アニメ「ゴブリンスレイヤー」観てますか?
前回の第8話では、リザレクションの奇跡によってゴブリンスレイヤーが復活、ボロボロになった装備のメンテナンスを終え、調達した小麦粉によってビホルダーを見事に倒しましたね。
ビホルダーが守っていた巨大な鏡の正体は一体なんなのか?
というわけで、今回はアニメ「ゴブリンスレイヤー」第9話、「往きて、還りし」を視聴した感想について書きますね~。
巨大な鏡の正体とは?
ビホルダーが守り続けていた巨大な鏡について調査を開始するゴブリンスレイヤーたち。
うかつに触るべきではないのでは?と珍しく躊躇する蜥蜴僧侶に対し、これまた珍しく積極的に調査しようとする女神官、そっと鏡に指を触れます。
触れたところが水の波紋のように揺れ、鏡が映し出したものは、ゴブリン達の住処の様子でした。
そこには多数のゴブリン達の姿が映し出されていて、川には地下水路で見た同じ形の船の姿も。
どうやらこの鏡は「転移(ゲート)」となっているらしく、ゴブリン達はこの鏡のゲートを通じて地下水路へと現れたようです。
ゴブリンスレイヤーの推測通り、地下水路のゴブリン達は自然発生したものではなく、人為的に呼び込まれたものだったんですね。
ゴブリンに詳しいゴブリンスレイヤーならではの推測は見事的中したわけですが、では一体だれがこのような代物を持ち込んだのでしょうか?
また、ゴブリン達を地下水路へと呼び寄せた目的とは?
まだまだ謎は尽きません。
ちなみにこの鏡、計り知れないほどの価値を持っているとのこと。
売れば一攫千金でウハウハかも?
俺のポケットには何がある?
小麦粉の粉塵爆発の音を聞きつけ、ゴブリンチャンピオンの咆哮を耳にしたゴブリンスレイヤーたち。
妖精弓手の鋭敏な耳には多数のゴブリン達がかけつけてくる音がはっきりと聞こえます。
ゴブリン達にとってこの鏡は自分たちの住処へと通ずる大切な命綱なわけですから、奪い返しにくるのは必定。
一方、ゴブリンスレイヤー達にとっては、この鏡をゴブリン達に取り戻させるわけにはいきません。
かといって退路も絶たれていることから、一度引き上げて作戦を立て直すということもできない。
ゴブリンスレイヤー
俺のポケットには何がある?
かつての圃人の師匠「忍び」の言葉ですね。
周囲の状況と仲間たちの様子をゆっくりと見回して確認すると、女神官に向かって
ゴブリンスレイヤー
安心しろ
問題にもならない
と声をかけます。
ゴブリンスレイヤーの中には何か策があるようです。
彼のポケットには一体なにが入っているのか?
ゴブリンスレイヤーのポケットに入っていたもの
ゴブリンスレイヤーの指示に従って、着々とゴブリンの迎撃に備える仲間たち。
阻塞をこしらえ、投石を準備。
女神官に残されたあと1回の奇跡は「温存」、使い所がある模様。
蜥蜴僧侶の術は残り2回+竜牙兵、「温存」はしない。
竜牙兵に盾をもたせ女神官を守らせ、蜥蜴僧侶本人は鏡の取り外しに対応。
鉱人道士の術は残り2回、ゴブリンスレイヤー曰く「切り札」とのこと。
「切り札」の言葉に気を良くした鉱人道士、使い所まではかみきり丸の手伝いを申し出ます。
妖精弓手はゴブリン達を引きつけてから仕留める。
ゴブリンスレイヤーのポケットの中身(作戦)がどのような結果をもたらすのか?
いよいよゴブリン達との戦いですね。
死闘ふたたび!ゴブリンチャンピオン戦
ゴブリンスレイヤー達の役割分担が決まったところで、いよいよゴブリン達との戦いが始まります。
多数のゴブリンの群れに対し、ゴブリンスレイヤーは投石で、妖精弓手は弓矢で応戦。
鉱人道士は投石の補助、女神官は状況の伝達、竜牙兵は盾役をこなします。
ゴブリンの弓矢から体を張って盾役をこなす竜牙兵、妖精弓手いわく「かわいい」そうです。
そんな妖精弓手もかわいいです。
蜥蜴僧侶は戦いには参加せず、術で肉体を強化するとその膂力を持って、巨大な鏡を取り外しにかかります。
それにしてもこの鏡、相当大きいですよね。
取り外しにはそれなりの時間がかかりそうです。
そして、ついに姿を現したのはゴブリンチャンピオン。
同じ過ちは繰り返すまいと、ゴブリンスレイヤーは直接相手にすることはせず、的確に回避しながらゴブリン達の群れの中に誘導、ゴブリンチャンピオンの攻撃を同じゴブリンに向けることで間接的にゴブリン達に被害をもたらしていきます。
ここからはもうひたすらゴブリン退治の繰り返しです。
舞い散るゴブリン達の血飛沫の数々、これまでにない規模でのゴブリン戦ですね。
弓矢が切れたらゴブリン達から奪い、鉱人道士は接近戦でも確かな実力を発揮。
鏡の取り外しには女神官も微力ながらも協力することで、ついに巨大な鏡の取り外しに成功します。
ゴブリンスレイヤーのポケットの中身(作戦)の真骨頂はここからですよ。
ゴブリン達は皆殺し!鉱人道士の「切り札」炸裂!
