アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢ(ダンまち3)」観てますか?
今回はゼノス達を巡る一連の騒動に一応の決着がつくお話です。
アステリオスとロキ・ファミリアの激しいバトル、そしてフェルズが起こす胸熱な奇跡に注目です。
ディックス終了
数々の悪行を重ねてきたディックスでしたが、ついに今回を持って終了していましたね。
手を下したのはゼノス最強のアステリオス。
それはもうあっけないほど、あっさりと始末されていましたね。
最後「ふざけんな」とか言ってましたが……そんなん自業自得やん?
むしろすんなりとあの世に送ってくれて、むしろ感謝されてもいいくらい……それくらいディックスの罪は相当に重い。
とはいえ、ゼノスの手で始末をつけられた点に関してだけは、犠牲になったゼノス達も溜飲を下げたんじゃないでしょうか。
というわけで、ディックス、無事、終了しました。
ウィーネはベルの獲物だぞ
ウィーネをかばい、一歩間違えば人類の敵認定される緊迫した状況の中……ベルは冒険者ルールを都合よく解釈することで、なんとかその場をしのごうとする。
ダンジョン内において、冒険者の獲物の横取りは「ご法度」……とっさの判断としては上々だったように思いました。
さすがのロキ・ファミリアの戦士たちもそんなベルに思わずポカーン……いい反応してくれるわ。
といっても、その冒険者ルールはあくまでも「ダンジョン内」でしか通用しない。
街中にモンスターが現れた以上、誰の獲物とか関係ないですからね。
実際、ウィーネが逃亡した先々では次々と建物に被害が生じ続けてた。
果たしてベルはウィーネを無事に保護することができるのか……ぜひとも頑張って欲しいところですね。
ロキ・ファミリアのほうがよっぽど化け物
ロキ・ファミリアが化け物じみた強さを発揮していましたね。
ロキ・ファミリアはフィンやアイズをはじめとするレベル6の強者がゴロゴロと在籍しているわけですが……彼らの強さは強者揃いのゼノス達ですら全く相手にならないほどだった。
ゼノス最古参であるリドやグロスはもちろんの事、他のゼノス達も全然相手になってなかった……ウサギさんなんてデコピン一発で吹き飛ばされていましたからね。
一応は捕獲命令が出されてたから、ゼノス側の犠牲者はゼロだったものの……これがもし討伐だったら、全員瞬殺されてたんだろうなぁ…。
また、フェルズが自信満々に作り出したアダマンタイト製ゴーレムも、ティオナの剣であっけなく一刀両断……フェルズをして「ロキ・ファミリアのほうがよっぽど化け物」と弱音を吐いてた……フェルズ地味に面白いな。
でもほんとフェルズの言う通りだと思う。
ゼノス達は確かにモンスターの姿をしているけども……人の形をしている「化け物以上の化け物」が在籍しているロキ・ファミリアのほうがより化け物に近いですよね。
見た目だけで化け物と判断するのは少し早計のような気がしてきた。
ロキ・ファミリア vs アステリオス
ロキ・ファミリアとアステリオスの戦いが圧巻でしたね。
ゼノス達がまったく相手にならかったロキ・ファミリアの強者相手に、アステリオスはたった一人で応戦するわけですが……。
あのベートやティオネ、ティオナ達を同時に相手にしながらも圧倒するほどの強さって一体レベルいくつ相当になるんだろ?
