アニメ「アルテ」5話感想!腐れ縁というかほぼ親子

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アニメ「アルテ」観てますか?

 

アルテ 1巻 (ゼノンコミックス)

 

今回はレオのもう一人のパトロン、ウベルティーノが新たに登場。

 

レオとウベルティーノの素敵すぎる腐れ縁な関係に注目です。

 

 

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アルテ vs ウベルティーノ

 

 

今回新たに登場したウベルティーノ(CV:秋元羊介)とアルテとの交渉対決が見ものでしたね。

 

ウベルティーノはレオの古くからのパトロンではあるものの……その注文内容は構図だけでなく使用材料にまで至るなど異常に細かい……ゼロ一つ多い報酬でも赤字になってしまうほどに。

 

レオも腐れ縁だからと断る気はないんだけれど……再交渉に関しては心底めんどくさそうだった。

 

そんなレオのことを気遣ったアルテは自ら交渉役を買って出るわけですが……意外なことにレオもすんなり許可していた。

 

ウベルティーノの屋敷内にて、いたるところに絵画がびっしりと飾られた部屋に通されたところ……アルテ、本来の目的を忘れて無我夢中……いつの間にやら背後に立つウベルティーノにもまったく気付かないくらいだった。

 

その後、ウベルティーノの書斎にて改めて交渉することになるものの……その部屋は書斎だというのに、机以外はない一つなく超質素……絵画部屋とのギャップが激しい。

 

逆にそのギャップにウベルティーノへの興味を掻き立てられてしまった。

 

ただ1回めの交渉においてはアルテ、完全敗北……レオにとほほな報告をする一方で、持ち前の負けん気の強さでリベンジを申し出……レオもアルテのためにと快諾していた……このあたりにレオの師匠としての度量を感じさせられますね。

 

無策で望んだ1回めと同じ轍を踏まないよう、今度は海千山千のヴェロニカに交渉術をみっちり学び……見違えるような巧みな交渉を見せていた。

 

アルテが普段は忌避している、女であること、貴族であることを最大限に活用したヴェロニカ流交渉術……ウベルティーノはそんなアルテの付け焼き刃を見透かしつつも、滲みでるアルテの負けん気をいたく気に入った様子だった。

 

また、絵画を買う人間がすべて絵画好きとは限らない、といった現実を語るなど、ある意味今のアルテに新しい価値観をもたらしていたように思う。

 

絵は商売上に必要なただの道具……絵描きが芸術家ではなく職人と言われる所以をとてもよく現しているようにも感じられましたね。

 

とても厳しい印象が強いウベルティーノだったけれど……いったん認めてもらうとなかなか親しみが湧くものがある。

 

交渉についてはとりあえずアルテの勝利、といったところか。

 

 

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レオにも子供時代はある(はず)

 

 

ウベルティーノの絵画コレクションを痛く気に入ったアルテ……例の部屋でキラキラしていたところ、よくよく見ると絵のタッチがどれもレオっぽいものばかり。

 

ウベルティーノが言うには、この絵画部屋に飾ってある絵は大半がレオの師匠によるものだそう……レオに師匠が存在したことと、レオにも子供時代があったことにひどくおどろくアルテがあほ丸出しでなんだかおかしい……この子ほんとに貴族だったの?

 

いきなりおっさん状態で生まれる人間なんかおらん……はず。

 

とはいえ、おっさんなレオの子供時代は想像しずらいのも確か……アルテが驚くのもちょっと無理ないのかもしれない。

 

 

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ウベルティーノは腹立たしい

 

 

壮大なアルテの空腹音に対し、ウベルティーノがレオの断食に腹を立てていましたね。

 

といっても、それはレオ憎し、というのではなく、「しょうがない奴め」といったニュアンスのもので……CV:秋元さんの演技のうまさが光ってた。

 

新たなお気に入りとなったアルテには、厨房にて大量の食べ物を持たせるといった、不器用な優しさを発揮するなど、もうウベルティーノに対しては好感しか持てない……どうしてくれるんだ(逆ギレ)

 

それにしてもこの爺さん、ほんと味あるなぁ……ヴェロニカ同様、ちょいちょい出番があることを期待する(希望)

 

 

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レオの師匠は優しく、冷たく、厳しい人

 

 

ウベルティーノの話で俄然レオの過去に興味津々のアルテちゃん……野次馬根性をまったく隠さずレオにぐいぐい食いついていましたね。

 

レオの昔語りで登場する師匠は、物乞い出身のレオに対しては事細かにダメ出しはするものの、他の弟子に対してはそういった事は一切しなかったんですね。

 

レオと他の弟子たちは衝突が耐えない関係だったこともあり、レオは自分が物乞いであることが原因でダメ出しされているものと思っていたわけですが……実際はまったく逆だったんですね。

 

人より努力し頑張るレオにダメ出ししていたのは見込みがあるから。

 

レオをバカにし努力しない他の弟子にダメ出ししないのは見込みがないから。

 

師匠は身分など関係なく、その実力のみによって人を正当に評価する人物だったんですね。

 

逆に実力がない人間に対しては、どのような身分であろうとも歯牙にもかけないという……まさに今のレオみたい。

 

そんなレオの話を聞いて……アルテはさらにレオへの尊敬を深めるという……特に物乞いだったレオと、女で貴族だったアルテ……境遇は違えど人よりも厳しい道を乗り越えてきた相手には共感せずにはいられないのも当然か。

 

レオの師匠からレオ、そしてアルテへと続くこの流れ……できるだけ長く続いて欲しいものですが……果たしてアルテは弟子に冷たく厳しくできるのかな?

 

 

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腐れ縁というかほぼ親子

 

 

レオとウベルティーノの腐れ縁がとにかく素敵すぎましたね。

 

顔をあわせればお互いに罵り合ってしまう二人……そんな犬猿の仲に見えつつも、誰よりもお互いのことを理解しており、心配している。

 

絵の道具のためには断食してまでお金を工面してしまうレオ。

 

自分のためにはまったくお金を使おうとしないウベルティーノ。

 

そんなお互いの一面に対し、二人はそれぞれもどかしく、かつ腹立たしく思っているわけですが……結局その根底にはもっと自分を大事にして欲しいという気持ちがあるんですよね。

 

そしてウベルティーノはレオの親方との約束をしっかりと守り続けているという……。

 

ここまで来ると、もう腐れ縁というよりは親子といってもいいような気もしてきた……。

 

そんなレオとウベルティーノの関係を心底羨むアルテもまた、これ以上ないくらいの素敵な経験になったんじゃないでしょうか。

 

 

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まとめ

 

アニメ「アルテ」第5話「腐れ縁」を視聴した感想について書きました。

 

今回新たに登場したウベルティーノ……ヴェロニカとはまた違った意味で味のある人物でしたね。

 

アルテとの交渉では一筋縄ではいかない厳しい一面を見せながらも、レオと同様負けず嫌いの一面に関してはひどく気に入っていたようだし。

 

特にレオとの腐れ縁の関係性なんかは、なかなか行き着くことが難しい境地だったと思うんですよね。

 

レオの弟子のアルテも客とそんな関係性を築ける境地にたどり着けるような画家になれればいいなぁ……。

 

次回もとても楽しみです。

 

以上、アニメ「アルテ」第5話の感想でした!

 

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