アニメ「聖女の魔力は万能です」観てますか?
今回はアイラを巡る一連の騒動が完全決着。
ごきげん師団長
セイの「聖女の術」を目の当たりにした師団長、帰りの道中では口数も多く、超ゴキゲン状態でしたね。
「聖女の術」は師団長が知るどの魔法とも性質が異なり、まさに聖女特有の力であることがわかったわけですが……この事実は師団長の探究心を大きく刺激する結果となってしまった。
火に油が注がれた結果、直接的な被害を被るのは残念ながらセイなんですよね。
若干の圧を含む師団長の質問攻撃は、徐々にセイが身の危険を感じる方向へとシフト……本気なのか冗談なのか、ちょっとよくわからないです。
唯一救いだったのは、ホーク団長が同席していたことでしょうか。
おそらく団長もこうなることをある程度予想してたんでしょうね。
とはいえ、今回の討伐はセイがいなければ団長が言っていたように、全滅していた可能性が非常に高い。
なにせ瘴気と魔物すべてを浄化してしまったんですから。
だからこそ師団長もゴキゲンになっちゃったわけなんですけどね(ループ)
カイル vs リズ
アイラをめぐるカイラとリズの口論が激化していましたね。
リズという婚約者がいる身でありながら、カイルは過剰すぎるほどアイラを庇護している。
その行為が結果的にアイラのためになっていない、とリズは注意を促しカイルの説得にあたるものの……この王子、とにかく言葉が通じない。
カイルはリズの説得を「嫉妬」と解釈し、聖女として申し分のないセイの実績をないがしろにするだけでなく、存在そのものを否定した結果、リズはついにブチギレた。
見かねたセイはなんとか仲裁を試みるも……あろうことかカイルはセイに手を上げようとする愚挙に出る。
とにかくカイルの言動は支離滅裂でまったく筋が通っていない。
自他共に「愚直」で通っているみたいだけど……カイルの場合はただの「愚者」でしょ。
幸い、セイへの暴挙は駆けつけたホーク団長によって阻止され、さらには国王自らカイル王子を詰めに入るなど、事態は一気に急転していた。
いかにもカイルが暴走を演じていた風に処理されていたけれど……正直なところ、とてもそうは見えませんでしたね。
リズの解釈はちょっと優しすぎると思う。
カイルは単純に自分に酔っていただけでしょう。
理不尽な召喚をしたアイラに勝手に庇護欲を燃やし、自身が断罪された際には自己犠牲風に見せかけてアイラの保護を乞い願う。
そしてセイに対しては終始失礼極まりない態度を取り続け、途中で過ちに気づきつつも、セイ本人に一切謝罪することもせずに、最後までその姿勢を通し続けた。
せめてそうなる前に側近もカイルに忠言するべきだったはずなのに……カイルも馬鹿なら側近も馬鹿。
国王も若かりしころはカイルによく似ていたとのことだけど……個人的にはもうカイルには表舞台に立たせるべきではないと思った。
リズとカイルの婚約についての言及はなかったものの……今回の一件は婚約を解消するのに充分すぎる理由になるんじゃないでしょうか。
解放されたアイラの今後
毒親的なカイル王子からようやく解放されたアイラ……ようやくセイと普通にコミュニケーションが取れるようになりましたね。
同じ日本から召喚された立場でありながらも、セイとアイラはほぼずっと隔離された状態にあったため、直接的に会話を交わしたことは今回が初めてだったりするんですよね。
これは根気強く対応し続けたリズの尽力によるところが大きい。
アイラもそんなリズにとても感謝しているようで、異世界での初めてのお友達、と口にした際にはリズは感激のあまり涙ぐんでいましたね。
思えばリズはセイとアイラ、二人にとって異世界における初めての同性のお友達、ということになるのか。
セイはカイルに無視されたおかげで一足早くリズとお友達になれたわけだけど……アイラはずいぶんと遠回りさせられてしまったものですよね。
一応、カイルの遺言(ではない)に則って、アイラの今後は保証されている。
残念ながらアイラには聖女としての力はないけれど……異世界人特権のおかげか魔法に関しては100年に一人の逸材というお墨付きを頂いている。
そしてセイのアドバイスで「宮廷魔道師団」という新たな目標もできた。
いずれ師団長経由でアイラとセイが討伐に同行することもあるかもしれない。
でもその前に、帰りにカフェでお茶しないとね。
もちろん、リズも誘って。
クラウスナー領へ遠征するよ
セイの勘違い&早とちりで遠征の同行が決まってましたね。
セイの聖女としての力が発揮されたことにより、近隣での魔物発生率は大幅に減少。
結果、ホーク団長率いる第3騎士団に余裕が出来、今度は「薬草の聖地」であるクラウスナー領への遠征が決まるんですね。
この遠征、もともとはセイにも同行の指令が下っていたわけですが、水面下ではホーク団長とヨハンが食い止めるべく動いていたんですね。
でも、セイとしては遠征はもともと覚悟していたし、なにより薬草の聖地、クラウスナー領には普通に興味をそそられる。
むしろ行かない理由がない。
それに、セイの日常を守らんとするホークとヨハンの心意気には、やっぱりセイも感謝を行動として報いたいところだと思うんですよね。
そんな思いを「ありがとうございます」とぽろっとこぼすセイの誠実さ……とても好ましいものがありますね。
次回もとても楽しみです。
以上、アニメ「聖女の魔力は万能です」第9話「聖女」を視聴した感想でした!
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