更には街を破壊するほどの魔剣も持ってるし……アステリオス、想像していた以上に強い……。
そんなアステリオス相手にフィンはアイズを戦闘に投入する。
「エアリエル」で風を身にまとったアイズの攻撃は、初撃でアステリオスの片腕を斬り飛ばすも……アステリオスは怯むことなくその後も戦闘を続行する。
アイズの動きに慣れてくると、今度は角を使って巧みにアイズの動きを崩し……逆に顔に傷を負わせるなど、徐々に優勢になってきてた……強い、ほんとに強いぞこのミノタウロス。
アイズの状況不利と見て取ると、今度はガレスとフィンが参戦し……挟み撃ちへと転ずるも……ヘルメス・ファミリアの黒煙介入により、ゼノス達は一斉に姿を消した。
個人的には、この戦い、もう少し見てみたかったなぁ……。
フィントガレスの戦闘の機会ってなかなかありませんからね。
愚者の奇跡が胸熱すぎる
ウィーネを蘇らせたフェルズの蘇生魔法が胸熱でしたね。
ウィーネの暴走は奇しくもイケロス・ファミリアのハゲ団員の槍の一撃によって収まることとなるのですが……それはウィーネの最期に他ならなかった。
ベルはウィーネを追いかける中、次から次へと出てくる冒険者達にファイアボルトを連発する……もうこれ完全に敵認定されるヤツやん。
ただ、追い込まれた先には多数の魔法使い達が待機しており……ウィーネは集中放火で瀕死状態に……そしてトドメはハゲの一撃……その後ハゲはグロスに殺される。
ベルはウィーネの額の宝石を元に戻すも……ウィーネの走馬灯は止まらず、優しい記憶に優しい笑顔を浮かべながら、ウィーネは灰と化してしまった。
ベルが悲しみの涙を流す中……発動したるは800年生きた愚者が放つ蘇生魔法。
800年経って、はじめて発動した蘇生魔法は、ウィーネを元の優しい少女の姿へと蘇生した。
フェルズ……本当にいい仕事してくれるな。
時に憎しみすら覚えたという一度も成功したことがない蘇生魔法……おそらくはベルとウィーネ、二人の間の信頼があればこそ、今回の蘇生、成功したんだと思いますね。
ゼノスに手を差し伸べた人は何度か現れたことはあるものの……フェルズが知る限り、自らの身を顧みず助けようとしたのはベルだけだという。
ベルは「偽善者」と呼ばれた自分に自信が持てないようだったけど……800年「愚者」として生きてきたフェルズからするとベルには「英雄」としての素質があるという。
そんなベルに対してフェルズが贈った言葉は「愚者であれ」
今回ベルが取った行動はまさに「愚者」そのものだったかもしれない。
けれどもフェルズが贈った言葉の真意には800年の重みが確かにあった。
「信じない」を信じるエイナ
エイナさんのベルへの信用がたまりませんでしたね。
今回ベルが取った行動は、結果的に街に大きな危険をもたらしただけでなく、自分のエゴを貫き通すため、他の冒険者達に危害を加えるというとんでもないものだった。
エイナはベルの真意を確認すべく、起こった事実について淡々と質問する。
もちろん、ベル本人も事の重大さについては重々承知しているから、否定することなく素直に肯定するんですね。
エイナはベルの頬を叩くと涙ながらに「信じないよ」「信じるわけないでしょ」と優しく抱きしめる……ベルという人間の本質を深く深く心から理解しているのがよく分かる……とても素晴らしいシーンだったと思います。
まとめ
今回は、アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢ(ダンまち3)」第8話「愚者(ベル・クラネル)」を視聴した感想について書きました。
イケロス・ファミリア団長ディックス・ペルディクスの凶行から始まった今回の一連の事件、一応は一段落ついた感じになりましたね。
ゼノスと人との溝を埋めていくためにはまだまだ時間がかかりそうですが……今回のベルのとった勇気ある愚かな行動は、間違いなくゼノスと人との共存について大きな可能性を示してくれた。
といっても、今回のベルの行動はきっかけの一つに過ぎず……個人的には裏でずっとゼノス達を支援してきたフェルズやウラノスの尽力の賜物だと思うんですよね。
特に、今回はじめて蘇生魔法を成功させたフェルズさん……いつになく感情を覗かせる場面が多くあり、なんだか親近感を抱いてしまった。
次回もとても楽しみです!
以上、アニメ「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅢ(ダンまち3)」第8話の感想でした!
コメント