アニメ「デカダンス」観てますか？
前回のナツメの涙で、怒りに燃えたカブラギでしたが……今回はドナテロ達も巻き込んでの本格的なパーティーが開始されるお話です。
カブラギの素体
カブラギの素体奪還がヒヤヒヤものでしたね。
カブラギの素体はミナトが秘密裏に保管しているという予測の元、ジルがハッキングを仕掛けたところ、それらしい保管場所を発見するに至るのですが……。
なぜミナトがそんなリスクを犯すのかについてはわからないまま……でもなぜかみんな納得していたので、とりあえずつられて納得しておく。
そしてデカダンス内に不正ログイン後、少数精鋭でカブラギ素体の奪還に挑むわけですが……ドナテロやターキーに関しては、すでにオリジナルの素体を取り戻しているようだった……サルコジについてはよくわからない。
今回、はじめてジルの素体が披露されるのですが……なかなかにいい感じ……声とのバランスも取れている。
ジルの的確なナビゲートの元、二手に分かれてカブラギ素体の奪還のため行動するも……メンバーの振り分け方にはちょっと疑問が残りましたね。
カブラギ＆ドナテロペアと、ターキー＆サルコジペア……ちょっと偏りひどくない？
特にサルコジ……なんでコイツを連れてきたんだ……若干アル中入ってるし。
しかも途中でフギンに見つかりそうになった際には、ターキーに矯正ログアウトさせられてたし……正直ターキーもいらない感はあったなぁ……時折不審な仕草もしてましたしね。
それにしてもフギンの素体は、他のに比べて相当性能良さそうでしたね。
カブラギやドナテロとは明らかに動きの質が違いすぎる……ゲーム警察に逆らえない理由がとてもよくわかる気がする。
何かとハラハラさせられる場面はあったものの、最終的にはカブラギ素体の奪還には成功してた。
ミナトには思わぬ形で少し恥をかかせることにはなりましたが……フギンも大目に見てくれたので問題はなかったと思う。
再会の師弟
カブラギとナツメが久しぶりに本当の意味での再会を果たしていましたね。
ナツメをはじめとするタンカー達は、例の大穴の修復に取り組んでいたわけですが、ナツメは元々装甲修理人として携わっていたことや、組長お手製の右腕の性能の良さも相まって、この修復作業では随分と活躍している様子でしたね。
一方、タンカー最強の戦士であるクレナイは、意外にも修復作業に苦戦しており……ついついナツメに愚痴をこぼすなど、いつもの強気な姐さんとは少し違って一面を見せてて、すこしホッコリ。
なんだかんだでこの二人、ウマが合うのか、とても仲がいいんですよね……姉妹に見えなくもない。
そしてカブラギの久しぶりの再会は、二人からのダブルパンチ……女性の後ろからそっと忍び寄るのはよくないですね（自業自得）
でもその時の二人の驚きようは、反応としては上々ですよね。
その後、カブラギはガドル工場の破壊について、ナツメにおずおずと協力をお願いするのですが……カブラギに対するナツメの信頼感にまったくぶれがないんですよね。
そんなナツメを見て、カブラギも思わず「すごいな」とこぼすのですが、その時二人が交わす握手は、なんていうか対等の関係を表しているように思えた。
もう師弟というよりは、パートナーといったほうがいいかもしれませんね。
ウンコ工場をぶっつぶせ！
カブラギ達がふだん働く「ウンコ工場」……運用理由が最悪でしたね。
建前上、ガドルの糞はデカダンスのエネルギー源としてリサイクルされているとのことでしたが……ジルが語った実情は……まさに最悪なものだった。
ガドルの糞からリサイクルされたオキソンは……毎日自分達の体の中に還元されていたという。
あまりの気持ち悪さに、みんな一斉にゲロゲロゲロ……ドナテロもたまらずゲロ吐いてた。
阿鼻叫喚の地獄絵図ながらも、幸いまわりはポップなサイボーグばかりなので、それほど悲壮感はなく、どちらかというとただ単純に面白い光景が広がっていたともいえる。
このひどい現実を知ったからには、もうこんな「ウンコ工場」ぶっ壊すしかないですよね。
理由としては少し悲しい気もするけど……とりあえずみんなの心が一つにまとまったのは良かったのではないでしょうか。
ただし、ターキーについては注意が必要ですが。
カブラギとミナト
カブラギとミナト、二人の会話が興味深かったですね。
ナツメとの出会いで自由を渇望するようになったカブラギは、システムからの解放を求めてデカダンスを終わらせることを決意する。
一方、システム側のミナトはというと、カブラギがランカーとして活躍していた時代が忘れられない……それ故にカブラギの素体を廃棄せず、秘密裏に保管していたのでしょう。
とはいえ、今のカブラギはミナトからすれば、まさしく「バグ」そのものなわけで……実際、システムが統制するこの世界では、秩序の破壊に直結する危険因子でしかないんですよね。
今回はミナトの言い分にいちいち納得してしまった。
でも人間視点から考えると、やっぱりカブラギのほうに共感してしまうんですよね。
おそらくミナトは自ら前線に出ることがないから、タンカーと直に接触した経験がないんでしょうね。
だからこそ、今のカブラギと大きな温度差が出てきてしまったんだと思う。
最終的にミナトがどのような選択をするのかはわからないけど……できればカブラギとは今後とも親友で居続けて欲しいものですね。
まとめ
アニメ「デカダンス」第8話「turbine」を視聴した感想について書きました。
カブラギ発案によるパーティー熱は、ドナテロ達をはじめとするウンコ工場のみんなを巻き込むことになったわけですが……一方で、ターキーがサルコジを巻き込んで不穏な動きを見せるなど、なかなか油断できない状況になっていましたね。
今回はカブラギの素体の奪還に成功するだけでなく、ナツメともちゃんと再会し、ガドル工場破壊の協力を取り付けるなど、計画が確実に進んでいるところも見せていました。
個人的にはシステムに精通しているジルの存在が特に光ってたと思う。
彼女の正体については今のところ全く明かされていないものの……おそらくはデカダンスの開発に関わっているような気がします。
次回がとても楽しみです。
以上、アニメ「デカダンス」第8話の感想でした！
- 第1話『Ignition』
- 第2話『Sprocket』
- 第3話『Steering』
- 第4話『transmission』
- 第5話『differential gear』
- 第6話『radiator』
- 第7話『driveshaft』
- 第8話『turbine』
- 第9話『turbocharger』
- 第10話『brake system』
- 第11話『engine』
- 「デカダンス」12話(最終回)感想！最高すぎる3年後の大団円第12話『decadence』
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