アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」観てますか?
今回はスローライフと謳いつつも、意外とスローじゃなかったりする。
師匠思いで友達思いな情け深い熱血エリスに注目です。
けものフレンズ
エリスとミニトーナ、テルセナたちとの交流がとても微笑ましかったですね。
ボレアス家の獣人好きの血はエリスにも色濃く受け継がれており、出会って間もないにも関わらず獣人の娘たちと随分親しくなっていた。
エリスが同年代の女子と仲良くするのってひょっとして今回が初めてなんじゃなかろうか……?
一番身近な同年代といえば今まではルディ一択しかなかったわけで……とはいえ中身は30半ばのおっさんだからなぁ。
冒頭のサービスショットでは箱に隠れてガチ覗きして発情する様子を見せるなど、ただの犯罪者予備軍でしかない。
もちろんそんな下心はギュエスによって打ち砕かれてた。
そんなルディをよそにエリスは着実にミニトーナたちと親交を深めていく。
拙いながらもお互いの言語を話しあい、ギレーヌの話をきっかけにエリス師匠が剣の稽古をつけた結果、3ヶ月経つころにはミニトーナもキレッキレの動きを見せていた。
ただ、親しくなりすぎて別れが辛くなった結果、ミニトーナとエリスは喧嘩してしまうんですね。
少し意外だったのがエリスのほうが殴られた跡が多かったこと……本来エリスはルイジェルドから1本取るくらい実力がある。
本気でやれば一方的にミニトーナをボコしていたことでしょう。
けれどもエリスは手加減した……ルーデウスと出会ったころと比べると、エリスは驚くほどに成長したと言わざるを得ない。
この喧嘩により両者はギクシャクとしてしまうものの……最終的にはミニトーナがきっちりと謝罪をして無事和解。
エリスのためにコツコツと彫っていた木彫り人形に少し目頭が熱くなった。
この友情、ずっとずっと続いて欲しいものですね。
知らないギレーヌ
剣王ギレーヌ……故郷では手のつけられないアンタッチャブル的な存在だったみたいですね。
エリスやルディの知るギレーヌは読み書き魔法が苦手で筋肉ムキムキのつよつよ女。
剣王の位は伊達じゃなく、エリスがピンチの際には恐るべきスピードで駆けつけて、超絶剣技で悪党を容赦なく斬り捨てていた。
あのギレーヌのアクションは作中でも屈指の名シーンだったと思いますね。
ある意味、エリスやルディにとってギレーヌはルイジェルドにならぶ強さの象徴……尊敬の念を抱かずにはいられない人物なんですよね。
そんな恩師がたとえ相手が実の兄だとはいえ、バカにされるのは許せない……エリスがそのやりきれない思いを涙ながらにぶつけるシーンはなかなかに胸熱なものがありましたね。
そしてルディはというと、エリスのように激昂することなく、真摯に淡々と剣王ギレーヌのことを語り……静かな迫力で兄ギュエスをそれなりに納得させていた。
でも一番の決め手はやはりエリスの剣でしょう。
ギレーヌから受け継いだ剣技は、剣の稽古が嫌いなミニトーナの心に火をつけて、最終的には兄のギュエスとも剣を交えることになるなど、その場にいずとも剣王の存在を知らしめていましたね。
少々もどかしく感じる部分はあったものの……大森林から旅立つころには、お互いのわだかまりが完全に消え去り、逆にいい余韻として残ったと思う。
個人的には昔のギレーヌのエピソードをもう少し見てみたいところです。
七大列強
大森林出発時に追いかけてきたギースが七大列強について少し語っていましたね。
その七大列強のうち一人、オルステッドは第1期にほんの少し登場していたわけですが……「七大列強」という言葉が具体的に出てきたのは今回が初めてじゃないでしょうか。
今後はこの七大列強が物語に大きく関わってくることになる……いいですよね、「ななだいれっきょう」っていう響きが。
そしてスペルド族最強の戦士ルイジェルドもかつては七大列強を目指したことがあるとのこと。
ただ石碑に名前が刻まれていないということは、ルイジェルドでさえ列強のチカラには届かないということに他ならない。
かつてのラプラス戦役での立役者でも七大列強には及ばない……世界の広がりを感じさせられる。
魔大陸から大森林……そして次に向かう先は?
次回がとても楽しみですね。
以上、アニメ「無職転生」第15話「ドルディア村のスローライフ」を視聴した感想でした!
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