映画「キングダム」を観てきました。
GW中のファーストデイを利用しての鑑賞ということで、客席もほぼほぼ満員御礼状態。
キングダムという作品の人気と期待度が表れた結果でしょう。
そして実際に観た結論を先に申し上げますと、
『観に行って良かった』
のひと言に尽きます。
というわけで今回は、『観に行ってよかった』映画「キングダム」の感想について書きますね～。
山﨑賢人の信、期待してなかったけど良かった
原作マンガ「キングダム」はかなり特徴的な画風のため、実写化は無理があると思ってたし、特に見たいとも思ってませんでした。
また個人的なイメージとして山﨑賢人さんには「ジョジョの奇妙な冒険」や「氷菓」といった数々の原作持ち作品でコケている印象が強く、キャラクターとのミスマッチ感も否めませんでした。
ドラマ「陸王」での演技はとても好きだったんですけどね。
しかし、今回の「キングダム」に関して言えば、その心配は無用のものでした。
アクションをこなすための肉体はしっかりと作り上げてたし、荒々しい戦いぶりはとても信らしく動きも良かった。
特に死の間際の漂との会話シーンで、荒げた声の力強さはセリフ回しの良さもあってシビれるものがあった。
さすがに容姿を原作に寄せるのには限界があるものの、原作とのギャップによる違和感はそうそうに払拭され、生き生きとした信の姿には原作同様に見ている人に力を与える魅力がありましたね。
個人的な信のベストバウトはムタ（橋本じゅん）との竹林での決闘シーン。
周囲の景色の美しさ、その環境を活かした殺陣の振り付け、そして特異な攻撃をしかけるムタとがむしゃらな剣を振るう信の相性の良さがとても際立っていました。
とても絵になる戦闘でした。
山﨑賢人の信は期待してなかったけど、いざ観終わってみると好印象でとても良かった。
映画「キングダム」は間違いなく山﨑賢人の代表作になるでしょうね。
なんだこのイケメンは…！絵になりすぎる吉沢亮の嬴政・漂
今回の映画「キングダム」で最もマッチ度が高いと感じたのが、吉沢亮の嬴政と漂。
なにせその容姿が原作と比べても負けてない、というかむしろ原作よりもカッコいい。
なにこのイケメン…！
嬴政と漂の演じ分けも見事にこなしていたし、殺陣の動きもキレッキレ。
そしてこれはかなり意識して撮ってるのでしょうけど、吉沢亮がとにかく絵になりすぎる。
映画「銀魂2」を見たときにもひそかに思ってたんですけど、吉沢亮って顔がメチャクチャ整っててカッコいい。
クソ、このイケメンが…！（褒）
腹の底から出てる感じの声も芯があっていいし、王ならではの透徹した面持ちと佇まいがとにかく様になっててカッコいいんだこれがくそっ（妬）
個人的なベストシーンは漂が兵士達のために囮になって馬で駆けるシーン。
ある意味、漂というキャラクターの魅力を原作以上に引き出した印象を受けました。
絵になりすぎる吉沢亮の嬴政、続編でまた見たいものです。
長澤まさみの楊端和が美しすぎて眩しいっ！
映画「キングダム」、まともに登場する女性は楊端和の長澤まさみと河了貂の橋本環奈の二人のみ。
そして河了貂はまだ女性だと認識されてないと思われるので、今回の実質的なヒロインは長澤まさみの楊端和ただ一人。
その唯一人のヒロイン、山の王・楊端和がとにかく美しい。
野性味あふれる戦化粧、露出多めの戦闘服から見える美しい肌（白っ！）。
なによりも山の王らしい貫禄たっぷりの余裕の微笑の魅力がたまらん。
こんなに野性味あふれる長澤まさみ見たことない。
そして戦闘においては双刀の刃を振るい、敵をまとめて片付ける。
女王の威厳と豪快さを両立させてしまう長澤まさみがもうたまらんス…。
長澤まさみの楊端和が登場してからというもの、それ以降はずっと無意識に画面上を追いかけ続けてました。
原作負けしない長澤まさみの楊端和は、とにかく美しく、肌の白さが眩しかった…。
殺陣のキレは随一！坂口拓の左慈が強すぎる
今回、信の最大の敵として立ちはだかるのが元将軍の凄腕剣豪・左慈。
この左慈を演じるのがアクション俳優の坂口拓。
さすが本業だけあって、殺陣のキレが一人別次元で、ほんのちょっとした動きだけでもそのキレの違いがわかるくらい。
やっぱり長年に渡って研鑽し続けてきた努力はウソつかないんだなぁ…。
将軍という本道からはずれた残虐性と素行の悪さも見事に表現し、最後の強敵にふさわしい悪役っぷりを披露してくれましたね。
チンピラ風の口調もいかにも裏稼業の殺し屋という感じがにじみ出ててリアルに感じられました。
探したらいそうな気がする。
大沢たかおの王騎は王騎だった
原作マンガ「キングダム」においても尋常じゃないキャラ立ちをしていた王騎将軍。
実際に映画館で観るまでは、王騎を実写化するのは日本人じゃ不可能なんじゃないの？と思ってました。
そんなことはなかった。
大沢たかおの王騎は間違いなく王騎だった。
1年間かけて15kg増量しビルドアップしたその腕は太く、体は分厚かった。
顔についても口紅をさして雰囲気もよく出ていたし、不敵な微笑と王騎独特のオネエ言葉も違和感なく再現。
おなじみの副官・騰（要潤）との組み合わせも雰囲気バッチリ。
それほど出番は多くはなかったけど、大沢たかおの役者魂をヒシヒシと感じましたね。
まとめ
映画「キングダム」の感想について書きましたが、いかがだったでしょうか？
全体的な感想としては、映画「キングダム」は見る前に感じていた不安を払拭してくれる力の込もった作品でした。
キャスティングがピタっとはまっただけでなく、役者さんの新たな魅力も引き出してましたし、小道具、美術、CG、音楽など、とにかく全体的なクオリティの高さを感じさせてくれる作品でもありました。
ストーリー的にも山の民と協力して弟から権力を取り戻すという逆境からの逆転劇がテンポよく描かれていて、134分の上映時間も苦になることなく最後まで楽しむことができましたしね。
ぜひヒットして続編の制作へとつながって欲しいところです。
なぜなら長澤まさみの楊端和をもう一度見たいから。
以上、映画「キングダム」の感想でした！
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