アニメ「盾の勇者の成り上がり」観てますか?
今回は女王がしっかりとケジメを見せ、尚文がメチャクチャ報われる、因果応報の神回。
三日間、尚文は眠り、メルティはツンデレのレベルが上がった
ラースシールド、ブラッドサクリファイスの影響により三日間眠り続けていた尚文。
女王は全力で尚文を助けようとしてくれたものの、強すぎる呪いの力は結局時間が経つのに任せるしかなかったんですね。
『まったく、いつまで寝てるのよ』といって目覚めた尚文にプイっとするメルティは、この三日間ツンデレの練習でもしてたんだろうか。
涙目がポイント高いですよええ。
メルティのツンデレベルが着実に上がっているのを感じて私は嬉しい。(涙)
女王は約束した
目覚めた尚文を見舞いに来た女王は、これまでの経緯について尚文に詳しく説明します。
本来、四聖勇者は各国一人ずつ召喚することになっていたはずなのに、女王が世界会議でメルロマルクを離れている間にオルトクレイがすべての四聖勇者を召喚してしまった。
激怒した各国をなだめるため女王は各地を奔走して回っていたわけなんですね。
女王不在の間のすべてはセーアエットの領主に委託していたものの、彼は一度目の波で亡くなってしまった。
オルトクレイが盾を憎む理由はどうやら前任の勇者に原因があるようで、そこを三勇教につけこまれ、さらにはマルティにまで利用されてしまった…。
尚文はまんまとその渦中に巻き込まれてしまったわけですね。(チーン)
もしも召喚された国がシルトヴェルトだったなら、尚文はこんなツライ思いをせずに済んだ可能性が高い。
しかし、女王は約束してくれた。
尚文が受けた屈辱は全力で晴らし、汚名を注ぐことを。
そして、これまでの波への対処と三勇教を退けた功績を讃え、最高位の勲章と金貨500枚の報奨を与えることを。
ようやく尚文のこれまでの行いが正当に評価される時が来た。
女王曰く、メルロマルクが生き残る道は盾の勇者に頼るしかない。
しかし、尚文はメルロマルクにとどまるつもりはなく、波を退けてただただ元に世界に帰りたいだけ。
女王は尚文が協力するしないは関係なく、尚文の冤罪を衆目の元ではらし、オルトクレイとマルティの罪を咎めることを約束してくれた。
さすがこの国のトップだけあって、しっかりとケジメをつけることの大切さを心得てますよね。
女王直々、マルティとオルトクレイの弾劾裁判
女王は尚文との約束通り、オルトクレイとマルティの二人を弾劾する公開裁判を実行する。
公正を期すためにマルティにはウソを付けないよう一時的に奴隷紋を付与。
ひどい虚言癖の持ち主ですからね!
横で元康がグダグダ言ってたけど、女王は構わず弾劾裁判を続行。
マルティは奴隷紋を刻まれたことにより、これまでついてきたウソが次々と暴かれてしまう。
- 三勇教と結託していたか?→ビリビリ!
- メルティ暗殺の罪を尚文に被せようとしたか?→ビリビリビリ!
- メルティは私のかわいい妹…→ビリビリビリビリ!
メルティ暗殺の件はオルトクレイも知らなかったようで驚いていましたが、錬と樹の二人は「うんうん」うなずいてた。
さらに質問は続くもマルティは相変わらず一人でビリビリ。
- あなたは盾の勇者様に襲われたのですか? →ビリビリビリビリあー!
この様子を見ても信じようとしない元康に対し、今度は元康の奴隷紋をマルティに刻んで質問するも、マルティは懲りずにウソをつく。
これを見て、マルティの虚言癖はもう死んでも治らないと思った。(ほんとヒドイ)
一方のオルトクレイ王、四聖勇者全員を独占召喚した理由が「国を救うため」というのはウソ偽りのない本心だった模様。(ほんと意外)
個人的にはけっこう楽しい茶番だけど、尚文的には不快な茶番でしかなかった。
二人に下された判決は王位剥奪後、死刑。
権力闘争に明け暮れ、波で被害にあった民を救おうとしなかった罪は重く、その様子を実際に見てきたメルティも否定できない。
なんせラフタリアの一件がありますからね!
