「ノーサイド・ゲーム」2話感想!君嶋×柴門、再び交わる2人の人生

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ドラマ

ドラマ「ノーサイド・ゲーム」観てますか?

 

今回の第2話は、新しいアストロズの監督を迎えるエピソード。

 

君嶋と柴門、二人の人生が交錯する瞬間が見もの。

 

ドラマオリジナルのアレンジも多数あり、とても見応えがありますよ。

 

 

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君嶋×柴門、再び交わる2つの人生

 

 

かつて大学時代で同期のだった君嶋と柴門。

 

とはいえ、君嶋の柴門に対する感情は決してよろしくない。(しのぶちゃんの影響大?)

 

ラグビーを嫌いになった原因を作った張本人でもある。

 

二人は同期といっても在学中にはまともに会話を交わしたことがなく、交流らしきものといえば君嶋のノートの貸し借りだけだった。

 

しかもそのノートには「ラグビーなんか消えてなくなれ」とか書いちゃってたし。

 

しかし、20年以上の時を経て、二人の人生はふたたび交錯することになる…。

 

いっしゃん
いっしゃん

もちろんその落書きはバッチリ見られてました。

 

このように原作小説にはなかったドラマならではの新たな演出を付け加えることで、二人のエピソードに奥行きを持たせ、より深掘りしているところに見応えを感じました。

 

 

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柴門流アプローチ

 

 

君嶋の熱意ある手紙と説得で、柴門はアストロズの監督に前向きになってくれた。

 

ただ、アストロズが本当に優勝するだけのポテンシャルを持っているのかどうかまではまだまだ未知数。

 

そこで柴門はアストロズをより深く知るところからはじめるんですね。

 

日中働いている会社の環境の見学から始まり、選手達の練習風景を見て選手ひとりひとりをじっくりと観察する。

 

アストロズのメンバーの中で一人でも反対するものがいれば、監督には就任しない、という条件の元、柴門はさらに独自のアプローチを繰り出す。

 

柴門のアプローチとは、選手達の過去の試合映像を見て、アストロズ全選手一人ひとりに当てた手紙。

 

そこには24時間365日、ラグビーのことだけを考えて行きてきた柴門の熱意と、選手一人ひとりに当てた的確なアドバイスが書かれていたんですね。

 

その手紙は年齢による衰えを感じ始めていた浜畑の心にも響いた。

 

結果、柴門はアストロズ全員に心から受け入れられることになり、晴れて監督と就任することになったんですね。

 

このあたりの描写は序盤の見せ場のひとつということで、ドラマもほぼ原作に忠実に作られていました。

 

いっしゃん
いっしゃん

このシーン、好きなんですよね

 

 

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柴門の更迭理由をドラマ独自に裏付け

 

 

柴門が城南大ラグビー部の監督を更迭された最大の理由は、なりふり構わない改革をやりすぎたことにあります。

 

城南台OBそしてサイクロンズの監督である津田をはじめとする、伝統を重んじる旧態然とした体制に敗北したとも言えます。

 

ドラマでは、柴門が更迭された理由である改革について、さらに深掘りすることにより、いかにして柴門が更迭されたのか? について説得力を持たせていました。

 

実際、オファーを出した君嶋でさえも柴門を切り捨てようと考えるくらいでしたしね。

 

 

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君嶋の予算との戦いもさらに深掘り

 

 

柴門を監督に迎えたはいいものの、柴門のアストロズ強化案にはとにかく金がかかる。

 

14億でもギリギリのラインなのに、このままではさらに1億円の追加予算が必要になってしまう。

 

新たな予算案を出したところで本社経理には却下されてしまうし、柴門は強情で言うこと聞かないし、思わずグラウンドで愚痴を吐いたら、たまたまいた社長に聞かれてしうし…このままだと君嶋がストレスで禿げてしまうんじゃ…。

 

しかし、社長から聞いた城南大時代の柴門のエピソードは君嶋を再び奮い立たせるには十分だった。

 

城南大時代の柴門は津田の妨害により、ラグビー部の予算を思うように使うことができなかったんですね。

 

そこで柴門は独自にスポンサー契約を新規開拓することで1億円の予算を得ることに成功した…。

 

やっぱり柴門を辞めさせたくない。

 

1×15=100にするために、君嶋は柴門、多英と協力して、予算の内訳を徹底的に洗い出した結果、予算内で柴門の強化プランを両立する方法を見つけることに成功した。

 

この予算を巡るエピソードもまた、ドラマ独自の深掘りによるものなんですよね。

 

個人的にはとてもいいアレンジだと思います。

 

 

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君嶋の家族もうまく機能している(嫁はきつめだけど)

 

 

君嶋の家族は、完全にドラマオリジナルの登場人物なんですけど、君嶋とラグビーとの距離感を客観的に演出するのにうまく機能している印象を受けますね。

 

原作小説では、君嶋の内面も文章として描くことができるので、君嶋とラグビーとの距離感もよくわかったんですね。

 

ドラマではさらに深みを出すためにオリジナル要素を付け足すなどして、君嶋が原作とはまた違ったラグビー観を持っているものですから、勝手が違うんですよね。

 

本社復帰とアストロズへの思いのせめぎあいは、少しキツめの妻で表現。

 

ラグビーそのものに対する思いについては、イジメを受けていた息子との交流を通じて深めていく。

 

原作では君嶋の家庭については一切登場しなかったものですから、どこか超然としていた部分があったんですけど、ドラマ版ではより人間臭い一面がにじみ出ていて親近感が持てますね。

 

このあたりは大泉洋の上手さのおかげでしょうね。

 

いっしゃん
いっしゃん

個人的には松たか子演じる妻が少しキツすぎる気がする…リアル過ぎて

 

 

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まとめ

 

ドラマ「ノーサイド・ゲーム」第2話を視聴した感想について書きました。

 

今回は柴門の監督就任を巡るエピソードということで、原作にはないドラマオリジナルの肉付けがバンバンなされていましたね。

 

大学ラグビー三連覇という偉業を成し遂げたにもかかわらず、監督を更迭されてしまった柴門に対しては、その裏付けとなる描写をしっかりと付け足すことで、より説得力をもたせていました。

 

それにともない予算がさらに厳しくなるシーンでは、具体的にどのようにして予算を収めるかに苦悩する君嶋の懸命な姿がとても印象的でした。

 

君嶋の家族もうまく機能し、かつての想い人だったしのぶちゃんも柴門の妻としてほんのちょっとだけ登場するなど、そういった細かい伏線回収もなかなか興味深かったです。

 

原作の大事なところは大切にしながら、ドラマならではのアレンジを適宜加えるあたり、池井戸作品のドラマ化はもうすっかり手慣れた印象すら受けますね。

 

いっしゃん
いっしゃん

安心して楽しめます。

 

次週もとても楽しみです。

 

以上、ドラマ「ノーサイド・ゲーム」第2話の感想でした!

 

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