アニメ「とある科学の超電磁砲T」観てますか?
今回はスカベンジャーが本格参戦!
操歯がサイボーグ実験に参加した理由や、スカベンジャーとドッペルゲンガーの捕獲戦や、美琴と清ヶの戦いに注目です。
ドッペルゲンガーの魂
操歯涼子が語る「魂」の仮説がヤバそうでしたね。
魂は人の肉体に宿る、ということで、「肉体の消滅」は「魂の消滅」と同義として考えられる。
けれども機械であるドッペルゲンガーの「魂」は、あくまでも一時的にその器にとどまったものに過ぎないという。
もしもドッペルゲンガーの機械の体が壊れた場合……その魂は学園都市中のすべてのモノに宿る可能性があるとのこと……おお怖い。
幸い、ドッペルゲンガーは自分で自分を傷つけることができないよう、自己保存機能が組み込まれてる。
この仮説についてはすでに所長に報告済ながらも、残念ながら研究にマイナスとなる情報は受け入れられることはなく……その結果、彼女がたどり着いた手段が「インディアン・ポーカー」だったんですね。
インディアン・ポーカーで不特定多数の人間の中から解決策を模索する……方法は少し乱暴ながらも、ドッペルゲンガーの魂の危険性を考えると、彼女一人でできるのはこれが限界だったんでしょうね。
ただ、この真の目的を知ったあとだと、佐天さんの「けん玉名人」や「トランプタワー名人」、あるいは美琴の「バストアッパー」が更に滑稽に思えてくるな…。
ドッペルゲンガー vs スカベンジャー
ドッペルゲンガーとスカベンジャーの戦いが見応えありましたね。
スカベンジャーはレベル3の能力を持つ少女たち(一部少年)が集まったチームなのですが、今回の任務はドッペルゲンガーを生け捕りにすることなんですね。
冒頭ではみんなで仲良くアイス食べるなど、「とある科学の一方通行」のときよりも少しソフトになった印象を受けたものの……いざ戦闘が始まってみるとこれがなかなかカッコいい。
清ヶの摩擦係数を駆使したトラック奇襲やビル破壊、薬丸の薬品を使った動きの撹乱、そして自称エースのナルによる紙を駆使してのドッペルゲンガーの拘束などなど……流れるような連携がとても見事だったと思う。
また、リーダーに関しても、ドッペルゲンガーと本人の入れ替わりの可能性を考慮して、清ヶを追跡に当たらせるなど、リーダーならではの注意深さを感じさせられた。
ただ、残念ながらドッペルゲンガーはスペック値以上に強かった。
ナルの全力の紙拘束を振りほどくと、リーダーの腕を握り、ゴキンとへし折る。
これはアレですね……例の魂の仮説ですよ……ナルの紙を魂の支配下に置いたのでしょう。
本気武装したナルの攻撃により、ドッペルゲンガーは体を大きく破損するも……これはむしろドッペルゲンガーにとっては好都合だったのかも。
器にとどまっていた魂は、目に見えない形でまわりを次々と侵食し、結果、ナルの武装は引き裂かれ、薬丸の薬品攻撃もすべて無効化……逆にナルの紙を取り込まれた挙げ句利用されるなど、最終的にはスカベンジャーは一時撤退するしかなかった。
スカベンジャーにとってはとても残念な結果でしたが……個人的にはとても見応えのある戦闘だったと思います。
清ヶの摩擦、薬丸の薬品、ナルの紙……どれも内容は悪くなかった。
可能であれば、彼女達がリベンジする姿を見たいものです。
サイボーグ実験を受けた理由
操歯がサイボーグ実験を受けた理由が切なかったですね。
幼き日に崩落事故に遭った操歯は、母の肺の移植を受けることでなんとか生き存えることができたものの……元々病弱だった母はその手術が原因でさらに体を悪くしてしまうんですね。
操歯は科学者としてなんとか母を助けるための研究を続けるものの……圧倒的に実験データが足りなすぎた。
そんな操歯にとって、例のサイボーグ実験はとても都合の良いものだった……1年間という時間は要するものの、この実験では自らが被験者となり、観測者となることができる……つまり実験データを得るためには申し分のない環境だったんですね。
なるほど、こういった切羽詰まった状況があったからこそ、操歯は実験に志願したのか。
そして美琴は後からこの事実を知らされることになるのですが……これを知ったときの美琴の反応はやっぱり人として好ましい。
おそらく食蜂も同じ気持ちなんだと思う……決して口に出しては言わないけど。
清ヶ vs 御坂美琴
清ヶと美琴が思わぬ形で戦うことになりましたね。
