アニメ「デカダンス」観てますか?
今回はGGSでガドル殲滅後のお話です。
みんなのアイドル、パイプが、パイプがぁぁぁぁ(涙)
キャパオーバーな真実
人類で初めてデカダンスの秘密を目の当たりにしたナツメでしたが、衝撃的過ぎたあまり、キャパオーバー起こして気絶していましたね。
カブラギはすべてを知った上で、デカダンスの世界を終わらせようと決意したわけだけど……事情を知らないナツメからすれば、そもそも世界の真実なんて寝耳に水もいいところ。
ガドルの巣を壊滅させる、というくらいの認識だったもんだから、ナツメにとっては、ほとんど不意打ちみたいなものでしょう。
いくら猪突猛進で楽天的なナツメといえども、こればっかりは受け止めきれず。
結果的に気を失うことになってしまった。
だからといって、カブラギがいくら言葉で説明を尽くしたとしても……ナツメはきっと信じようとしなかっただろうし、理解も追いつかなかったでしょうね。
それにサイボーグ達もみんながみんな、カブラギのような覚悟を持ってるわけでもありませんでしたしね。
ナツメにとってはあまりにもキャパオーバーすぎる真実だったように思います。
パイプぅぅぅぅ(涙)
恐れていたことが起きてしまいましたね……GGSはパイプも容赦なくジェノサイドしてしまった。
GGS発動によりガドルが消失していく描写は、正直なところ見ていて楽しいものではなく……ただただパイプのことが心配で心配でたまりませんでしたね。
そして、カブラギが自宅に帰宅したところ……部屋にはパイプの着ていた服だけが残されていた。
食べかけのごちそうから漂う哀愁が特にキツイ…。
部屋のどこかからひょっこり顔を出すんじゃないかと、少なからず期待してはいたのですが……残念ながらまったくそんなことにはならなかった。
カブラギの「悪かったな」がなんとも切ない。
パイプが消失していく様子が描かれなかったのだけは、不幸中の幸いだったかも……。
それでもキツイ、キツイわパイプ……。
もうあの愛くるしい姿が見られないと思うと、寂しくてたまらない……。
思ってた以上にパイプに癒やされていたんだなぁ。
ありがとうパイプ。
どうか安らかに眠って欲しい。
さよならウンコ
GGSによるガドル殲滅と、ガドル工場の破壊、そしてウンコ工場とのおさらばに成功したサイボーグ達。
カブラギはデカダンスを終わらせるべく、さらなる反逆を企てるものの……デカダンスを失った世界で彼らは本当に生きていけるのか?
とりあえず、ウンコ工場から解放されたことについては喜ばしいのかもしれないけれど……彼らが今後どのようにして生き抜いていくのかが全く見えてこないんですよね。
一応はいくつかの隠し拠点を持ってはいるようですが……この辺りはジルがどこまで手を広げているのかにもよるのかな。
反システム、反デカダンスの組織なるものがひょっとしたら水面下であるのかもしれませんね。
サルコジの最後のオキソンリカーで乾杯する、カブラギとドナテロの姿がなんとも印象的でした。
ナツメの答え
デカダンスの真実を知ったナツメが、絶望と希望の間で随分と葛藤していましたね。
真実を知った直後のナツメは、これまでの「変わりたい」という願望や、カブラギとの出会いを否定するほどに、絶望に打ちひしがれていたのですが……。
人生の先輩であるクレナイの重みのあるありがたい言葉により、カブラギとの出会いにより自分が得たものや感じたことについて、心の中で総括することができた。
ナツメの「変わりたい」願望の先にあったのは、デカダンスの真実という、もうほとんど「絶望」と言っても過言ではない結果だったわけですが……。
でも、その「変わりたい」という過程の中には、カブラギとの特訓によって得た強さであったり、教訓であったり、他愛もない日常があったわけで。
カブラギと過ごした濃密な時間は、ナツメにとって大きな「変化」をもたらしていたことに改めて気づくという……そしてこれらの経験はナツメだけのものでもある。
おそらくこれらの心境の変化がなければ、カブラギが残した手紙を冷静に読むことなんてできなかっただろうし、ましてやツッコミ入れるなんて論外だったことでしょうね。
確かにカブラギには「騙された」かもしれないけれど……逆にカブラギの告白がなければ、ナツメは何も知らないまま一生を終えたかもしれない。
ナツメの父も「デカダンス」の世界の真実に近づきすぎたため、バグとして処理されてしまったわけですが……ナツメならば、きっと父がなし得なかったことを成し遂げることができると思う。
カブラギ素体の最期
デカダンスの真実から立ち直ったナツメと、本当の意味での協力関係を結んだと思えた矢先……カブラギ素体がフギンに殺られてしまいましたね。
サイボーグ・カブラギは、もうこの素体でのログインができないため、バグとして指名手配されているナツメを助ける手段を失うことになってしまった。
はっきりいって、ゲーム警察のフギンの力は、ギアのランカーでさえ敵わない。
ましてや人間であるナツメからすれば、ガドルを相手にするどころじゃないでしょうね。
おそらく、カブラギはもう別素体でのログインはすることはないと思われる。
OP映像では、サイボーグ姿で戦う描写もあったので、いよいよログインせずにデカダンス世界へと乗り込むことになるんじゃないでしょうか。
逆襲のガドル
GGSですべてのガドルが滅ぶ中……虐待され非業の最期を遂げた一体のガドルによる逆襲が始まりましたね。
ガドル工場の工場長に虐待され続けたそのガドルは、一度はGGSにて消失したものの……最後の抵抗で工場長の中から自分の複製を生み出すことに成功。
ログアウト、あるいは戦死した素体を次々と吸収することで、徐々に巨大化していき……最終的には超巨大な体へと成長するまでに至るんですね。
いよいよ、クライマックス来た、という感じですよ。
これまでデカダンスというゲーム内にて蹂躙され続けてきたガドルが、その憎しみ糧にデカダンス世界で反撃の狼煙をあげた、といったところでしょうか。
このガドルには同情すべき点もあるだけに……ある意味、システム側の自業自得ともいえるでしょう。
この超巨大ガドルに対し、誰がどのように立ち向かうのか。
とても気になるところですね。
まとめ
アニメ「デカダンス」第10話「brake system」を視聴した感想について書きました。
今回はGGSによるガドル消滅からの始まりということで……個人的にはずっとパイプのことを心配し続けていたのですが……予想通り、希望するような結果にはなりませんでしたね。
パイプが消えた後には、着ていた服と、食べかけのご馳走が残されていて……この描写がやたら寂しさを掻き立てるんですよ。
ナツメにはデカダンスの真実が急にのしかかってくるし、カブラギは素体が殺られちゃうし……さらには復讐のガドルがメキメキと巨大化してエライことになっとるし。
次回がとても楽しみです(笑)
以上、アニメ「デカダンス」第10話の感想でした!
- 第1話『Ignition』
- 第2話『Sprocket』
- 第3話『Steering』
- 第4話『transmission』
- 第5話『differential gear』
- 第6話『radiator』
- 第7話『driveshaft』
- 第8話『turbine』
- 第9話『turbocharger』
- 第10話『brake system』
- 第11話『engine』
- 「デカダンス」12話(最終回)感想!最高すぎる3年後の大団円第12話『decadence』
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