アニメ「ヴィンランド・サガ」観てますか?
今回のタイトルは「英雄の子」…謎多きハゲ…もとい謎多き男・アシェラッドのルーツが明らかになるお話です。
もちろん、アシェラッドに注目です。
アシェラッドのルーツが明らかに
なにかと謎が多いアシェラッドのルーツがついに明らかにされましたね。
まさかのアーサー王の血脈ですよ…モデルとなった人物ですけど。
普段は言葉が通じる野蛮人たちを引き連れて、思いのままに略奪行為にはげんでるだけかと思っていたら…こんな重大な秘密を隠し持っていたとは思いもよりませんでしたね。
たぶん叔父貴も知らないんじゃないでしょうか…なんせビョルンも知らなかったくらいですから。
そしてまさかのデーン人嫌い…まさかにも程があるってもんですよ。
タイトルの「英雄の子」はもちろんアシェラッドのことなんですけど…母を背負ってウェールズに渡ってきたときの少年時代のアシェラッドは、今のトルフィンにメチャクチャ似てましたね。
てっきりトルフィンがクヌートを背負ってるのかと思った。(全然違う)
おそらくアシェラッドはトルフィンに自分を重ねてみているところが多分にあるんじゃないでしょうか。
トルフィンも言ってしまえば「英雄の子」ですからね…しかもアシェラッドが首領に誘ったほどの人物の。
アシェラッドとトルフィン…二人の対比は本当に興味深い。
アシェラッドの交渉遊戯
ウェールズ王族とアシェラッドとの交渉の様子がなかなか新鮮でした。
人払いをしてからのウェールズ王族が、これまでの強きな姿勢から打って変わって、コロっと態度を180度変える様子はとくに面白かったですね。
アシェラッドの様子を伺いながらも、恐る恐る質問を重ねて、確証を得ていくあたりは伊達に指導者やってないなぁ、と感心してしまった。
また、アシェラッド自身もそんな相手の心情を奥の奥まで見抜いてる節があましたね。
臨機応変に調子をかえてみたり、ここ一番でビョルン達も知らなかった自らのルーツを開示してみたりと、なんだかんだで終始アシェラッドのペースだったように思います。
交渉に至るまでの茶番も良かった…クヌートめっちゃテンパってましたしね…トルフィンの蔑む視線で何かに目覚めてしまうかも。
ラグナルは目をつけられた感はありましたが…フラグ立っちゃったね。
こういうアシェラッドの気さくな雰囲気を醸しつつも、裏では冷酷非道な判断を下す描写…個人的にはかなり好きです。
この海千山千の感じがたまらなくいい。
アシェラッドの交渉遊戯はいつ見ても楽しいですね。
クヌートがトルフィンにデレた(違う)
過保護なカホコ…クヌート殿下は王族という立場で随分と苦労されてきたみたいですけど…過保護すぎるラグナルの庇護のおかげで、ずいぶん立派なヘタレに成長した模様。
ウェールズの奴らに不快感を示す場面でも、役割を果たすどころかラグナルの背中にかくれんぼ…王族の威厳は欠片もありません。
本当にトルフィンと同中…いや同い年なのか?
背だけはずいぶんと伸びたようだけど…少しトルフィンに分けてやれ。
そんなクヌートに対し、トルフィンは一切忖度しない…それどころか人一倍蔑みの視線と毒舌を浴びせかける。
その結果、意外なことにクヌートがデレた…いや、違うか。
ヘタレのクヌート君はふだんから言葉のチョイスに慎重になっていたため、ずっと無言色っぽい状態を貫いていたようですが、トルフィンの毒舌にはついに我慢の限界を迎えたようで…めずらしくたくさん喋ってましたね。
周りのデーン人たちもポカンとする中、ラグナルだけは少し違った感想を持っていたのが印象的でした。
基本的にはクヌートはラグナルにしか喋らないから…だから今回の珍事はラグナルにとっても初体験だったのかも。
個人的にはトルフィンの暴言をラグナルが黙って許しているのが不思議でしょうがなかったけど…とりあえずクヌートがたくさん喋ってたから不問に処したんだろうか…?
というか、トルフィンの吐く毒舌って意外とまわりが寛容に受け止めてる感もある…ちなみにアシェラッドは「ハゲ」、ラグナルは「トンガリ」、クヌートには「だっせえ」と吐き捨てていました。
間諜するぞ
アシェラッドの構想の大胆さはとどまるところがありませんよね。
まさかアシェラッド自身がデーン人の中枢に入り込むところまで視野に入れてるとは…しかも目的はウェールズとの不可侵条約を結ばせること。
つまりアシェラッドは間諜として、ウェールズに便宜を図る、と言っているわけなんですけど…アシェラッドの野望がそこ止まりということも考えにくい。
少しずつアシェラッドがやらんとしていることがわかってきつつも、まだまだ底が見えないところがステキ…。
クヌートを利用して、デーン人にしっかり間諜して欲しいですね。
まとめ
アニメ「ヴィンランド・サガ」第13話「英雄の子」を視聴した感想について書きました。
今回はアシェラッドのルーツについて明らかになる重要なお話となっていましたね。
思えば、今回「英雄の子」って3人いることになるんですね。
アシェラッド、トルフィン、そしてクヌート。
個人的にはクヌートは論外だと思ってるんですけど、この後の展開を考えると、完全には否定できないか…。
今回は戦闘こそありませんでしたが、交渉という一面においてアシェラッドがしっかりとした存在感を見せつけてくれましたね。
あ、よそでは戦闘してたか……よそはよそ、うちはうち。
アシェラッドの計略もいよいよ本格的に動き出したことだし…次週からの展開もとても楽しみですね。
以上、アニメ「ヴィンランド・サガ」第13話の感想でした!
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