「ヴィンランド・サガ」4話感想!戦士トールズ、最高の戦いと最期

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アニメ「ヴィンランド・サガ」観てますか?

 

ヴィンランド・サガ

 

今回は待ちに待ったトールズ無双、そして別れのお話。

 

ヴィンランド・サガ史上最高の戦士の戦いは必見ですよ。

 

 

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ヴィンランド・サガ史上最高の戦い

 

 

今回のトールズの戦いは、個人的にはヴィンランド・サガ史上最高の戦いだと思ってます。

 

放送時点で原作コミックスは22巻まで発売されてるんですけど、いまだにこのトールズを超える戦士、そして戦いにはお目にかかったことがありません。

 

だからと言ってコミックスが面白くない、というわけではなく、むしろメチャクチャ面白いです。

 

 

そして待ちに待った今回の第4話…素晴らしかった…本当に素晴らしかった。

 

原作の雰囲気を損なうことなく、渾身の作画と絵コンテで描かれたトールズの戦い…もうずっと鳥肌立ちっぱなしでした。

 

屈強なヴァイキングの男達を、素手で、ワンパンで、呼吸を乱すこともなく、次々と吹き飛ばす…完全に物理法則無視してます。(ワンパンマン?)

 

しかも全員殺してません。

 

船外に吹き飛ばした者たちには、溺れることがないようにさりげなくオールを投げてましたからね。

 

ドーピングでハルク状態になったビョルンでさえも、素手でたやすくあしらうなど、強さの底がまるで見えない。

 

その間、剣はまったく抜いておらず、素手だけであっという間に2隻の海賊船を鎮め、28人を無力化…本人はノーダメージ。

 

化け物以上の化け物、それがヨームの鬼・トールズなんですね。

 

 

トールズ vs アシェラッド

 

 

今回もっとも注目のカードは、トールズとアシェラッドの決闘です。

 

この二人の対決はヴィンランド・サガの中においても屈指の好カード、いやむしろ至高のカード。

 

トールズをして「強い」と言わしめるアシェラッド、その飄々とした態度とは裏腹に、剣の腕は超一流。

 

疾風迅雷の奇襲をしかけ、はじめてトールズに怪我を負わせるほどの実力の持ち主なんですね。

 

それでも、トールズは強かった。

 

手加減できないと悟ったトールズは、重く激しい剣撃を次々と繰り出しアシェラッドを圧倒…大振りを誘うため、わざと自分の剣を折らせるなど、駆け引きの面においてもアシェラッドを凌ぐ策士ぶりを見せつけた。

 

結果、トールズの圧勝。

 

あくまでも殺さずを貫くトールズ、その理想はどこまでも高かった。

 

『本当の戦士には剣などいらぬ』(トールズ)

 

このトールズの言葉は、ヴィンランド・サガという作品に中でも究極中の究極の名台詞。

 

そしてこの言葉はトルフィン以上にアシェラッドの心を動かすんですね。

 

 

アシェラッドの意外な提案

 

 

『本当の戦士には剣などいらぬ』…この言葉を聞いたアシェラッドはトールズに意外な提案を持ちかけるんですね。

 

『トールズ、あんた…俺たちの首領にならんか?』(アシェラッド)

 

皮肉なもんですよね。

 

本来ならばこの言葉は息子に一番伝えたかっただろうに、敵の首領であるアシェラッドが一番理解してしまうんですから。

 

けれど、このやり取りがあったからこそ、トールズだけでなくアシェラッドもまた傑物であることがよく分かるんですよね。

 

最後は冗談にして流してしまうんですけど、そこに至るまでのアシェラッドの表情の変化も丁寧に描かれていて、短い間でもいかに苦悩していたのかがにじみ出ていましたね。

 

一切揺るぐことがないトールズを説得することは不可能と悟ったからでしょう。

 

 

本当の戦士の最期

 

 

この場にいるのがトールズだけだったならば、おそらくアシェラッド兵団を退け、生き延びることができたんじゃないかと、いまだに思うことがあります。

 

それだけトールズは突出して強かった。

 

ただ、残念なことにこの場には、トルフィンもいれば、アーレもいて、レイフもいて、村の若い者たちもいた。

 

相手を殺さず、仲間を死なせず、生き延びる……ハードモードどころかもはやインフェルノ。

 

アシェラッドの真顔の冗談の裏にある本心を、唯一人気付いたビョルンがトルフィンを人質にとってから事態は急変。

 

その場の空気を読みながら匠に状況をコントロールするアシェラッドはやはり食えない。

 

トールズは仲間の命と引き換えに、自らの命を差し出すことを選択した。

 

降りかかる無数の弓矢がトールズに次々と突き刺さる…このシーン、何度みても悔しい…!

 

原作を初めて読んだときもそうだったんですけど、腸が煮えくり返るような気持ちになる。

 

無数の矢を受けながらも、アシェラッドと戦士の約束を取り付けると、レイフに後のことを託し、トルフィンの頭を優しく撫でる。

 

そして立ち尽くしたまま、トールズは死んだ。

 

ヴィンランド・サガ、最高の男、本当の戦士の最期は何度見ても複雑な気持ちになります。

 

 

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憎悪の権化・トルフィン

 

 

父・トールズを殺されたトルフィンは、トールズの想いとは裏腹に、憎しみに囚われてしまうんですね。

 

母親似のあの優しいトルフィンの表情が、ヴァイキングの男達でさえ怯むほどの憎悪に満ちた表情へと変わり果てる。

 

トルフィンはここから長らくの間、憎しみの業火の中で生きて行くことになるんですけど、ヴィンランド・サガはここからが本当の始まりです。

 

 

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まとめ

 

アニメ「ヴィンランド・サガ」第4話「本当の戦士」を視聴した感想について書きました。

 

ヴィンランド・サガ史上、もっとも本当の戦士に近づいた男・トールズの最期。

 

渾身の作画によって描かれたトールズの勇姿は、力強く、慈悲深く、誇らしかった。

 

個人的には腸が煮えくり返るくらい悔しい思いもあるんですけど、やっぱりトールズのエピソードは最高です。

 

次週からはいよいよ闇落ちしたトルフィンが大暴れ。

 

楽しみだなぁ。

 

以上、アニメ「ヴィンランド・サガ」第4話の感想でした!

 

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