ドッペルゲンガーを一時的に拘束後、清ヶは別行動で操歯を追いかけるのですが……操歯本人だと確認が取れるとそのまま解放しようとするんですね。
なぜなら「優等生」嫌いの三人の元に連れ帰ると、操歯が殺される可能性があるから。
どうも清ヶは他の三人と違って「優等生」に対する劣等感はなく、それなりの良識を持っているようですね……少し好感度が上がったわ。
そんな場面に美琴が現れるのですが……美琴を少年と勘違いした清ヶは「同じモンついてる」などと失礼な発言をかましてた……くーっ、美琴の胸のなさがこんなところで仇となるとはっ。
レベル5とレベル3の戦いということで、本来ならば一瞬でケリがつくものと思われたのですが、ここでの清ヶが意外な善戦を見せるんですよね。
分解されたビルの鉄骨をアース代わりに美琴の電撃を無力化したり、美琴の電磁力による鉄骨攻撃も摩擦係数でダメージゼロに。
さらには、指一本を犠牲にしての美琴への奇襲では、美琴の帽子を跳ね飛ばすなど、タクティカルな一面も見せていた。
ただ、残念なことに今回の美琴はめちゃくちゃ手加減してたに過ぎない。
清ヶは、華麗に夜空を舞う美琴を見て、ようやく「レベル5」だと気づく……「今週の占い」の回想がまるで走馬灯のように思えた。
幸い、気を失う程度の電撃で済んだから良かったものの……もう清ヶは二度と占いを信じることはないと思う。
スカベンジャー meets 御坂美琴
美琴とスカベンジャーが出会ってましたね……清ヶについては先に気絶させていましたが。
リーダーはアクセラレータとの戦いで、トラウマを植え付けられたせいか、同じレベル5である美琴の突然の登場にとっても驚いてましたが……一方、美琴のほうはというと、いたって平然としていたな。
ただ、今回はアクセラレータの時と違って、敵対するような雰囲気はあまりなさそうでしたね。
一応、スカベンジャー達の今週の占いでは「素敵な出会いあり」となっていたので、今回の美琴との遭遇はスカベンジャーにとって、仕事面での大きな転機になるのかもしれませんね。
美琴とスカベンジャーの共闘展開に期待ですね。
まとめ
アニメ「とある科学の超電磁砲T」第22話「屍喰部隊(スカベンジャー)」を視聴した感想について書きました。
いよいよドッペルゲンガーを巡る戦いが始まったわけですが、今回からスカベンジャーも本格参戦ということで、さっそく激しい戦いを繰り広げていましたね。
久しぶりのスカベンジャーは、レベル3能力者の集まりということもあって、なかなかの連携を見せてたものの……魂の影響力を強めていくドッペルゲンガーの前には残念ながら歯が立たず。
また、美琴の参戦により、清ヶが一足先にKOされるなど、スカベンジャーにとっては踏んだり蹴ったりな展開ばかりだった気がします。
一方、渦中の人、操歯については、サイボーグ実験に参加した経緯について明らかにされ、その切なすぎる理由にはただただ同情するしかなかった。
できれば、操歯、美琴、スカベンジャー、それぞれに最良の結果が訪れて欲しいものですね。
次回もとても楽しみです。
以上、アニメ「とある科学の超電磁砲T」第22話の感想でした!
- 第1話『超能力者(レベル5)』
- 第2話『大覇星祭』
- 第3話『バルーンハンター』
- 第4話『改竄』
- 第5話『信頼』
- 第6話『開戦』
- 第7話『Auribus oculi fideliores sunt.-見ることは聞くことより信じるに値する-』
- 第8話『超電磁砲×心理掌握』
- 第9話『警策看取(こうざくみとり)』
- 第10話『才人工房(クローンドリー)』
- 第11話『参戦』
- 第12話『外装代脳(エクステリア)』
- 第13話『SYSTEM(神ならぬ身にて天上の意志に辿り着くもの)』
- 第14話『竜王の顎(ドラゴンストライク)』
- 第15話『やくそく』
- 第16話『天賦夢路(ドリームランカー)』
- 第17話『予知』
- 第18話『巨乳御手(バストアッパー)』
- 第19話『奇縁』
- 第20話『Ha det bra』
- 第21話『ドッペルゲンガー』
- 第22話『屍喰部隊(スカベンジャー)』
- 第23話『憑依』
- 第24話『拡散』
- 第25話『私の、大切な友達』
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