ゴブリンスレイヤーは取り外した鏡の鏡面を上に掲げるように蜥蜴僧侶に指示。
鉱人道士にはストーンブラストの術を。
女神官にはホーリーライトを。
石と光で撹乱されたゴブリン達に、鉱人道士はさらにフォーリングコントロールの術で天井をまるごと落とします。
ゴブリンスレイヤー達は鏡の下に潜り込み避難、鏡の「転移(ゲート)」の力を利用して、落下してくる瓦礫を鏡の中へと転移させ、安全を確保。
鉱人道士の「切り札」と女神官の「温存」はこのためにあったんですね。
ゴブリンスレイヤー
ざっと、50と3か
天井が崩れる混乱の最中にあっても、ゴブリン達の数をしっかりと把握しているあたりは、さすがです。
ゴブリンチャンピオンを含むゴブリン達は全員瓦礫の下敷きとなり全滅。
鉱人道士の切り札が炸裂した格好ですね。
ゴブリンスレイヤーの作戦が見事にはまり、今回の死闘は完全勝利を収めます。
今度は妖精弓手のケリが炸裂
転移の鏡のおかげで瓦礫の下敷きにならずに済んだものの、こんなメチャクチャな作戦だと思っていなかった妖精弓手。
妖精弓手
まったくもう!
何考えてるのよオルクボルグ!
ゴブリンスレイヤーの作戦にケチを付けなかった試しがありません。
女神官はもう慣れたとばかりに「びっくりしました」と暢気なものです。
一方、ゴブリンスレイヤーはというと、これまた平常運転中。
鉱人道士の「転移の鏡」についての考察を「興味がない」とバッサリ切り捨て、「街の下じゃなくてよかった」という女神官に対しては、「また別の手を考えた」と平然と答えます。
どんな「別の手」を考えていたのか気になるな・・・。
妖精弓手の近くによると、今度はちょっと得意げに話しかけます。
ゴブリンスレイヤー
おい
妖精弓手
何よ?
ゴブリンスレイヤー
火も水も毒も爆発もなしだぞ
妖精弓手
ニヒッ
オルクボルグ~?
そういってゴブリンスレイヤーに炸裂する妖精弓手のケリ一閃。
あわれなゴブリンスレイヤーは崖から転び落ちてしまいます。
ゴブリンスレイヤーは妖精弓手の「禁止項目」を素直に守ったつもりだったのでしょうが、今回のようなメチャクチャなやり方は妖精弓手のお気に召さなかったようですね。
また一つ、ゴブリンスレイヤーに「禁止項目」が増えそうですね。
剣の乙女、完全に落ちる
地下水路のゴブリン達の退治を終えたゴブリンスレイヤーは、剣の乙女の元を訪ねます。
「全部知っていたのだろう?」というゴブリンスレイヤーの問いに対し、剣の乙女は「はい」と素直に答え、逆にどうして気づいたのか質問を返します。
ゴブリンスレイヤーは自らの推察した内容を話し、剣の乙女は今回の出来事の発端などについて全て話すだけでなく、ゴブリンの恐怖に怯える自らの心情についても吐露します。
剣の乙女
だって・・・だって、ゴブリンに襲われれば
きっとわたくし、泣いてしまいますもの
かつては金等級の冒険者として、魔神王を討ち滅ぼすほどの実力を持つ剣の乙女ともあろうものが、たかがゴブリンにおびえている。
ゴブリンへの恐怖と、その恐怖を誰にも言うことができないという苦しみ、ただただそのことを知ってほしかった、という剣の乙女の心情について聞かされるも、ゴブリンスレイヤーの答えは意外にもそっけないものでした。
過去にゴブリン達に攫われ蹂躙された経験を持つ、剣の乙女。
過去にゴブリン達に蹂躙され殺された姉の姿をすべて見ていた、ゴブリンスレイヤー。
同じゴブリン被害者でありながらも、その立場はまったくの別物。
ゴブリンスレイヤーには剣の乙女の気持ちはわからない。
だからその恐怖からも助けることはできない。
しかし、ゴブリンスレイヤーは最後にこう付け加えます。
ゴブリンスレイヤー
だが、ゴブリンが出たなら俺を呼べ
ゴブリンは俺が殺してやる
その言葉を聞いた剣の乙女は地面に崩れ落ちます。
剣の乙女
夢・・・夢の中でも?
