アニメ「ヴィンランド・サガ」観てますか?
今回はスヴェン王の衝撃発言によりアシェラッドが一気に窮地に立たされます。
トルフィンとレイフの会話にも注目です。
ふらふらトルフィンのエコ暴力
アシェラッドやクヌート達が御前会議に参加する中、トルフィンは男三人をエコロジカルにノックアウト。
アシェラッドとの決闘に敗北したダメージは未だ大きく、トルフィンの判断能力も絶賛低下中……それでも尚アシェラッドへの執着だけは異常に強い。
アシェラッドと見間違えられたばっかりに、ボコボコにされてしまった野郎三人は少し気の毒だったけれど、あんまり態度がよろしくなかったので自業自得か。
それにしてもトルフィンふらふらしててもホント強いな。
エコ暴力であっという間に三人のしていく姿はとても爽快だった。
「またお前か」と即座に連行されてたのも笑えた。
そんなトルフィンを一番うまく使いこなせるのがアシェラッドというのも随分と皮肉な話ですよね。
ウェールズだけはあかん!
御前会議の途中まではすべてアシェラッドの想定内だったものの、スヴェン王のウェールズ侵攻発言については完全に想定外だった。
ウェールズだけはあかんのや…!
アシェラッドが一瞬思考停止に陥ったところ、その様子を目ざといフローキに目撃されてしまうんですね。
そしてスヴェン王にチクリを入れるという…フローキ、こんな役回りばっかりだな。
さすがのアシェラッドもよっぽどショックだったんでしょうね…自分の故郷が侵攻されるのは。
正気だったころのトルグリムが言っていたように、やっぱりアシェラッドのツキはすでに終わっていたのかもしれない。
レイフの誇りとけじめが胸熱
監禁中のトルフィンに語るレイフの誇りとけじめが胸熱でしたね。
厳しい冒険を生き抜いてきたレイフの言葉はとても優しく、説得力があると同時に、船乗りとしての強い誇りひしひしと感じました。
トルフィンがまだ幼い頃の家族の様子を語る姿はまるで肉親のように温かかったし、トルフィンを故郷に連れて帰るのは自分のためだと断言するところも超ステキ。
何よりそれがトールズとのけじめだと言う姿にもう好感度爆上がりですよ。
レイフってこんなに凄い人物だったんだ……改めて実感させらる一幕だったと思います。
今回ばかりはさすがのトルフィンもかなり堪えてるように感じました。
今回のレイフ、ホント胸熱だったなぁ。
ハゲるまで考えろ
スヴェン王のウェールズ侵攻の発言を受け、アシェラッドが脳みそフル回転させてましたね。
一瞬見せた思考停止状態からは打って変わり、ハゲそうなくらいにウェールズ侵攻を阻止する方法を考えるも、やっぱりどこか冷静さを欠いている…。
戦場でどんなに怪我を負ってもクールな印象が強かったアシェラッドがここまで余裕を無くすとは……これは過去最大級のピンチですよ。
隣ではトルケルが美味しそうにバクバク食べ漁ってるというのに……なんて対照的なんだろう…このハゲとのっぽ。
でもトルケルも決して頭悪くないんですよね…むしろグイグイ核心を突いてくる。
特にアシェラッドとウェールズの関係について尋ねるシーンがとてもいい。
アシェラッドもそんなトルケルのことをわかっているのか…無下にあしらうこともせず正直に話すんですよね。
アシェラッドとトルケルの会話…とても印象に残る隠れた名シーンだったと思います。
でも、とりあえずアシェラッドはもっとハゲるまで脳みそを使い続けるしかなさそうです。
ヴィンランドだ!
ここにきてようやく「ヴィンランド」という存在が強く意味を持つようになってきましたね。
もともとはレイフの語る夢物語的な部分があったものの、今の闇落ちしたトルフィンにとって、レイフの「ヴィンランドだ!」は実に効果てきめんだった。
戦いを避けるためアイスランドに逃げてきたトールズも生きていればきっとヴィンランドを目指したはず…これはレイフだけでなくトルフィンもそう思っていたようで。
ヴィンランドの草原を歩くトールズの後ろ姿に思わず胸が熱くなってしまいました。
今まで復讐のみに生きてきたトルフィンにとって、今回のレイフとの邂逅は暗闇の中にほんのりとですが光が挿し込む出来事だったんじゃないでしょうか。
まとめ
アニメ「ヴィンランド・サガ」第23話「誤算」を視聴した感想について書きました。
今回は、スヴェン王のウェールズ侵攻発言によりアシェラッドが窮地に立たされる一方で、トルフィンはレイフとの邂逅により「ヴィンランド」に思いを馳せるなど、「ヴィンランド・サガ」のタイトルにふさわしいお話だったと思います。
アニメ「ヴィンランド・サガ」もいよいよ次の24話で最終回。
「ヴィンランド・サガ」という作品の中でも最も大きなターニングポイントになるお話ですね。
次回がとても楽しみです。
以上、アニメ「ヴィンランド・サガ」第23話の感想でした!
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