薄皮一枚の裏側には生身の肉体じゃなくて、機械で埋め尽くされている。

 

ドッペルゲンガーはそんな自分の存在そのものを苦痛に感じていたんですね。

 

美琴がギリギリのところで超電磁砲を外したのは、ドッペルゲンガーの真の狙いをうっすらと察していたから。

 

見た目だけでなく、ドッペルゲンガーの内面から考察するところに、美琴の人間力の高さが伺えますよね。

 

そんな美琴だからこそ、ドッペルゲンガーもある意味安心して戦っていたのかもしれない。

 

これまでのドッペルゲンガーの行動は、一見、無差別な破壊行為のように思えたけれど……彼女の真意を知ると、すべて一貫性があるんですよね。

 

操歯の殺害と飛行船の破壊は、自身の再生の可能性を潰すため。

 

高圧ガスホルダーに関しては、学園都市の防衛システムを発動させ、自身を消滅させるため……美琴の超電磁砲もしかり。

 

本来ならば操歯本人が決着をつけるべき事案だったのかもしれませんが……ドッペルゲンガーのそんな願いを聞いてしまっては、美琴も聞き入れざるを得ないですよね。

 

本当に損な役回り……でもそこが美琴のいいところ。

 

ドッペルゲンガーは感謝こそすれ、美琴を攻める気持ちなどまったく持っていませんし……美琴の選択は決して間違ってなかったと思う。

 

 

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美琴の頼れる仲間たち

 

 

黒子や食蜂、そしてスカベンジャーのリーダーがとても頼りになりましたね。

 

操歯が所長に撃たれた際には、スカベンジャーのリーダーがバッチを介して病院への手配をしてくれたし、黒子は連絡を受けてすぐにテレポートで駆けつけてきてくれた。

 

また、食蜂は逃走した所長を心理掌握……初心の気持ちを思い出させてマイナスからのスタートを切らせることで責任を取らせてた……ただし所長本人にその気概があれば、ですが。

 

黒子はともかく、今回は食蜂との連携も以前よりもうまくいっていたし、さらにはスカベンジャーのリーダーもここぞという場面でいい感じに手助けしてくれていましたし……美琴にはやっぱり人を惹きつけるものがある。

 

頼れる美琴の仲間たち……次のシリーズでも活躍することを期待したいですね。

 

 

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お嬢様と女王様

 

 

食蜂と帆風がいい感じに佐天と初春に絡んでいましたね。

 

佐天と初春はすでに帆風と既知の仲ということで、いかにもお嬢様風の縦ロールにぐいぐいと食いついていたわけですが……そんなお嬢様の紹介に預かった女王・食蜂にはさらなる関心を寄せていた。

 

二人とも常盤台中学にどんな幻想抱いてるんだ……?

 

一応、食蜂とは初対面ということにはなってるけれど……大覇星祭の際には心理掌握で美琴の記憶を消されてましたからね。

 

さらに美琴に関しては、一日中トイレに立てこもるほどの「大下痢」偽情報で風評被害まで発生してるし……美琴的にはなんか複雑な心境だったことでしょうね。

 

とはいえ、美琴と食蜂の関係も数々の共闘を重ねるうちに、少しずつではあるけれど改善はされていたようで……その事については黒子が警戒心をむき出しにしていましたね……逆に食蜂に狙われる羽目になってましたが。

 

帆風に関しては、美琴と同じくゲコラー廃人ということもあり、今後もゲコ太つながりで共通の話題で盛り上がることと思われる……個人的にはスカベンジャーのリーダーもそこに加わるととても嬉しい。

 

 

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スカベンジャー会議

 

 

戦いのあとのスカベンジャー会議がとても楽しそうでしたね。

 

頭弱めのナルが意外とまともな意見を言ったと思いきや……少し逸れてスカベンジャー戦隊の色問題へとシフト……気がつくと清ヶの脱衣を巡ってナルとの能力戦へと発展していた。

 

その横ではリーダーとヤっくんが真面目な相談をしているのですが……思いの外ナルと清ヶのガチバトルは予想以上の見応えがあり……またしてもナルが想定外な頭脳戦を繰り広げ……結果、清ヶ、敗れてた。

 

清ヶは容赦なく服を剥かれ……ナルはとても満足そう。

 

おそらくこの二人は日常的にこういったことを繰り返してるんだと思う。

 

そんなにぎやかな会議の中、暗部から連絡が入るのですが……今回は依頼人の組織が倒産したことにより、依頼料はゼロとかふざけたことを言われてしまう。

 

リーダーは持ち前の交渉力で、プライドを胸に筋道を立てて次々と論破し続ける……最終的には依頼料ゼロながらも、二部から一部への昇格を勝ち取っていた。

 

残念ながら「名前持ち」までには至らなかったけれど……今後は報酬も跳ね上がることだし、スカベンジャーの未来は明るい(多分)

