アニメ「ダンまち3」12話(最終回)感想!すべてを破壊するアステリオス

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アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢ(ダンまち3)」観てますか?

 

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢ

 

アニメ「ダンまち3」も今回でいよいよ最終回。

 

アステリオスとベルの熱い熱い戦いに注目です。

 

 

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憎しみに囚われた神ヘルメス

 

 

ウラノスの依頼のもと、ゼノス達の助力のため暗躍していた神ヘルメス……今回ようやくその本心を顕にしていましたね。

 

ヘルメスがベルを英雄にしたいと思う一方で、長きにわたるモンスターへの憎しみに囚われた心は残念ながら一朝一夕に変わるものでもなかったんですね。

 

そんなヘルメスが提案したのは、ゼノス達の犠牲。

 

全員死ね、というわけではないものの、3~4匹は死になさいよ、と。

 

「匹」という単位を使う時点ですでに穏やかでない印象を受けたのですが……ヘルメスの中には想像以上にモンスターへの憎悪が渦巻いていたんですね。

 

ヘルメスは最初から一部のゼノス達を犠牲にすることで、ベルの名誉回復を図るよう画策していたのでしょう。

 

いつもはヘルメスのわがままを一蹴するアスフィも今回は覚悟を決めて汚れ役を引き受けていたことから、彼女もまたヘルメスの意思に少なからず賛同していたものと思われる。

 

ヘルメスって普段はにこやかにしているけど、実はかなり危険な思想の持ち主なのかもしれませんね。

 

 

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義理に厚いグロスとフェルズの覚悟力

 

 

ベルと出会った当初はかなり敵対的な態度だったグロスでしたが……今回のグロスはヘルメスの意を汲んで、これまでのベルへの恩を返そうと悲壮な覚悟を見せていましたね。

 

我を失い暴走した風を装って、ベル自らの手で討たれようとする姿には思わず胸が熱くなった。

 

グロスって一度味方と認定すると、ここまで覚悟を決められる男なんですね。

 

正直、ベルがグロスを討つ展開はないものと思っていたものの……いかんせん、周りにはロキ・ファミリアの強者達がいますからね……なかなかハラハラさせられましたよ。

 

また、ベルがあくまでもグロスに攻撃をせず、覚悟を決めて武器をしまう姿も熱かった。

 

全体を俯瞰して見れば、ヘルメスの強引な予定調和に乗っかるのが一番確実なんでしょうけど……ここに来てベルの祖父の言葉が脳裏をよぎり、周りの意思など関係なく、自らの意思を貫き通す姿には、思わず鳥肌が立ちました。

 

そんなベルを信じるフェルズの姿勢も良かったですねぇ……フェルズもまたグロスと同様、一度信じたらとことん信じ抜く、義理堅さを持ってるんですね。

 

しかもフェルズの場合は800年の重みがある。

 

彼らは人間ではないかもしれないけれど……その精神的な崇高さには神だろうが、モンスターだろうが、違いなんてまったくないように思えました。

 

 

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すべてを破壊するアステリオス

 

 

今回のアステリオスの暴れっぷり……とにかく痛快の一言に尽きましたね。

 

神ヘルメスの描いたシナリオへ傾きかけた中、力強い咆哮とともにアステリオスが空から来襲。

 

アステリオスの強烈な奇襲は、ヘルメスがこれまで準備してきたシナリオを粉々にする破壊力があった。

 

まわりのことなど気にしない。

 

アステリオスの中にあるのは、かつて自分を打ち負かしたベル・クラネルとの再戦のみ。

 

他のゼノス達が地上に出ることを夢見るように、アステリオスはただただベルとの再戦を渇望していたんですね。

 

その純粋さと圧倒的力を前に、ヘルメスの企んだ小賢しいシナリオなんて、なんの意味もなかったという。

 

実際、アステリオスの暴れっぷりは凄まじく……ベルがアルゴ・ノゥトを発動させるも、アステリオスは強大な力で真っ向からねじ伏せてしまった。

 

ベルには悪いけど、この戦闘に関してだけは、完全にアステリオスに肩入れしてしまいましたよ。

 

アステリオスの熱量とベルの熱量がぶつかりあった大激闘は、奇しくも人々の心の中で失墜したはずのベルの名誉の回復へとつながるんですね。

 

個人的にはアステリオスとベルが戦う中、モルドが応援の怒号をかけるシーンがたまらなく良かったです。

 

また、街中で暴れるだけ暴れつくし、ベルを打ち負かした後、たんたんと引き上げるアステリオスがとにかく格好良かったですね。

 

 

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まとめ

 

アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢ(ダンまち3)」第12話(最終回)「英雄回帰(アルゴノゥト)」を視聴した感想について書きました。

 

今回は第3期最終回の締めくくりにふさわしい熱い戦いが見ものでしたね。

 

モンスターと人間そして神との関係性は、一朝一夕に改善できるほど生易しいものではなかったものの……今回のアステリオスとベルとの戦いは、そんな恩讐を超越した純粋さに満ち溢れていたように思います。

 

特にアステリオス……おそらく彼の中では、ゼノスとか人間とか神とか、そういう細かいことなんてほんとどうでもいいんでしょうね。

 

ただただ、ベルとの再戦を願い、そして実行、勝利した。

 

そしてアステリオスの中ではまだ1勝1敗のタイだという。

 

次の再戦がいつ行われるのかはわからないけど……今以上に強くなるであろうアステリオスにベルが勝つ可能性なんてあるんだろうか?

 

ちょっとイメージできそうにない……第4期の放送が待たれるところです。

 

以上、アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢ(ダンまち3)」第12話(最終回)の感想でした!

 

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