ゴブリンスレイヤー
ああ
剣の乙女
来てくれるの・・・ですか?
ゴブリンスレイヤー
ああ
俺はゴブリンスレイヤーだからな
剣の乙女
わたくしは・・・あなたを・・・お慕い申し上げております
剣の乙女、完全に落ちました。
それにしても夢の中でのゴブリン退治まで請け負うゴブリンスレイヤー、男前すぎる。
ゴブリン退治にかけては、もはやゴブリンスレイヤーに不可能なことなんてないのかもしれませんね。
ゴブリンスレイヤーのささやかな反撃か?
剣の乙女の依頼を完遂したゴブリンスレイヤー一行は、帰りの馬車の中で和気あいあいと楽しいひとときを過ごします。
今回の冒険の報酬は一人金貨一袋ということもあって、妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶の3人は特にごきげんです。
女神官はというと、馬車の揺れによって落ちたカナリアの羽を眠っているゴブリンスレイヤーの兜にそっと乗せ、年相応の茶目っ気を見せるなど、やっぱりごきげんです。
でも実は起きていたゴブリンスレイヤー、女神官に少し理不尽な怒られ方をしてしまって少し可哀想な気がする。
帰ったら「氷菓子」を試すというゴブリンスレイヤーの言葉にピクリと反応を示す妖精弓手。
意外にも前のめりに食いついてくる蜥蜴僧侶。
「牛乳を使う」という言葉にさらに食いつく蜥蜴僧侶は興奮のあまりシッポをばたつかせて、馬車の御者を驚かせてしまいます。
食べ物のことについては一家言持つ鉱人道士も加わり、ゴブリンスレイヤーの氷菓子は開店前から繁盛しそうな予感です。
女神官もしれっとおねだりするあたり、なかなか油断できません。
やっぱり女の子はスイーツには弱いのでしょうか。
もうひとりの女の子、妖精弓手は興味がないフリを続けていますが、ゴブリンスレイヤーが水を向けると顔を赤くしながら「もらう・・・けど」といつものように素直になれません。
そこへゴブリンスレイヤーが意外な追い打ちをしかけます。
ゴブリンスレイヤー
そうか
失敗しても蹴るなよ
妖精弓手
はいはい!
わかったわよ!
蹴らない!
蹴らないからちょうだい!
それでいーい?
ゴブリンスレイヤー
ああ
蹴られたことを根に持っていたのか?
ここにきてまさかのゴブリンスレイヤーからの「禁止事項」。
妖精弓手もやっぱりスイーツには弱いようで、今後はゴブリンスレイヤーを蹴ることはできなくなりそうですね。
ゴブリンスレイヤーのささやかな反撃、見事に成功です。
まとめ
アニメ「ゴブリンスレイヤー」第9話「往きて、還りし」を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
地下水路のゴブリンを全滅させ、剣の乙女を落とし、次は氷菓子へチャレンジするゴブリンスレイヤー、着実に前進している感じがして、とても充実した回だったと思います。
また剣の乙女に関しては、夢の中のゴブリン退治まで引き受けてもらえて、今後はよく眠れることでしょう。
「ポンコツ純情乙女」誕生の瞬間ですね。
次回からはいよいよ「牧場編」へと突入するものと思われますが、残り3回で今クールが終わるとなると、少し寂しくもあります。
でも、小説、コミックスと続々と他メディアでの展開もなされていることから、まだまだ「ゴブリンスレイヤー」の楽しみは尽きません!
以上、アニメ「ゴブリンスレイヤー」第9話の感想でした!
- 第1話『ある冒険者たちの結末』
- 第2話『小鬼を殺す者』
- 第3話『思いがけない来客』
- 第4話『強き者ども』
- 第5話『冒険と日常と』
- 第6話『水の街の小鬼殺し』
- 第7話『死へ進め』
- 第8話『囁きと祈りと詠唱』
- 第9話『往きて、還りし』
- 第10話『まどろみの中で』
- 特別編『冒険記録用紙(アドベンチャーシート)』
- 第11話『冒険者の饗宴』
- 第12話『ある冒険者の結末』
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