アニメ「アルテ」11話感想!親密度がカンストしたカタリーナ

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アニメ「アルテ」観てますか?

 

アルテ 1巻 (ゼノンコミックス)

 

今回はアルテが悩んで過労で倒れたり、そんなアルテを心配してカタリーナがツンデレしたり、フィレンツェの親方がアルテ・ロスに陥ったりするお話です。

 

親密になったカタリーナの変わりっぷりと、アルテ不在のフィレンツェでのレオの様子に注目です。

 

 

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親密度がカンストしたカタリーナ

 

 

前回のお話から随分と時間が経ったようで……アルテもすっかり髪が伸びていましたね。

 

そして貴族としての覚悟を決めたカタリーナも今やすっかりアルテに懐いてる……つまり親密度カンスト状態。

 

アルテに対する好意を隠そうともせず、自分から積極的にアルテに話しかけるなど、ヴェネツィアに来たての頃に比べると見違えるように明るくなった。

 

また、屋敷内においてはアルテ以外の人とも会話をするようになり……特にダフネとは一緒にアルテの心配をするくらい仲良くなった。

 

おそらく母親との仲もあれから改善したのでしょう……屋敷内を自由に動き回るカタリーナからは年相応の少女らしい可愛らしさが増量されたように思えた。

 

なるほど、カタリーナは親密度がカンストするとこういう風に仕上がるのか。

 

アルテ、カタリーナルートはもうクリアしたと言っても過言ではないんじゃないでしょうか。

 

 

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教養ある貴族女性のアルテ……まさかのうらやま

 

 

フィレンツェでは「貴族」「女性」というだけで、随分と苦労してきたアルテでしたが……ヴェネツィアで紹介されたある工房ではまさかの真逆の反応をされてしまうんですね。

 

アルテは「貴族出身」で「教養」がある「女性」……長年努力してもなかなか才能が開花しない徒弟からすると、今のアルテはとても素晴らしくうらやましい。

 

今までアルテにとって「ネック」でしかなかったこれらのワードが、この徒弟からすると魅力的な要素として映ったんですね。

 

この徒弟の言葉は決して嫌味でもなんでもなく、今まで苦労を積み重ねてきたからこそ出た言葉……けれども、この徒弟の言葉はアルテに今までにない衝撃を与えることになるんですね。

 

前だけを見てガムシャラに頑張ってきた事を否定されるような喪失感……何せ今のアルテがあるのはそれらの逆境に立ち向かい続けてきたからこそ。

 

それがこの徒弟職人の言葉によって、アルテの中の土台がグラグラと揺らぐことになってしまった……これは思わぬ形での落とし穴でしたね。

 

まさかアルテの境遇をうらやましがられてしまうとは……フィレンツェにいたころにはちょっと考えられない状況だわ……。

 

 

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どいつもこいつもアルテ・ロス

 

 

アルテがヴェネツィアで苦悩を努力で解決しようと過労で倒れる一方で……アルテ不在のフィレンツェでは至るところでアルテ・ロスが勃発していた。

 

賑やかなアルテがいなくなった事により、レオはなんだか抜け殻のように覇気をなくし、街に出ては至るところで話しかけられ、ウベルティーノとの仕事の話もどこか上の空状態…。

 

家の中でもアルテの幻聴を耳にするなど、もう完全にアルテ・ロス。

 

街の中でも、馴染みのパン屋やアンジェロを始めとするアルテと親しくしていた人がいまだにアルテのことを気にかけている。

 

また、アルテがいるヴェネツィアにおいても、倒れたアルテを心配してカタリーナがわんわん泣き散らかし、挙げ句の果てにはアルテを監視するという……見事なツンデレの才能を開花させていた。

 

それも無理ないか……アルテの契約期日が近づいてるから。

 

どいつもこいつもアルテ・ロス……なんか面白いことになってきましたね。

 

 

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カタリーナからのブーメラン

 

 

過労で倒れた後、アルテはカタリーナの肖像画を完成させる。

 

その肖像画……カタリーナ本人が思わず見とれてしまうほどの完成度なのですが……その後のカタリーナの行動がとてもユニークなんですよね。

 

カタリーナは過労で倒れる前のアルテと徒弟職人の会話をばっちり聞いていたんですね。

 

アルテの今までの経緯と努力を知っているカタリーナにとっても、この徒弟職人の言葉は心に引っかかり続けていたようで……。

 

だからこそカタリーナはアルテの絵をこの職人に見せたかった……アルテの実力が本物だと証明するため。

 

アルテは徒弟職人に謝罪して、カタリーナを連れて帰るのですが……実はカタリーナが怒っている本当の相手はアルテだったんですね。

 

アルテに出会い、ジモと再会し、カタリーナは貴族であることを受け入れた。

 

けれども、アルテは「貴族」出身であることを心の底からは受け入れていなかった。

 

アルテの「貴族」「教養」「女」という要素は、ハンデにもなれば、アドバンテージにもなりうるんですよね。

 

今までアルテはその「ハンデ」こそ受け入れはしていたものの……「アドバンテージ」については受け入れてこなかった……そこがアルテらしいところでもあるんですけどね。

 

けれども、今回のカタリーナの言動のおかげで、アルテはその事に気づくことができた……どうあがいたところでそれらの事実は変えられませんからね。

 

長い長いブーメランがアルテの元へ帰ってきたわけですよ。

 

成長したカタリーナによって、同じく成長するアルテ……ヴェネツィアで過ごした日々がいかに貴重なものだったかが、とてもよくわかるシーンだったと思います。

 

 

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ユーリからの最高のオファー

 

 

いよいよ半年の契約期間が近づいてきた頃……アルテはユーリからまたとないような最高のオファーを提示されるんですね。

 

カタリーナの肖像画の一件を聞かされたユーリは、アルテをヴェネツィアに呼んだのは正解だったと改めて実感することになるわけで……。

 

実際、アルテが来てからカタリーナは大きく良い方向へと成長したし、何よりアルテがフィレンツェに帰ってしまうことをとても恐れている。

 

そしてそれはカタリーナだけでなく、母ソフィアやダフネだってきっと同じ……それに何よりカタリーナの幸せを誰よりも強く願うユーリにとって、今のアルテほど貴重な人材は他にいない。

 

ユーリがパトロンになれば、専属の肖像画家としてこれから先、ずっと安泰した暮らしが約束される……ある意味当時の徒弟職人にとっては最高の形の一つともいえるでしょう。

 

あとはアルテがどう判断するのか…?

 

レオの元へと戻るのか、それともヴェネツィアに残るのか…?

 

次回がとても気になりますね。

 

以上、アニメ「アルテ」第11話の感想でした!

 

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