アニメ「ヴィンランド・サガ」観てますか?
今回はトルケルの進撃とアシェラッドの決断に注目です。
進撃の巨人
重度の戦中毒患者・トルケルがついに進撃を始めてしまいましたね。
最初は我慢して投石だけにとどめていましたけど…もうあれ岩といっても差し支えのない大きさでしたよ?
本人的にはあれで挑発しているつもりなのかもしれませんが、相手からしたら大砲を撃ち込まれてるようなもんですからね。
意外にもクヌート軍の兵士たちはトルケルの挑発に応じるだけの気概を持っているように見えましたが、クヌートの側近であるラグナルは決して反撃の許可を出さなかった…それ正解。
数の上ではトルケルたちに勝っていても、トルケルがいるかいないかだけで戦局は全然変わってきますからね。
しかもトルケルだけでなく、直参の手下達も手練揃いだし。
だからクヌート軍はとりあえず、このまま我慢して静観し続けることこそが肝要…だったのに、クヌートが来ていることを知ったトルケルはついに進撃を始めてしまった。
もうトルケルの暴れ方がめちゃくちゃ。
どこから持ってきたの? というような大木を振り回す姿は、なんか悪い夢でも見てるような気分になるし、クヌート殿下のテントも軽々と引き剥がしてしまった。
この人、本当に人間なのかしら…?
戦を求めるトルケルは、クヌートを人質にとって、今度はスヴェン王のもとへと進撃を開始…まさに進撃の巨人。
こんな進撃、とめられるわけないよ。
復讐と理想郷
きっとトルフィンは今回のような夢を何度も何度も見てきたんでしょうね。
意外なことに、トルフィンの中ではヴィンランドという理想郷の存在がずいぶんと大きなものになっていたことでしょうか。
実際、アイスランドという環境は生活に厳しかったでしょうしね…たとえ夢の中とはいえ家族と仲良くヴィンランドで生活する姿はなんとも心温まるものがありました。
そんな夢の中で登場したトールズは、復讐などやめろ、とトルフィンを諭すものの、ヴァイキング達の来襲により、またしてもトールズは殺されてしまうことに…結局、復讐するしかないやん。
トルフィンが復讐のモチベーションを保ち続けているのは、こういう夢を継続的に見続けているからなのかもしれない。
実際、しんどいでしょうね…復讐に囚われたトルフィン自身も。
逆にそれが生きる活力にもなっているから、なんとも複雑なところもありますが。
ただ、今回のタイトル「ラグナロク」にもあるように、そんな復讐に囚われた日々にも終わりが近づきつつあるようです…。
ヴァイキング男子の日常
毎回ヴィンランド・サガを見るたびに、ヴァイキングって野蛮だな~と感じますね。
時代が違うと言えばそれまでなんですけど、「村をつまむ」といって村人たちを皆殺しにし、強奪した食料でパーティーをする感覚がまったく理解できない。
で、今回驚いたのが、なにげない会話の中から殺し合いの決闘へと発展することも決して珍しくない、ということ。
ヴァイキング男子にとって決闘なんて日常茶飯事……敵にも味方にも回したくないヤツらですね。
アシェラッドの大博打
アシェラッド、とんでもない大博打を打ってきましたね。
いくら多大な報奨が得られるからといって、クヌートを人質にとったトルケル軍に単独で挑もうとするなんて、無謀にも程がありすぎる。
黄昏すぎて頭おかしくなったのかと思った…というか更年期ですか?
ヴァイキング達が退屈している様子は見ていてわかったけど、実は一番退屈していたのはアシェラッドだったのかもしれませんね。
といってもアシェラッドは決してバカではありませんから、トルケル相手でもクヌートを奪還できるというだけの勝算はあるのでしょう。
またトルフィンを酷使する様子が目に浮かぶようだ…がんばれトルフィン。
ブラック上司にまけるな。
まとめ
アニメ「ヴィンランド・サガ」第10話「ラグナロク」を視聴した感想について書きました。
ただ戦がしたいだけの巨人トルケルがついに進撃を開始…その情報を得たアシェラッドはクヌートを奪還するべく、トルケル軍との対決を決意。
クヌート引き渡しの報酬はデンマークからもらうのか、イングランドからもらうのか…いかにもアシェラッドらしい選択肢だとつくづく感心してしまいました。
といっても、トルケル軍とアシェラッド兵団では、数も質も違いすぎる…そのあたりはアシェラッドの頭脳だのみ、というところでしょうか。
次週がとても楽しみです。
以上、アニメ「ヴィンランド・サガ」第10話の感想でした!
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