「ヴィンランド・サガ」11話感想!世界で唯1人、トルケルより強い男

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アニメ「ヴィンランド・サガ」観てますか?

 

ヴィンランド・サガ

 

今回はトルケルの強さとアシェラッドの計略に注目。

 

特にトルケルとトルフィンの会話は必見です。

 

 

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ヴァルハラへの道

 

 

重度の戦バカ、トルケル率いる500の軍勢は、傍からはかなりイカれた集団にしか見えませんよね。

 

キリストをいじり、王子をいじり、神父をいじる。

 

強奪したエールを煽り、キリスト教徒の女性の恥じらいに欲情する。

 

そして戦闘では敵を容赦なく虐殺する…まさに本能のままに生きる野蛮人そのもの。

 

けれども彼らの根底には常に「ヴァルハラ」というものがあるんですね。

 

いかに戦って、いかに死ぬか。

 

彼らにとって最も重要なのはその一点のみ。

 

だから、スヴェン王の軍勢が16,000いたところで関係ないし、そもそも勝利しなくてもいいんですよね。

 

この「ヴァルハラ」というフィルターを通して彼らを見ると、「ヴァルハラ」へとたどり着くために一生懸命生きてるんだなぁ、というなんだか不思議な気持ちになります。

 

特にトルケルが語るとメチャクチャ説得力がありますね。

 

 

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偉いのは「酒」を作ったほう

 

 

クヌートにキリスト教の教えを説く神父がかなりぶっ壊れたキャラしてますよね。

 

酒が切れたら絶叫しだす神父なんて、よくもまあ側に置いてるな…しかもラグナル公認というのがにわかに信じがたい。

 

トルケル達にとっては良い見世物になってるみたいでしたけど…バカウケしてましたからね。

 

酒を与えるととても静かになるギャップの大きさもなかなかだと思う。

 

キリストとオーディン、どちらが偉い? という質問に対する神父の回答もまた秀逸…たしかにこの人にとっては「酒を作ったほう」が偉いのは当然のことだと思う。

 

どっちが作ったのかは知らんけど…少なくともトルケル達にとっては満点の回答だったようです。

 

 

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戦斧の嵐

 

 

王子救出に来たラグナル軍でのトルケルの戦いっぷり…えげつなかったですね。

 

投石をぶん投げたり、丸太を振り回すのもエグかったけど、今回は戦斧をぶん回しての虐殺、虐殺、大虐殺。

 

トルケルが戦斧を振るうごとに、人体のパーツがあちこち舞い散る様子は、まるで戦斧の嵐が通り過ぎるかのような印象を受けました。

 

軍勢の数はトルケル軍500に対し、ラグナル隊400と、それなりに拮抗してるというのに、蓋を開けてみるとラグナル隊、全然相手になってませんでしたね。

 

いくらトルケルの挑発が上手だったからといって、まんまと挑発にのってしまうラグナル隊の戦士達は迂闊としかいいようがない…逆にその自信がどこから来るのか教えて欲しい。

 

 

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山火事プラン

 

 

アシェラッドが取った山火事プラン…トルフィンありきのかなりリスキーな作戦だったように思います。

 

といっても実際に大きなリスクを背負うのはトルフィン1人だけなんですけど…それだけトルフィンを信用しているとも言えますが…。

 

でも、トルケル軍と直接ぶつかることを考えれば、かなり現実的な作戦とも言えますよね。

 

大量の油は持ち出しになってしまうものの、失敗しても失うのはトルフィン1人だし、誰の仕業かも特定されにくい。

 

仮にクヌートが死んだところで、今回の話はもともとボーナスのようなものだったし…。

 

大きなチャンスではあるけれど、リスクは極力最小限に抑えるあたり、やっぱりアシェラッドの本質はこういう策を巡らせるところにあるんでしょうね。

 

 

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世界で唯一人、トルケルより強い男

 

 

トルケルとトルフィンの対話が印象深かったですね。

 

もともとトールズは有名人でしたから、トルケルが口にしたところでトルフィンも全然動じてませんでしたが、さすがに母ヘルガの名前まで出されたら話は違ってきますよね。

 

こいつ、ホントに知ってるぞ…ってなるのも仕方がない。

 

また、化け物じみた強さのトルケルが、トールズのことを「世界で唯一人、俺より強い男」と語る下り…良かったですねぇ。

 

さらに続けて「本当の戦士」ときたもんだから、さすがのトルフィンもポカンとしてましたしね…このときのトルフィン、いったいどんな心境だったんだろう?

 

トルケルとは実際に戦って、その実力も思い知らされているわけですからね…そんな相手が父トールズのことを心底認めているだけでなく、「俺より強い」「本当の戦士」と言ってるわけですから…私がトルフィンだったらメチャクチャ嬉しいです。

 

トールズを認める、という点ではアシェラッドもまさしく同じなんですけど…あのおじさんは最後茶化してごまかしちゃいましたからね。

 

今回は再戦にはならかったものの、ふたたび相まみえるときがとても楽しみですね。

 

 

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クヌートの素顔

 

 

アシェラッドの作戦どおり、クヌート王子の確保に成功……もちろんトルフィンのお手柄です。

 

この手柄でまた決闘するのかな…?

 

それはさておき、クヌート殿下がはじめて素顔を晒していましたね。

 

本当に王子なの? と見紛うかのような顔立ちでしたが…実際、原作を読んでるときも「実は女性では?」と、ずっと疑問に思いながら読み進めていた記憶が蘇るなぁ。

 

さすがに「実は女性でした」という展開はありませんが。

 

一応、「ヴィンランド・サガ」は史実に基づいて描かれてますからね。

 

そして、このクヌート殿下は「ヴィンランド・サガ」という作品において、台風の目のような存在でもあるんですね。

 

アニメでどのように描かれるのか…個人的にとても期待しているところでもあります。

 

 

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まとめ

 

アニメ「ヴィンランド・サガ」第11話「賭け」を視聴した感想について書きました。

 

トルケルの強さもさることながら、今回はアシェラッドの計略に軍配が上がっていましたね。

 

といってもトルケルはスヴェン王と戦えれば細かいことはどうでもいい様子だったので、案外トルケルに直接交渉を持ちかけても良かったような気もしますが…。

 

個人的にはトルケルとトルフィンの会話がとても感慨深いものがありましたね。

 

やっぱりトールズすごかったんや…と改めて実感できるいい一幕だったと思います。

 

次週もとても楽しみです。

 

以上、アニメ「ヴィンランド・サガ」第11話の感想でした!

 

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