 

 

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御坂妹と婚后光子

 

 

御坂妹と婚后光子の絡みに思わずニヤニヤしてしまいましたね。

 

美琴と御坂妹が公園で他愛もない会話をしていたところ……偶然にも婚后さんが通りかかる。

 

婚后さんへの黒猫のなつきっぷりが超スゴイ。

 

そういえば御坂妹と婚后は今回が初対面……美琴に「妹」と紹介されたときの、御坂妹がとっても嬉しそうだった。

 

婚后は心から御坂妹の無事を喜び、御坂妹は丁寧にお礼の言葉を述べる……おお、この組み合わせ、新鮮でいろいろ捗るわ(何が?)

 

婚后に名前を聞かれた際には……苦しまぎれに言った「保留」はそのまま黒猫の名前になり、正直にいった「10032号」は、略された結果「いっちゃん」になっていた。

 

妹が「いっちゃん」なら、婚后光子は「みっちゃん」か……自分で言っておきながら照れまくる婚后さん……今日もめちゃくちゃ可愛いかったなぁ…。

 

「いっちゃん」と「みっちゃん」……この新たな友情の今後に期待したいところです。

 

 

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約束の海

 

 

ドリーと食蜂と警策が水族館に来ていましたね。

 

以前に交わした一緒に海という行く約束……これを今回擬似的に果たしたわけですが……この三人がこうして仲良く並んでいる姿に思わず目頭が熱くなりましたね。

 

クローン・ドリー時代のことを思うと、今の三人の姿はまさに奇跡としか言いようがない。

 

特に警策看取に関しては……憎しみと絶望のあまり、学園都市を破滅させようとさえしていたのですから。

 

でもすべて食蜂が丸く収めてくれた。

 

食蜂はメンタルアウトという一歩間違えばとてつもなく危険な能力を持っている。

 

しかし、彼女はその能力を適切に使い、人に気づかれないような数々の善行を重ねてきている。

 

彼女はこれからもその能力を駆使して、ドリーとみーちゃん、二人の親友を守り続けていくんでしょうね。

 

そして、いつか本当の海に行って、約束を果たして欲しいものです。

 

 

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ドッペルさんのエンドレスダメ出し

 

 

操歯とドッペルゲンガーが面白いことになってましたね。

 

所長に銃で撃たれた操歯は、ドッペルゲンガーの体の一部で体を補完することにより、一命をとりとめたわけですが……。

 

その副次的な効果として、夜な夜な夢の中でドッペルゲンガーに「ダメ出し」されたり「黒歴史」を語られたりと、奇妙なかたちで共生することになってしまう。

 

精神的に疲弊した操歯は、ドッペルさんに「成仏」を願うものの……残念ながら「魂」のないドッペルゲンガーが成仏するなどありえない。

 

とはいえ、ドッペルゲンガーは決して操歯を憎んでおらず……どちらかというと「犠牲」を伴う覚悟を持って、新しい何かを生み出そうとする操歯のことを、好いているようにも思えた。

 

だからこそ、母のサイボーグ施術の「ダメ出し」をしたり、操歯の「黒歴史」をイジってみたりするんでしょうね……されるほうは溜まったもんじゃないでしょうけど。

 

でも、その「共生」は決して悪いものじゃないと思う。

 

その事を聞いた美琴も少し心が軽くなったようだった。

 

また生前(?)のドッペルゲンガーにとって、美琴との戦は唯一充実を感じていた模様。

 

エンドレスダメ出しに耐え続けなければならない操歯にはちょっと申し訳ないけれど……この「共生」できればずっと続いていって欲しいものですね。

 

 

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まとめ

 

アニメ「とある科学の超電磁砲T」第25話(最終回)「私の、大切な友達」を視聴した感想について書きました。

 

ドッペルゲンガーを巡るハードな戦いは終わり、平和な日常へと戻っていくお話だったわけですが……まさにそのタイトルにふさわしく、心安らかな気持ちにさせてくれる締めくくりだったように思います。

 

大覇星祭では体を張って活躍してくれた婚后や、ゲコラー廃人つながりで親しくなった帆風……そして今回は思わぬ形で共闘することになった食蜂操祈。

 

いつも一緒にいてくれる、黒子や佐天や初春といったいつもの友達ももちろんいるし、今回新たに縁を結ぶことになったスカベンジャーの面々などなど……。

 

また、操歯とドッペルゲンガーも収まるべき形にキレイに収まったこともあり、まさに大団円と言ってふさわしい最終回だったと思います。

 

早くも第4期の制作発表が待ち遠しい……次回がとても楽しみです!

 

以上、アニメ「とある科学の超電磁砲T」第25話(最終回)の感想でした!

 

アニメ『とある科学の超電磁砲T』感想一覧 2020年1月~9月

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