そして死刑は今、このとき!
フィーロ『お祭り?』
うん、そうだよ。
ケジメの女王、ナサケの尚文
斬首台にマルティとオルトクレイをセットオン!
マルティは元康に助けを求めるも、さすがのおバカな元康もマルティがどんな人間なのかよくわかったみたいで冷たくそっぽを向く。
冒険をともにした槍の勇者様に見捨てられたマルティさん、今度は『助けて!尚文様!』とあっさりマジお願いしちゃう。
こいつマジか…とは尚文は思わない。
そもそもこの死刑、尚文は夢で見ていたときから何かいやな予感を感じており、実際に夢のとおりに事が運ぶも『いいのか?これで…』と葛藤してましたからね。
尚文に助けを求めるマルティの奴隷紋が反応しなかったことを見た尚文はここで面白い提案をする。
待て!!
そんなやつらには死刑なんて生ぬるい
死ねばそこで終わりだ
こんな奴らがそれで済んでいいのか?
奴隷紋も反応しなかった
さんざん貶めてきた相手に本気で命乞いをするような面の皮の厚い奴らだ
それだけ厚いとギロチンの刃も通らないかもな
尚文は民衆からお笑いゲット、ラフタリアと女王はほっとする。
だから俺から提案だ!
王はこれから『クズ』
第一王女は『ビッチ』と名前を改めろ!
これから一生その名で生きていくんだ!
それがいやなら死刑にでもなんでもなればいい!
さらに女王の合いの手を受け、冒険者名も『マイン』から『アバズレ』に改名。
尚文の温情あふれる采配に女王は安堵し、民衆たちは笑いの渦に包まれる。
きっちりとケジメをつけようとした女王に対する、これは尚文なりのナサケだったのでしょう。
尚文、いい落とし所を見つけたものです。
尚文の凱旋!
女王が四聖教を国教とすることを高らかに宣言することにより、尚文は三勇教にも盾教にも敵対視されることはなくなった。
「一番のくわせもの」女王の約束である叙勲と報奨金については『そんなものもらっても嬉しくもなんともない』と尚文は受け取りを拒否。
メルロマルクだけじゃない。
世界中の国を波から救う。
俺たちは四聖勇者。
尚文がそういって固辞してるのに、それでも自分たちだけは式典に出ようとする他の三勇者の図々しさはどこから来るんだろう。
そして、メルティとの別れのとき。
尚文はメルティには何も言わずに立ち去ってしまう。
もう!尚文のバカ!
なんであんなに薄情なの?
それに礼儀知らず!母上にもっと…
その母上はというと、自らの命と引き換えにバカ二人の助命を訴えるつもりだったと告白。
その事実を知ったメルティは…。
城を立ち去ろうとする尚文達に、聖騎士団の副団長が粋な計らいを見せる。
聖人様、盾の勇者様、盾の勇者どのに対し、捧げ!剣!
騎士たちが立ち並ぶ中、格闘ババァ、薬屋、魔法屋、武器屋の親父エルハルト…そして尚文が助けた人々の歓声を受けながら、尚文は真の凱旋を果たす。
そして追いかけてきたメルティ。
尚文!
尚文!ありがとう!
ここまで連れてきてくれて、ありがとう!
父上と姉上を助けてくれて…
ああ、またな!
うん!
メルティは尚文に感謝に気持ちを伝え、ぼろぼろと涙をこぼす。
クリティカル嬉し涙。
尚文が今まで歯を食いしばって頑張ってきた成果がついに結実した瞬間ですね。
まるで最終回のような盛り上がりを見せ、今回はこれにて幕を下ろします。
まとめ
アニメ「盾の勇者の成り上がり」第21話「尚文の凱旋」を視聴した感想について書きました。
尚文の冤罪は晴れ、マルティ(マイン)は『ビッチ(アバズレ)』に、オルトクレイは『クズ』になり、人々からは心からの感謝と祝福を受けた。
女王はしっかりと落とし前を付け、メルティは心からの感謝を尚文に伝えることができた。
もう「最終回か?」と不安になるくらいの申し分の無い展開でしたね、ホントに。
とにかく尚文が報われて本当によかった!
以上、アニメ「盾の勇者の成り上がり」第21話の感想でした!
コメント