アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」観てますか?
今回は関係がモヤッとしたり、火遊びしたり、キモくなったり、成就したりするお話です。
変な男女にモヤッ
最初は泉から菅原氏への相談事だったはずが、気がつくと二人はお互いを「変」だという奇妙な関係になっていた。
なぜ電車を選んだのか? というところから、奇妙な方向へと話は広がり、泉が鉄道オタクであることがバレるんですね。
菅原氏もどちらかというと電車が好き、ということで二人の電車に対する価値観も意外と似ているところがあり、はたから見るとけっこうお似合いのよう思えてきた。
途中、劇団そよかぜの演出家だった三枝と遭遇したことにより、話は菅原氏と三枝の関係へと移るんですけど、この三枝という男の真性ロリコンぶりに泉がドン引きしてしまう。
菅原氏は以前「私はもうすぐ死ぬ」という発言をしていましたけど、これは三枝の影響によるものだったんですね。
三枝の前で泉を彼氏だと紹介したり、セッ○スについての話を積極的にしたりするのは、三枝に対する複雑な気持ちを自分の中で昇華するためなのかもしれません。
そんな中、菅原氏は和紗が泉を好きだということをサラッと暴露してしまう描写が妙に面白かった。
泉が和紗に言ったことは、和紗を全否定するに等しい行為。
そのことを指摘する菅原氏の言葉は、三枝との過去のエピソードもあり、恋愛には鈍感な泉でさえも思わず反省してしまう説得力があった。
噛み合わないようでいて、微妙なラインで噛み合う二人の会話は、とても興味深いものがありました。
後日、和紗が聞いた二人のお互いの感想は「変」。
これは、「可愛い」とか「カッコいい」といった言葉よりも、和紗をモヤッとさせるものがあったようで。
和紗もたいがい「変」だと思うけど、この美男美女がお互いを「変」だと言う関係は、確かに引っかかりまくるものがありますよね。
ひと葉とミロの危ない火遊び
ひと葉とミロ先生の関係性も注目度が高い案件ですよね。
ミロ先生に欲情してからのひと葉はどこか情緒不安定で、いつもの冷静なキャラクターはどこへやら…今の状況に戸惑い涙ぐむ姿はまるで別人のようでした。
ミロ先生を社会的に抹殺する寸前まで追い込んだ、あの作家オーラを振りまくひと葉はどこへ行ったんだ…車の助手席にいる。
一歩間違えばお縄を頂戴する危険な状況の中、ミロ先生は「ある提案」をするんですけど、これがまた文学的というか、なんともマニアックなんですよね。
最初は消極的かつ否定的だったひと葉、実際に学校の中で実行しようとしたところ…こうかはばつぐんだ。
直接的に肉体関係を持つのではなく、あくまでも文学的に脳内で体験する方向に持っていってリスクヘッジするあたりは、やっぱりミロ先生のほうが一枚上手ですよね。
この危ない火遊びで果たしてひと葉は作家として一枚剥けることができるんですかね?
杉本くん、キモい認定される
杉本くんは、百々子の小学校時代の同級生で、今は同じ予備校に通う高校生なんですけど、今回は二人ではじめてのお出かけイベントです。
前回の話を見た限りでは「杉本、いいヤツ」と思ってたんですけど、残念ながらそうではなかった。
ランチでたった200円奢ったことをいつまでも恩着せがましく話したり、百々子の父親がいない、ということに対してはなぜか弱者を見るような態度でマウンティング。
「早く帰りたい」という気持ちのほうが強かったことに加え、帰る途中で送られてきたLINEを見て、杉本くん、最終的には「キモイ」認定されてました。
恋に発展するかどうか、少し期待していたところもあったものの、杉本は百々子のおメガネに叶うことはなかったか~。
レポート50枚の添削結果
文芸部で朗読するり香の姿はもう完全に恋する乙女そのものだった。
天城のことで頭いっぱいのり香の朗読は、自然と気持ちが入り込み、少し「ぽ~」っとした表情がとてもかわいらしかったですね。
でも屋上で添削済みのレポート50枚を渡す時の口調はいつものキツイ感じに戻っていて、この不器用なところも好感度が高い。
「あとで読んで」って言ってんのに今すぐ読まずにはいられない天城の気持ちもとても良くわかる。
それを見て動揺しまくるり香は、慌てて阻止しようとするんですけど、失敗に終わり、レポートは盛大に宙を舞うハメに。
そして一番知りたかった答え…つまり「付き合ってください」のアンサーは、小さな赤ペンで書かれていた。
『よろしくお願いします』(り香)
なんちゅう青春しとんねん(喜)
見つかったり香は顔を最高に赤くして逃亡。
いっぽう、天城は狂喜乱舞。
その喜ぶ声を聞いたり香が階段で嬉し涙を流す姿がまさに最&高だった。
『アホバカなんだから』(り香)
そのアホバカが好きなんやろ?
恋する乙女・り香、まさかの彼氏ゲット一番乗り。
私もレポート50枚書いてみようかな…。
まとめ
アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」第5話「私を知らぬ間に変えたもの」を視聴した感想について書きました。
泉と菅原氏が「変」な間柄になったことにより、和紗はモヤッ。
ひと葉とミロ先生は危険な火遊びを始め、百々子は杉本を「キモイ」認定。
そしてり香♡天城のニューカップル誕生ということで、今回もなかなか荒ぶってましたけど、個人的にはやっぱりこのカップル誕生を素直に祝福したいと思います。
とはいえ、主人公である和紗の恋の行方は、ミステリアスな女神・菅原氏の思わぬ介入により、こじれそうな予感がプンプンします。
これはとても楽しみ…かも。
以上、アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」第5話の感想でした!
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