アニメ「ゴジラ S.P<シンギュラ・ポイント>」観てますか?
今回はゴジラが新たな進化をしたり、ジェットジャガーが無双したり、メイが葦原を超えなければならなくなったりするお話です。
紅塵ミニラの終末感半端なし
繭状態となったゴジラアンフィビアから出てきたのは……ゴジラではなくどうやらミニラのようだった。
てっきり次こそはゴジラウルティマへと進化を遂げると思ってたのですが……硬質な紅塵繭から出てきた姿はゴジラと呼ぶにはちょっと違った。
シャランガ(サルンガ)とゴジラを足して2で割ったような……妙な違和感が拭えない。
ただ、特徴的な背びれに関してはいつものゴジラのそれだった。
それにしても紅塵をまとったミニラの姿は、妙な美しさがありましたね。
高高度から爆撃されたことにより、ミニラは一定のダメージを受ける様子を見せるものの……二撃目は紅塵細胞を変化させて直撃を避けるなど、物理的な攻撃は通用しないことをまざまざと見せつけていた。
背びれを光らせ、リング状の光線を出す様は、美しく感じる反面、強い恐怖心を掻き立てられるものがありましたね。
そして紅塵と怪獣がこれほどまでにシンクロして動くシーンは今までなかったこともあり、大きく広がったきのこ雲状の巨大な紅塵はとても幻想的で、終末感半端なかった。
超時間計算機とメイ
前回は「特異点=演算装置」といった話が出たわけですが、今回はそれをさらに発展させた「超時間計算機」なる言葉が出てきてましたね。
葦原はこの超時間計算機を使って、アーキタイプと未来のことについて調べようとしていたわけですが……その過程で未来にある「破局」について知ることとなるんですね。
超時間計算機を作るためにはアーキタイプが必要。
アーキタイプを作るためには超時間計算機が必要。
卵が先か、鶏が先か、を地で行くような設定ですよね。
そして葦原が発見した葦原破局は2030年に訪れる……それも別次元ではなく、メイたちがいるこの宇宙で、必ず、訪れる。
メイが破局を非常に危険視するのに対し、BBやティルダといったシヴァ関係者は、どこか楽観視してしまっている。
李博士はBBたちに同調すると見せかけて、メイ寄りの考えを持っているようでしたが……悪く言うとどっちつかずとも言えなくもない。
BBやティルダといったシヴァの面々は超時間計算機の実物をすでに手中にしているような口ぶりだったので、おそらく李博士は対立を避けたかったのでしょうね。
地球上の紅塵を除去するためには、オーソゴナル・ダイアゴナライザーの存在が必須。
そして「破局」を回避するためには、メイは葦原を超えなければならない。
いつの間にやら世界の命運はメイの頭脳にかかってる状態になってるなぁ。
キン肉マン・ハベル
ハベルの筋肉、伊達じゃなかったんですね。
第1話での筋肉アピール以降、あんまり筋肉を活かしたお仕事がなかったので、正直見た目重視のキャラクターなのかと思っていたのですが……。
それが今回、怪獣の攻撃を素手で受け止めるという暴挙に出てた。
いくら小型の怪獣とはいえ、生身の人間が素手で立ち向かうのは、ありえない。
それも片手でバシッ、ですからね。
ハベルのムキムキ筋肉が伊達じゃないことがよくわかった。
筋肉は正義……ハベルは正義超人だったのか(違う)
ジェットジャガー無双
今回一番活躍したのは、誰がなんと言おうとジェットジャガー一択でしょう。
前回の最後には無数のクモンガの姿にただただ絶望させられたものの……そんな逆境の中においてもジェットジャガーのくぎゅうボイスはとても軽快でむしろいつも以上に可愛かった。
本来ならばかなり緊迫した事態のはずなのに……ジェットジャガーの「よっ」とか「ほいっ」とか気の抜けた掛け声聞いてると緊張感もへったくれもない。
ただ、そんな可愛らしい声とは裏腹に、ジェットジャガーの立ち回りはまさにゲームの無双状態。
少々危なっかしい場面は見られるものの……おやっさんをどやしつけながら、クモンガたちを的確にあしらっていく様は妙な安心感がありましたね。
とはいえ、バッテリー残量についての言及があった際には「死亡フラグか?」と嫌な予感がよぎりましたが。
幸い、バッテリーが切れるギリギリまでしっかりと戦い抜いたあとは、ちゃんと戦線を離脱して「おやすみなさい」と無事スリープモードになっていた。
ジェットジャガーが無事で本当によかった。
ゴジラと対決しないまま退場なんて、あまりにも切なすぎますからね。
それにアンギラスの槍もまだ真価を見せてませんしね。
ゴジラはアンギラスと同様に未来を予知する能力を持っている。
おそらくはジェットジャガーとアンギラスの槍の組み合わせが、最終的な決めてになると思うんですよね。
次回がとても楽しみです。
以上、アニメ「ゴジラ S.P<シンギュラポイント>」第9話「たおれゆくひとの」を視聴した感想でした!
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