アニメ「ゴジラ S.P<シンギュラ・ポイント>」観てますか?
前回の終わりに遂にウルティマ化したゴジラ……もう東京はダメだ、そんなあきらめがよぎる地獄のような光景に、なぜかワクワク感が止まらない。
また一方で、メイとユン、二人の天才はそれぞれの立場から「特異点」の核心へと少しずつ近づいていく……今回はそんな情報が盛りだくさんのお話です。
圧倒的に強いゴジラウルティマ
ようやくゴジラらしいゴジラとなったゴジラウルティマ……その力、ゴジラらしくまさに圧倒的なものがありましたね。
高濃度な紅塵の中をのっしのっしと歩き、地上にも関わらずなぜか襲いくるマンダに対しては例のリング放射熱線でいとも簡単に蹴散らしてしまう。
自衛隊による攻撃も効かず、ラドンやマンダといった他の怪獣の攻撃もまったく歯牙にもかけない様子はまさに怪獣の中の王、といった感じでしたね。
また、ゴジラウルティマによる影響なのか、東京では1時間で1000回もの地震が起きる有様……もはやゴジラ駆除ではなく、ゴジラによる駆除、ですよね。
もうここまでくると、人間の手によるゴジラ退治は不可能なように思えてくる。
頼みの綱はオーソゴナル・ダイアゴナライザー、もしくはジェットジャガーといったところでしょうか。
とはいえ、現時点ではどちらも決め手に欠けるような気がしてならない……。
でもこの絶望的な状況だからこそ、逆にワクワク感も高まるものがある。
李博士
李博士、やっぱりダメだったんですね。
具体的な最期の描写こそなかったものの……メイ達に今後のことについての遺言を残すことができたことから、即死というわけではなかった模様。
前回のメイとマキタは李博士の遺言に従って、各々の役割を全うすべく動いていた、ということなんですね。
葦原の残した予言の中には残念ながら李博士に関連する内容はない。
アーキタイプの研究という点においては一定の成果を上げた……けれども葦原視点における彼女の最大の功績は、おそらくメイを見出したことでしょうね。
また、李博士の存在は、シヴァ共同事業体の曲者たちをまとめる役割も果たしていたようですね。
実際、李の抜けた穴はとても大きく……ティルダと反ティルダ勢力といった具合に、あっという間に分断されていましたしね。
葦原もなく、李博士もいない今、残されたメイの役割はとてつもなく大きいものがありますね。
超時間計算機「シヴァ」
「シヴァ」とは超時間計算機のことを指していたんですね。
地下深くから数十年かけて徐々に徐々に引き上げてきた「特異点」……これを巨大な建物でまるごと計算機と化したのが超時間計算機シヴァ、なんですね。
オーソゴナル・ダイアゴナライザー(OD)もこのシヴァがあったればこそ。
使えるようになったのはつい最近ということで、BBによると今後はODの量産も可能とのこと。
先日ぶっ放したODは、無許可で持ち出したものらしい……ティルダが怒るのも無理ないか。
とはいえ、これまでのシヴァ共同事業体の動きを見てる限りでは、どうやら世界のことについて本当に考えているのはティルダではなく、むしろBBのほうみたいですね。
さらには政治家のスティーブン、独立自営ジャーナリストの海までもが加わって、いよいよ終わりが近づいているのを感じさせられる一方で、ますます風呂敷が広がってしまった感もありますね。
アップデート・ジェットジャガー!
内閣官房の協力要請よりも一足はやく、ゴジラ退治へと東京に乗り込むオオタキファクトリーの男ども。
葦原の予言を解析した「チャット」を何度も何度も再生する内に、いつしかジェットジャガーの「心」が揺り動かされてしまうんですね。
ユンいわく、ジェットジャガーのAIは人間の心をモデルとしているとのこと。
そして葦原の予言はそんなジェットジャガーの心のメモリー領域まで的確に捕捉しており、結果、謎の再起動を繰り返した後、ジェットジャガーのアップデートが始まってしまうんですね。
アップデート中のジェットジャガーは完全沈黙……かと思いきや、ラドンの襲撃を受けた際には脊髄反射的にラドンを仕留めてしまうなど、頼もしさは相変わらずだった。
アップデートから再起動したジェットジャガーは、幼児退行したかのような言動を取るものの……そこから猛烈な勢いで学習をしていくんですね。
このアップデートの様子がなんともワクワク感をそそられる。
そのワクワク感の最たるものが、ジェットジャガーが示したGPS座標……東京駅上空100m。
そこで何を受け取るのか?
アップデート後のジェットジャガーの動きから目が離せませんね。
以上、アニメ「ゴジラ S.P<シンギュラポイント>」第11話「りふじんながくふ」を視聴した感想でした!
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